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広告のチカラ
先日、企画展示の「ひと・人・ヒトを幸せにする広告 - Good Ideas for GoodⅡ- 展」に加えて、常設展示の「ニッポン広告史」を見学した。
今回の展示を見学して、広告が人に与える影響力は大きいなと感じた。
どんなネガティブな内容でも、広告のアイディア次第でポジティブな印象になる。こんなにも印象を変えることができる広告の力はすごく魅力的だと思った。
ひと・人・ヒトを幸せにする広告
第二弾となる今回のテーマは「Humanity(人間性)」。
リオ・パラリンピックの公式ムービー「We’re The Superhumans」
体に障害を持った人たちが色々な競技び挑戦をしているのを、ユニークに表現していて見ていて勇気が出る。
アイディア次第でいくらでもイメージを変えることができると感じた作品だった。
ニッポン広告史
江戸〜現代までの広告デザインが紹介されていて、時代によって変化してきたデザインをみていくのが楽しかった。広告の内容やデザインがその時代を表しているように感じた。
また、資生堂のロゴなど当時のデザインが今まで変わることなく愛されてきたデザインもあれば、グリコのキャラメルのパッケージデザインのように「変わったけど変わっていない」デザインもあった。
「変わったけど変わっていない」デザイン
パッケージによって、大きくリニューアルするパケージもある中で、今までひっそりと変化を遂げてきたデザインもある。
特に、グリコのキャラメルのパッケージデザインはひっそりとアップデートされているのに気が付いた。
初期とくらべると、確かにアップデートされているが、しっかりと「グリコのキャラメル」だ。今まで何人かのデザイナーによって、「グリコ」というブランドのバトンを落とすことなくリブランディングされてきたのだと感じた。
ふむ・・・エモい。
こういったブランドのリブランディングは、簡単に見えるがすごく繊細でプレッシャーのある仕事なのではないかなと思う。すごいなぁ。
広告のチカラ
広告という媒体は、いろんな形で私たちの身近に存在する。
普段私たちは意識するでもなく広告をみているが、自然と目に入り影響を与えている。その印象を左右するのは「作る側」の人たちのチカラだ。言い方を変えると、その人たち次第でいくらでも人を笑顔にすることができる。
そんな素敵な可能性のある札を私たちは持っている。持っている限り、そんな作品を作れる人に私もなりたいなと感じた。