夢の始まり NO1
今から20年前、不登校の子どもたちの適応指導教室のカウンセラーと指導者として、野外活動の下見に余呉町(滋賀県)に来たとき、初めてこの学校に出会ったのでした。 当時は名前も知りませんでした。
余呉町立丹生小学校…のどかな自然の中、屈託のない無邪気な子どもの声が響いていました。良いなあこの小学校、薄いピンクの木造校舎で、後ろに山、校舎に抱かれたような運動場、道を挟んでプールと川、ぐるりと取り巻く山々等…絵に描いたようなところで、私の心をとりこにしたのでした。
夢のまた夢ですが、もし私に力と時間があり、許されるならば、こんなところで不登校の子どもたちを元気にする学校がやってみたいなあ~と思ったものです。
私が幼稚園の先生16年、12年適応指導に当たってきて、一番不登校の子どもたちを元気にしていく効果のある活動は野外活動での自然とのふれあいと、親から離れた場所で寝泊りをともにし、自分のことは自分でしなければならない宿泊活動でした。
もしやるなら、公的な機関では出来ない寄宿を伴った不登校児童生徒のための学校です。