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お引っ越し  NO15

よそ者は入れないっていう感じに逆らってご好意で貸していただいた家に、事務局長が引越しを開始しました!私たちはお金があまりないので、出来るだけ私たちの手でお引越しです!仲間の会社のトラックを終業してから借りて何日にもわたって、移動しました。夜の9時か10時くらいから積み込んで、約1時間移動して、積みおろしたころには、たいてい夜中の12時か1時…地元の人からしたら、変な集団ですよね!知らない人が見たら、夜逃げか?窃盗団か?ってかんじですよね!
そんなこんなで、引越しが終了し、わたしも自宅に週一度帰り、丹生暮らしが始まりました。
一番困ったのは、おトイレです。狭くて、暗くて、穴が開いていて、いわゆる昔のぽっとん便所というもので、生まれて初めての経験。みんなはこういうおトイレの経験者で、何とか我慢して使っていたのですが、わたしはどうしても入れず、近くの町の「茶碗祭りの館」という郷土館の外にある公衆トイレに走っていたのです。なるべく外に行ったときにはおトイレをして帰ってくるとかしていたのです。

ところがところが、ある日、昨夜寝るのが遅かったので、最後のおトイレにいかなかったのです。朝急に、もよおしてきて、さあ~たいへん!

8時です。私たちにとっては朝ですが、丹生の人たちにとっては、朝ではなくもう日常の生活がとっくに始まっている時間です!

服を着替えないと…化粧してない…髪がぐちゃぐちゃ…どうしようどうしよう…とうとう我慢も限界!!!涙まででてきて、もうだめだ~事務局長たちも何やら泣き声を聞きつけて起きてきてくれました!

カッコワル~いくら年をとってるというものの、まだまだ心は乙女です…いやあ~!!!たすけてくれ~!!!結局自動車に飛び乗って「茶碗祭りの館へGO!!」助かりました!でもこんなこと何時までも続きません…やっぱりこの家のチョウ~こわ~いおトイレは使わなくてはいけません!みんなが洋式の便座を探してくれて、それを乗せやっと行くことが出来ました!うれしくて、来る人来る人にそのことを話している私に呆れ顔のみんなでした……へえ~だ!


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