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バイバイ!公務員 NO12
NPOの認証や町への説明会と新しい事業の準備に追われながら、私のなが~い公務員生活もクライマックスを迎えようとしていました。2月に幼稚園児殺害事件があり、その幼稚園の先生や保護者のケアーにものすごい時間をとられ、報告書の山と格闘しながら、カウンセラーとして関わってきた不登校の子どもや保護者との引継ぎや今後の方向性について話をしたり説明をしたり、次年度の予算や決算の締めをしたり・・・であわただしく、毎日深夜の1時2時まで勤務先ですごしていました。
そしてとうとう、3月31日……いよいよ退職です!
教育委員会へ最後の挨拶に…みんな反応は様々で、「なんでや!」「がんばってな」「いろいろあったな。ゆっくりし!」「ごくろうさんやったな」「まだ退職は、はやすぎる」「夢に向かって出発やな」「生活はどうするんや」…などなど
…そう、いろんなこといっぱいあった!そのつど一生懸命にやってきた!悔いはない!適応指導教室ももう私が抜けても大丈夫にしてきたし、この28年間教師としてもカウンセラーとしても全力で切り抜けてきた!少しさびしい気もするけど、もう後ろは振り向かない!…バイバイ公務員!
私には大きな事業が、今、絶体絶命の状態で控えているんですから!…
そんな気持ちで、感慨や感傷に浸る暇もなく退職の幕が引かれたのです。 家に帰って、何冊もの手帳に目を通すと…ああ~このとき、このクライアントと話してたな~、この子は今元気で、大学生か…とか、ああ~このお母さんたいへんだったよな、よくがんばったなあ~…とか逃げ出した子がいたよなあ…たくさんの人に出会って別れて、泣いて、笑って、感動しての連続だった公務員生活。さあ、ここからは私の人生の二幕目がスタートです!
でも、やめるときに教育委員会では、『お前は何を考えてるんや!そんなことやったって生活していけんぞ!』『お前がやれるもんならみんな今までにやってるわ』という先生方あり、『絶対遊びに行くから!手伝いに行く!先生ならやれる!』と言って下さる方ありで、一言一言大切に受け止めて、市役所をあとにしました。
さあ、ここからは私の人生の二幕目がスタートです。
やれる気しか せんもんね~ だって、私理事長ですから!