アンダーワールド(Underworld)を聞きたくて、SONICMANIA 2024にプラチナチケットで行ってきました
2024年夏 8月16日。久々に幕張メッセ深夜のイベントに行ってしまいました。SONICMANIA2024。
同時期に開催される大規模フェス、サマーソニックのサブイベントとして開催される深夜のイベントです。なんだかんだ楽しく、余韻が残っているうちに記事に書いておきます。
今回、アンダーワールドが出るということで久々に堪能してみたいと思い、今回初めてプラチナチケットで行ってきました。
アラフィフの初老になりそうなおじさんなのでなるべく楽に生きたいということで、、、 また朝方までのイベントなのでしっかり休息したいというのありました。
確か何度か訪れた記憶があり、前回は2017年にオービタルが出た時でした。
昔は幕張メッセでエレクトラグライドとかwomb adventureといった大規模電子音楽フェスがよく開催されていまして、私もよく訪問してました。最近は大規模電子音楽フェスも、新木場agehaみたいな大箱も少なくなって寂しいですね。
SONICMANIA(ソニックマニア)とは
元々、夏の幕張メッセで昼間サマーソニックが開催されています。同じ会場を使い深夜帯にダンスミュージックやテクノよりのアーティストを集めて深夜帯に開催するフェスです。
サマーソニックの幕張メッセ側のステージなどをそのまま利用して開催しています。
いつから始まったかと言うと時々ブランクありつつ、2001年からやってたんですね。
ちなみに今回はこんな感じで楽しみました
サカナクション少し
アンダーワールドほぼフル
マネスキン ビクトリアdjセット少し
坂本慎太郎少し
牛尾 憲輔ost liveset 少し
といったところです。今回はアンダーワールドだけ楽しめたら良いやという感じで参戦しました。
今回見れなかったのですが、長谷川白紙やPhoenixも評判良かったようです。
SONICMANIA開催が危ぶまれた、2024年台風7号の接近
今回、大型の台風7号が接近していて、本当に開催できるのか、会場に辿り着けるのがとてもヤキモキしてた状況でした。
2024年の台風7号は960hpaというかなり強力なパワーのまま房総半島に接近していて、もし仮に静岡に上陸したら関東が壊滅する可能性のあるくらい危険な台風だったのです。
そのため、東海道新幹線も東京名古屋間運休、幕張メッセ近隣を走る京葉線も夕方17時以降の減便が危ぶまれる状況でした。
泣く泣く参加を諦める地方のお客さんも多く、自分も辿り着けるのか、中止になるのか、開催するのか、と、とてもヤキモキしてました。
開催当日、たどり着けない開催決行、たどり着けない人は返金可能と発表されて安心できました。
私はこりゃいつ止まるかわからんなと、13時くらいに家を出て早めにつきました。7時の開演まで、数時間喫茶店とかで時間潰ししてなんとかなりました。
しかし、今回の台風は逸れたから良かったものの、海浜幕張も数10メートルの風が吹いたらどうなっていたんでしょうか、、、
ただ、19時の入場時は結構雨風が激しく、ワークマンのレインジャケットとゴアテックスの帽子が非常に役に立ちました。まさかフジロック並みの装備が役に立つとは、、、
ソニックマニア、サマソニに限らず、今回の台風は大きな被害なくて良かったですね。
SONICMANIAの感想
SONICMANIAの良かった点
にぎやか 大規模フェスっぽい祝祭感 大規模なイベントで、観客の声とか遠くから聞こえたりすると謎の高揚感がありますね
食べ物屋が多い 美味しい料理屋や有名なお店も多いみたいです。私は有名なマニアック中華料理の黒猫夜のご飯を食べました。
屋内で冷房が効いている
気楽に行ける
なんだかんだ楽しい
老若男女色々な人が来ている
駅周辺に色々な店があり便利 ホテルに泊まる人もいるみたいですね
ソフトドリンクが激安 熱中症対策なのか、130円で買える自販機も稼働してました。
アンダーワールド
明け方、京葉線の臨時列車が頻発。幕張メッセ徹夜明けイベントっていつも電車待ちをしてるようなきおくがあったのですが、臨時列車を何本もJR東日本が用意してくれていたみたいです。台風対策といい、ほんとお疲れ様です。
SONICMANIAのイマイチな点
ステージによるけど音響が凄まじく悪い
サカナクションと坂本慎太郎を後ろから見てたんですが、かなりきつかったです。サカナクションはとにかく音の分離が悪く、坂本慎太郎はベースが強すぎて、かつ反響がひどく中低域が全く聞こえませんでした。フジロックの音響が素晴らしいだけに、アーティストがかわいそうですね、、、
多分昼間のサマソニと共用してるのでPAとか機材とか色々難しいのも想定できますが、、、アンダーワールドは前の方で見てたんですが悪くなかったです。
昔、電グルvsPerfumeのイベントがあって、その時も音が最悪だったので幕張メッセは難しいんでしょうね。でもwomb adventureとかでここまで音が悪いと感じたことなかったから、バンドとダンスミュージックのバランスとか色々あるんでしょうね。スピーカーが前の方にしかないから、それで全部届けようとしてるのが難しいのかもしれません。
その点、フジロックは凄まじく音がよかったです。もう少し進化して欲しいところです、、、大混雑 台風でガラガラかと思いきやまさかの大混雑 少し人を詰め込みすぎでは。
トイレもかなり列ができていました。でも、よく見ると裏側の屋外に仮設トイレも並んでいました。、入場の混雑。雨と風が吹き荒ぶ中、数十分待たされました。あれ以上天気が悪化したはまずかったのでは。
あくまでもサマーソニックの付随イベントであって、電子音楽やダンスミュージックのフェスとしては中途半端で世界観が非常に弱い。
多分、電子音楽やダンスミュージックのフェスではないんでしょうね。
アーティスト開演前の宣伝映像など、余計な音が多いです。
タイムテーブルのアーティストのジャンルも少し幅が広すぎるように思えました。ゴミが多すぎてマナーが微妙 ゴミ箱たくさん置いてあるのに。これは観客への啓蒙でもう少しなんとかなるのでは?スタッフの労力も減るだろうし。
リストバンドが微妙 使われている書体とかデザインテイストがバラバラです。
良くも悪くもサマーソニック あくまでもサマーソニックの一部として楽しんだ方が良い気がします。単独イベントでないからあれだけの規模の興行が可能なのかもしれません。(食べ物屋台とか)
ソニックマニア プラチナチケットについて
今後、ソニマニに行くとしたら当方はプラチナチケットでしょうか。
ところで、プラチナ観覧席に寿司屋台があり、職人さんがその場で握ってくれます。大トロが3かん2000円となかなかのお値段なのですが、実はかなり美味しいらしいです。次回懐に余力があったら試してみましょうかね。
ソニックマニア プラチナチケットの良い点
クロークが無料で出し入れ自由 普通に使うと2000円かかるそうなので、かなりお得に感じます。
専用トイレが快適。ソニックマニアは気のせいかトイレが結構少なく、タイミングが悪いと数十分待つので非常に快適です。特に女子トイレは列が長いので重宝する方も多そうです。
グッズ売り場も超楽(ただし、当方はアンダーワールドのグッズを買おうと思ったら早々に品切れになっていて買えませんでした)
専用ブース すぐアーティストの近くまで行けるのが非常に良いですね。あとあちこちショートカットルートになっていて、退場混雑とか避けられるのが良い感じです。
プラチナ専用休憩所 マウンテンステージのそばにあり、マウンテンステージまで行けるショートカットも整備されています。背もたれ付きの椅子と机が完備してて仮眠もなんとか取れますね(オフィスでの徹夜を思い出す感じですが、、、)
ソニックマニア プラチナチケットの悪い点
専用飲み物エリアやトイレが1箇所のみ
飲み物買うのに場合によってはかなり混雑する アンダーワールドはプラチナエリアで飲み物買ってて、開始5分くらい遅れてしまいました。プラチナ休憩エリアに自販機置いておいても良いかも。(とはいえ、ドリンクフロアで一曲目のTwo Month Offが聞こえてみんな感動してました)
専用入場口も混んでいる 当日券売り場が1番早く進んだということです。
高い、けど色々快適なので仕方ないのかなと。入場とかもう少し改善して欲しいのと、これ以上高額になったらきついかもしれません。
アンダーワールド(UNDERWORLD)
いわずとしれた大人気テクノバンドです。カール・ハイド(ボーカル)とリック・スミスによる2人組で、1990年代から活動しています。(テクノの前もニューウェーブバンドだったんですよね)
ダレンエマーソンというdjの人も途中まで参加しておりました。ダレンエマーソンはメタモルフォーゼにかなり来てくれていた人気者でもあります。
また、トマトというイギリスのデザインユニットにも深く関わるグループであります。
曲はテクノなんですが、カールのボーカルというか叫びというか独特な声が入るのが特徴です。ニューウェーブの影響があるのか、独特のドラマチックな曲調でとてもいいですね。
機材もミキサーが主役で、多分djのように曲素材を繋いでミックスしてるんでないでしょうか。
余談ながら、ケミカルブラザーズと比べる声がありましたが、また別物な気がしますね、、、アンダーワールドは根っこからクラブカルチャーとクラブサウンドを徹底的に追求してる気がします。曲同士の繋ぎと盛り上げ方がすごいです。
私も何度か見ているのですが、1回目の1995年のレインボー2000は泥酔していて全く見れないという痛恨の一夜だったのでした。あとエレクトラグライドとかでも踊ってる気がいたします。今回は初の素面によるアンダーワールドでした。
2024 ソニックマニアのアンダーワールド
2024年ソニックマニアのアンダーワールドは本当に素晴らしかったです。
セットリストを元に、youtube何曲か探してきたのでおいておきます。
最初が超名曲のTwo Months Off、その後 Dark & Long(この曲も大好き)最後はみんな大好きなBorn Slippyで終わりました。
1時間以上ノンストップで踊りまくり。カールはいつものように歌いまくりの変な踊りで、リックはSSL?のでかいコンソールをひたすらいじっておりました。
なお、TIN THEREってwipeoutという近未来レースゲームがプレイステーションであり、BGMが皆テクノだったのです。そのうちの一曲だったのですよね。まさかライブでやるとはびっくりです。滅多にライブでやらない曲らしいですが、最近はやってるのかしら。、
この後、2024はサマソニ大阪でマウンテンステージのトリのようです。東京のソニックマニアと同じかそれ以上に盛り上がって楽しんでほしいですね。
お二人とも70歳近いのですが元気でした。また日本に来たらぜひ遊びに行きたいですね!
まとめ
ソニックマニアはなんだかんだ楽しかったです。大規模フェスって独特の楽しさがありますね。久々だったこともあり、未だに余韻に浸っています。
やっぱアンダーワールドのサウンドが素晴らしかったですわ。
年寄りですが、たまに動かないと、音楽を楽しまないとダメだわ、と感じさせてもらった一夜です。
台風の中、準備してくれたり運営してくれたスタッフの皆様もお疲れ様です。現地に入るのが大変な方も多かったのでないでしょうか。本当にありがとうございました。
しかし、アンダーワールド好きってこんなにいたの?って感じでした。日常では全く出会いませんが、、、最近はTOFUBEATSやパソコン音楽クラブとか若手の電子音楽家も増えつつあるので、そろそろ大規模電子音楽フェスが復活しても良い気もするのですが、、、、昨今の電子音楽フェスについては思うところも色々あり、後で別記事にまとめようかな。