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【Google Analytics】URLパラメータを使って流入元を把握する
アナリティクスで確認できる流入元は、デフォルトの設定のままだとオーガニック検索やダイレクトアクセス、SNSといったざっくりとしたデータしか分かりません。
しかし、ひと手前を加えるだけでもっと詳細な流入元を知ることが可能です。今回はそのために設定する「URLパラメータ」の作り方をまとめました。
1. URLパラメータとは?
URLパラメータとは、サーバーに情報を送るためにURLに付け加える変数のことで、「?」 をURL末尾につけるとどこからの流入なのか測れるというものです。下記の例でいうと「?」以降がパラメータです。
https://www.aaa.co.jp/campaign/?utm_source=google&utm_medium=listing&utm_campaign=campaign202107
次のような要素で構成されています。(各項目の詳細は後述)
ウェブサイトのURL:https://www.aaa.co.jp/campaign/
キャンペーンソース:google
キャンペーンミディアム:listing
キャンペーン名:campaign202107
手入力で作成することも可能ですが、入力ミスをしないためにもGoogleが提供しているツールを利用することをおすすめします。
2. URLパラメータの作り方
■URL自動作成ツール■
https://ga-dev-tools.appspot.com/campaign-url-builder/
上記URLにアクセスして下記項目を埋めるだけでパラメータURLの生成は完了です。
Website URL(必須)
表示させたいサイトのURL。末尾の「/」まで入れます。
Campaign Source(必須)
検索エンジン、ニュースレター名、またはその他のソースを識別するもの。googleのリスティング広告の場合は「google」と入れています。
Campaign Medium(必須)
電子メールや広告種類などの媒体を識別するもの。googleのリスティング広告の場合は「listing」と入れています。
Campaign Name(必須)
キーワード分析に使用される、キャンペーンを識別するもの。キャンペーンやLPの名称を入れています。
Campaign Term(任意)
広告のキーワードをメモするために使用するもの。
Campaign Content(任意)
同じURLを指す広告またはリンクを区別するもの。A / Bテストをする時には使っています。
作成時には下記の3つのことに気を付けてください、
(1)文字化けの原因になるので、日本語は入れない。
(2)URL内に「?」を2つ含めない。
★URL内にすでに「?」がついているECサイトのページなどは注意!
(3)外部からの流入の場合に使う。【これに関して詳しくはこちら】
3. どういう時に使う?
リスティングなどの有料広告だけでなく、
(1)チラシに印刷するQRコード (2)自社が送付するメルマガ
も実施してみやすいと思います。
例
(1)チラシに印刷するQRコード
ウェブサイトのURL:https://www.aaa.co.jp/campaign/
キャンペーンソース:qrcord
キャンペーンミディアム:dm
キャンペーン名:campaign202107
https://www.aaa.co.jp/campaign/?utm_source=qrcord&utm_medium=dm&utm_campaign=campaign202107
(1)自社が送付するメルマガ
ウェブサイトのURL:https://www.aaa.co.jp/campaign/
キャンペーンソース:owned
キャンペーンミディアム:email
キャンペーン名:campaign202107
https://www.aaa.co.jp/campaign/?utm_source=owned&utm_medium=email&utm_campaign=campaign202107
URLパラメータの作成自体はとても簡単なので、広告をだす時やDMを印刷する時などに取り入れてみてはいかがでしょうか。