もうかの星/Salmon shark heart@東京都足立区北千住-幸楽
2021年3月訪問。
この「もうかの星」とは、全長3mに成長する「ネズミザメの心臓」の事で、地方名での名称が「もうか」、その心臓(ハツ)が「星」と言う事でその名があります。
このサメは寒海を好むようで東北地方から北海道あたりに分布。出荷地として宮城県気仙沼、千葉県、東京都が上げられますが気仙沼が全体の99%を占めほぼ独占。年間を通して流通してますが、比較的多く出回るのは3月頃だそうです。
この日外のメニューボードにこれが書いてあったので久しぶりに食ってみるかと思い店に入りました。
ところで、ネットで出てくる宮城県気仙沼の魚市場に並ぶモウカザメを見ると、みんな血まみれで凄い光景です。
普通魚は血抜きして内臓取ったりして鮮度を保ちますが、このサメは不思議な魚で血が抜けるとあっという間に鮮度が落ちてしまうそうです。これは市場で扱われる無数の魚の中でもモウカザメにしか見られない現象で、理由はわからないそうです。そのためモウカザメだけは血だらけのまま水揚げされるとの事です。
本場仙台では、酢味噌をつけて食べるのが主流のようですが、東京の居酒屋や寿司屋では酢味噌で出す店は見たことありません。
この日はごま油、ワサビ、ショウガ、ニンニク、醤油で食べてみましょう(^o^)
先ずはニンニク&ショウガ醤油につけて…
ううん…(-_-)ニンニクショウガの風味が強すぎ(-_-)
ワサビ醤油はあまり生臭さが消えない(-_-)
ごま油ニンニクショウガは生臭さは感じないけど、肉の食感しかわからない(-_-)
そのまま薬味無しで醤油だけで食べたら結構生臭かったです(-_-)。けっして不味いわけではありません。楽に完食しましたので(^_^)
地元漁師さんはモウカザメの鮮度を保つために船上で血抜きをせずに市場まで持ってきて、市場で解体処理をしているらしい。
モウカザメだけに関しては血抜きをしてはダメ。と言うことは津本式究極の血抜きは使えない。
鮮度が高く、食感の良いモウカの星が食べたければいかに「血」を保つのが大切らしい。
このサイト↓非常に勉強になりました(^o^)