しぞーかおでん/Shizuoka Oden@静岡県葵区-青葉おでん街 ろまん
2021/12/2訪問
この日は朝に下記、静岡県牧之原市役所を中心にオリンピックレガシー巡りをしました↓
そしてこのお寿司屋さんにも行きました↓
私は旅行に行けば、いつもその地でしか食べられない物をビールと共に味わい、地元の人達に色々とローカルな話を聞かせて頂く事がたまらなく好きです。
そんな思いの中、JR静岡駅北口から徒歩約12分の範囲に、理想的なカウンターだけの店でおでんを提供する小さい個人店が集まる『おでん横丁』と『おでん街』があります。
今回初めてこの青葉おでん街の方に来てみました。
この地における2つのおでん酒場密集エリアは戦後、市役所前の青葉通りに軒を連ねていた約200?のおでん屋台がルーツ。その後1957年の都市開発でおでん屋台は廃業または移転することとなり、現在の青葉おでん街と青葉横丁に分かれて営業を開始したとの事。
この日はどの店が良いのか全く調べなかったので行き当たりばったりです。とりあえず左右に連なる店を観察しつつ奥へ進みます。
店前でキョロキョロしてたら、中からいきなりおやっさんが出て来て、熱心で感じの良い呼び込みに惹かれ中に入りました。
入ってすぐ左におでんが煮込まれてる調理器具があり、汁が黒いのが印象的です。
ちなみにネットで静岡おでんの特徴を調べると…
1.黒いスープ
2.串に刺さっている
3.黒はんぺんが入っている
4.青海苔、だし粉をかける
…と書いてあり、スープの黒さについては
鰹と昆布だし牛スジを加え、濃口しょう油を使い毎日継ぎ足されることで黒くなっているとの事です。
やはり私の住む埼玉や東京あたりのおでんとはちょっと違います。旨いですよ(#^.^#)
入口に書いてあった3品が気になったので全部注文してみることにしました。
桜えびのお揚げなのに、更にマスターがこれをかけろと言わんがばかりに桜えび粉末の入った唐辛子を出してくれました。
旨いですよ。これは非常に珍しくて良かったです。東京あたりの居酒屋では絶対食えないでしょう。
静岡と言えば連想する食材を使ったおでん、非常に美味しく、ローカル感がふんだんに溢れていて非常に良いです。
ちょっとおでん以外の物をと思い注文。マスターが桜えびの繊細な味が損なわれるからソースはかけずそのままでお召し上がり下さいとアドバイス頂きました。
余談ですが、以前千葉県勝山でイカメンチを食った時もソースは要らないと書いたのを思い出します↓
桜えびクリームコロッケも珍しく非常に良いです。これも旨かったです。
最後は黒色スープに溶け込んだ牛スジエキスがタップリ染みこんだ大根と、その牛スジを注文。
見た目は大根も黒く染まってるので、味が塩辛そうに見えますが全くそんな事はありません。継ぎ足しによって慈味深くマイルドです。牛スジはおでんにしては結構量があるので食べ応えがありました。
今回入ったお店ではマスターから静岡駅周辺の居酒屋と、おでん街おでん横丁との違いなど興味深いお話しも色々聞けて良かったです。何よりも本当にここでしか食べられない理想的な静岡食材の物がいくつも楽しめ更に良かったです。
おでん街は他にも個性的なお店がまだまだありますので、次回は違うお店にも入ってみたいと思います(^o^)