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ハタチになる、その前に

どんな大人になりたいかの言語化から今まで逃げ続けていた。

自分が現状に満足していた。だから、将来のことはその都度考えていけばいいやと思っていた。けど、恋愛と同じで理想がないと飲まれるだけだなと気付きを得た。簡単なことなはずなのに気づくまでにうっかり大人と言われる歳になってしまった。今更ながら、立ち止まって考えてみても遅くないんじゃないかと思って書いてみようと思う。

さて、タイトルにある通り二十歳になる前に仕上げるはずだったこのnoteも一か月以上寝かしてしまった。大変なお寝坊さんだこと。どこの誰に似たんだか。でも、私のnoteはこのくらいがちょうどいいと思ってる。期限がないからこそちゃんと自分に向き合って、納得するまで書く場所にしたい。

こういうお菓子がたまらなく好き。味とかじゃなくて存在が好き。
誰かわかってくれる人いないものだろうか…

大学生になってから、少しだけ社会を覗く機会に恵まれた。早朝のパン屋、レストランのホール、コンビニ商品の仕分け、土木設計書を書く仕事、youtube台本を書く仕事、夜寝るだけの夜勤バイト…
そして気づいた。思っていたよりも社会は今までの生活の延長線上にあって、すぐ近くにある。学生気分と社会人を一緒にされたら怒られるかもしれないけど、必要とされる能力や生活習慣は今と変わらないと思う。大人になっても何か決定的に変わったりはなくて、今の延長線上にしかない。あんだけ遠くに感じていた大人がすぐ近くに来ているということを実感する。

インターンの仲間や社員さんと食事に行ったときにこんな話をした。
「みんなの人生の最優先事項はなに?」
ある人は「家庭を作って守ること」。ある人は「ほかの人に勝つこと」…
日々から全然考えたことなかったけど、とっさに「自分が楽しければいいっすね」と。その場にいた全員、「田口くんはそんな感じがする」と言ってくれた。自分の生き方と行動が一致しているという自覚と他の人からの客観的な視点が得られてうれしかった。

きれいな秋晴れの日だった。
一人になる時間がないと前に進めないということに最近気づいた。

この会話もあって、これから10年間の展望。それだけは建てようと思った。一生の軸なんてものは私には似合わないだろう。その場で面白いと思える方向に舵を切る生き方をこれからもしていくんだ。具体的に10年間を考えていくと、まだ半分くらい学生期間。今の生活をどうしていくかと新しい生活について考えよう。

学生期間の後期
大学に入った時の目標は、「社会を見る切り口としての専門分野を身に着ける」こと。でも今のところ怠け気味。1年生のときは高校の時頑張っていたし、その休養期間だと思っていたけども、充実していない生活は疲れが取れるわけでもなさそうだから、とりあえず動こうと思う。もう一度この2年半でさび付いてしまった面白そうアンテナを磨き上げることから始めるのも悪くないかな。

新米社会人
仕事中心に2,3年間はやってみようと思ってる。仕事なんて絶対につらいし、最初のほうって楽しさよりつらさが勝ると思う。でも、つらい時こそ自分にない力を手に入れられるチャンスだろうと思うからまずはやってみる。大学1年生の時に大企業を辞めて小樽でカヤック体験を営んでいる方にお話を聞く機会があった。
「大きな会社に入ったら最初の一年くらいは雑用ばっかりやらされて楽しくないよ。だからと言ってその雑用をおろそかにしてはいけない。なぜなら上司は雑用すらできない人に大切な仕事は任せたくないだろ?」
この話を聞いてから、今やっていることに意味がないからと言って、辞めてしまったり手を抜いてしまうということは自分の将来を狭める行動なのだろうと感じた。
だから、この期間だけは自分の中心を仕事に据えてみて、つまらなくても意味がないと思えても正面から真摯に向き合いたい。そしたらきっと後悔なんてしない20代になるだろうな。

他人本位のクリエイター活動は本当につらい。
自分のためだけのクリエイターはすごく贅沢だけど、
それで食べていける人はどれほどなのだろう。

逆に、一生変わらないだろうと思える大きな枠はある。『素敵な大人になること』素敵の中身は変わるかもしれないけど、偉い大人でもすごい大人でもなくて素敵な大人になりたい。それだけはきっと変わらない。

私の大切な友人もこれからの人生の軸をnoteにまとめていた。改めて文章にして彼の人生の軸と自分の軸を比べてみると、私の軸はあまりにも自分本位だなと感じる。彼の人生の軸には常に誰か相手の影を感じる。サービスや価値を提供するカスタマーや彼の仲間たちへ向けてなど。一生追いつけないんだろうなと感じて、そんな人が近くにいることに少し嬉しくなった。今までもこれからも、自分が成長するときには周りに仲間がいることを忘れずに感謝し生きてゆきたい。


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