私の好きなカバーソング(112)「The First Noel(牧人ひつじを)」Akiko、ナット・キング・コール、チェット・ベイカー、EW&F、メアリー・J. ブライジ、ペンタトニックス
この季節は毎年クリスマス関連の楽曲が生まれ、定番を含め大量にラジオやサブスク、MVに登場します。昨年は近年好きなクリスマスソングとして「In the Bleak Midwinter」を紹介しました。今回は自分が過去イチ気に入ってるクリスマス曲です。地味ですが・・・
高校の音楽の授業で歌った曲です。カトリック系の学校で、授業では多くのクリスマス曲や讃美歌を習い覚えました。ポピュラーソングも授業でたくさん出てきて、音楽の時間は楽しかったです。
ノエルとはフランス語でクリスマスのことで、最初のノエル(The First Noel)はイエス・キリストが生まれたその日を指すんですね。歌詞はイエス・キリストの誕生を祝い、神さまを称える内容なので讃美歌です。「まきびとひつじを」という日本語タイトルについてはよくわかりません。
ジャズ歌手のAkiko(1976-)さんは2006年にこの曲を取り上げ、映画のサントラとしても使われています。フェイクのないストレートな歌唱が声の良さと曲の素晴らしさを引き立てます。
ド定番と思いますがナットキングコール(1919-65)さんです。甘くて深くて艶のある声、ホントにイイです。クリスマス曲を歌うシンガーのランキングがあれば自分にとってはナンバー1ですね。
ジャズトランペッター・シンガーのチェット・ベイカー(1929-88)さん、録音時期不明ですが1986年リリースの作品です。ボーカルがないのがちょっと残念。
アース・ウインド&ファイア(EW&F)2014年のアルバムからです。以前から「Reasons」「I'll wright a song for you」といったEW&Fのバラード作品が大好物なので、このクリスマス曲集もイイです。この曲ではフィリップ・ベイリーのボーカルをホーンやストリングス、コーラスが優しく包み、終盤にベイリーさんのファルセットが炸裂します。
メアリー・J. ブライジ(1971-)さん、2013年のクリスマスアルバムです。後半の盛り上がりがすごいですね。
最後は美しいコーラスで締めましょう。米国の5人組アカペラグループ、ペンタトニックスの2014年の作品です。