私の好きなカバーソング(97)「My One And Only Love」ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン、ジョシュア・レッドマン、カーメン・マクレエ、スティング、カレン・ソウサ
1953年に書かれた曲でフランク・シナトラが最初に歌ったらしいですが、一気に有名になったのが名盤「ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン」(1963)です。自分も後年このアルバムでこの美しい曲を知りました。このアルバムはコルトレーンの名盤「バラード」の続きで、コルトレーンのカルテットにジャズシンガーのジョニー・ハートマンを迎えています。こちらも収録曲全てが名演です。
愛する彼女をベタ褒めして、手が触れただけで天国にいる気分、キスが自分のハートに火を灯し、この世で愛するone and onlyのキミにこの身を全て捧げると宣う恋の絶頂期、ラブラブ気分満載の甘々歌詞です。メロディーも甘美です。
米国のジャズ・サックス奏者ジョシュアレッドマンさん(1969-)のカルテットでのライブアルバム(1995)からです。こちらはコルトレーン版と異なりアドリブもたっぷりでエモーショナルな演奏です。さすがは現在最高峰の王道テナー奏者です。
ジャンルを問わず多くのシンガーによるカバーがありますが、3つだけ紹介です。
女性ジャズ歌手の大御所、カーメン・マクレエさん(1920-94)の1955年のアルバムからです。スローな貫禄の歌いっぷりです。
映画のサントラに使われたスティングさん(1951-)バージョンです。ジャズスタンダードを歌ってもスティング節はかわりません。映画は観てませんがどんな場面で使われたのでしょうか?
アルゼンチンのジャズ・ボサノバ歌手でソングライターのカレン・ソウサさん(1984-)の2019年のスペインでのライブ動画です。イイ声ですね。