私の好きなカバーソング(61)「Moon And Sand(月と砂)」キース・ジャレット、チェット・ベイカー、ケニー・バレル
キースジャレットのスタンダーズトリオのアルバム「Standards, Vol. 2」(1983)で知った曲です。キース自作の「So Tender」に続く2曲目で、この曲から隠れた名曲の沁みる演奏が続きます。
月夜の浜辺での一夜の逢瀬を描いた作品で、1941年に作られベニーグッドマン楽団によって最初に演奏されました。このキース版ではイントロとアウトロが印象的で、特にアウトロでは同じメロディが3回繰り返されますが、美しさの極みでひとつの独立した作品のようです。
チェットベイカー(1929-88)は米国のジャズ音楽家でトランペッター&シンガーです。そのボーカルは中性的な声が日本でも人気あり、日本公演のライブ盤もあります。
ケニー・バレルは1950年代から活動しているジャズギタリストで、現在90代になります。ブルース感溢れる演奏で、夜に聴きたいアーチストです。この曲のムードにぴったりです。1965年のアルバム「Guitar forms」からです。
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