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私の好きなカバーソング(91)「Love Is Blue(恋はみずいろ)」ヴィッキー・レアンドロス、ポール・モーリア、ジェフ・ベック、ジョージ・ベンソン、デオダート

イージーリスニングやBGMのゴールドスタンダードのような曲なので多くの方が耳にしていると思います。
1967年に欧州のポピュラー音楽コンテストで入賞した曲で、その翌年にポールモーリアさん編曲の楽団バージョンが大ヒットし、世界中に拡がったようです。
原曲は「L'amour est bleu」というタイトルの仏語ですが、各国語での訳詞があり日本語版は森山良子さんが歌ってます。恋する女性の揺れ動く心を空と海の色に喩えてその歓喜を表現しています。

その1967年のコンテストの動画です。ギリシャ出身でルクセンブルク代表のヴィッキー・レアンドロスさんです。このときまだ18歳、入賞順位は17曲中4位で、これだけ有名になった曲なのに1位じゃなかったんですね。ヴィッキーさんはその後も歌手として活動し、日本でもVicky(ヴィッキー)としてレコードを出してます。

この曲を世界に広めることになったポールモーリア楽団の2011年版です。私たちが聞き慣れているのはこちらだと思います。イージーリスニング音楽は積極的に聴くことはあまりないですが、日常さまざまなところで流れてるのでいい曲はつい聴き入ってしまいます。因みにポールモーリアだとオリジナルの「蒼いノクターン」という曲がとても気に入ってます。

ギター殺人者?ジェフベックさん(1944-2023)の1968年のアルバム「Truth」のボーナストラックにこの曲がありました。コーラスやアレンジがイージーリスニングぽくてポールモーリアに寄せてる感があります。

大御所ギタリストでシンガーのジョージベンソンさん(1943-)は今年リリースの最新アルバムで取り上げてました。お得意のギターとボーカルのユニゾンが絶好調で御年81歳でまだまだバリバリと思ったら録音は35年前で今回はリマスターのリリースということです。つまり全盛期のジョージベンソンですね。

デオダートさん(1943-)はクラシックの名曲をクールなブラジリアンフュージョンに昇華させる私の大スキなアーチストです。この曲は1979年の作品ですがバッハの名曲の中に「恋はみずいろ」のテーマが見え隠れします。アルバムジャケットは謎の足ですが。



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