私の好きなカバーソング(66)「If It's Magic」スティービー・ワンダー、カエターノ・ヴェローゾ、ブランディー・ヤンガー
スティービーワンダーの歴史的名盤「キーオブライフ」(1976)収録です。このアルバムは全曲が名曲です。この曲はハープがバックでシンプル、壮大なアルバムの中では目立ちませんが、谷間の百合のような存在です。ハープを弾いてるのはドロシー・アシュビーさんというジャズハープ奏者で、このアルバムリリースの10年後に亡くなっています。詞の対訳(ポリドール版)は冒頭だけですが、
もしもこれが魔法なら…
なぜ永遠に続かないのだろう
いつも輝く太陽のように
詩人の尽きない詩のように
銀河のように
スティービーさんによると、itはloveだけどloveと言いたくなくてitにしたということです。
ブラジルの至宝、カエターノヴェローソさんの2004年のカバーです、
ジャズハープ奏者のブランディー・ヤンガーさんは2023年のアルバム「Brand New Life」でカバーしてます。スティービーのオリジナルでハープを奏でたドロシー・アシュビーを尊敬しインスパイアを得た作品集とのことです。
この曲はハープの音色がしっくりきますね。