見出し画像

私の好きなカバーソング(115)「The Wind」キース・ジャレット、チェット・ベイカー、マライア・キャリー、ジューン・クリスティ

今年最後の投稿です。前回の「The Peacocks」と同じようなテイストの曲です。
キース・ジャレットさんのピアノソロ・ライブアルバム「パリ・コンサート」(1988)で初めて聴きました。キースのソロコンサートはトリオのときと異なり、基本即興曲ばかりです。それでも終盤やアンコールにスタンダードやこの曲のようなとんでもなく素晴らしい宝石のような曲を演奏することがあり、全く油断できないのです。。。
この曲はジャズピアニスト、ラス・フリーマンさんが書いた曲です。美しい曲と演奏を聴きながら、風のように過ぎていく1年を振り返り、感傷に浸りますね。

チェット・ベイカーさんの1954年の「チェット・ベイカー&ストリングス」に曲の作者ラス・フリーマンのピアノとの共演が収録されてます。

マライア・キャリー(1969-)さんは1991年のアルバム「Emotions」で自分で詞をつけて歌いました。
風が貴方を連れて行ってしまった・・・死ぬには若すぎる、と遠い空へ旅立ってしまった恋人を想い嘆く、哀しい詞です。

米国のジャズ歌手ジューン・クリスティ(1925-90)さん、1956年の作品です。詞はマライアキャリー版とは別モノですね。ちょっと掠れた低い声がなんともイイです。

みなさま、よいお年をお過ごしください。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集