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私の好きなカバーソング(101)「ケルン・コンサート(Köln, January 24, 1975, Pt. II C)」キース・ジャレット、村治佳織、アントニオ・アドルフォ、パトリシア・ベイゼンズ、ラウラ・ポルドベール、Threesome

先日NHK Eテレで放送された「星野源のおんがくこうろん」という番組でキース・ジャレットさんが特集されました。小曽根真さんも解説員として人形で登場し実演もありました。番組の中でこの歴史的名盤「ケルン・コンサート」についても語られました。私は学生時代に先輩からレコードを借りカセットテープに録音して聴き込み、CD化されたときにはすぐ買いました。
このアルバムはキースのたった一夜の即興ピアノコンサートのライブです。もちろん1曲目の神がかった最初の一音から通して聴くのがお奨めです。この「Pt. II C 」はアンコール部分で、ひときわ美しいメロディーのエモーショナルな演奏です。
この名演が生まれた背景、裏話、アルバムジャケット写真の謎はNabeさんのnote記事に非常に詳しく、読み物としてもとても面白く語られているので紹介させていただきます。

この曲はそもそもアドリブ演奏なのでカバーはありえないはずですが、ひとつの完成した曲として「Memories of Tomorrow」というタイトルがつけられていて、いくつものカバーがありました。
ギタリストの村治佳織さん(1978-)は2010年のアルバムで取り上げています。

アントニオ・アドルフォさん(1947-)はブラジルのピアニスト・アレンジャー・作曲家で、2013年のアルバム(邦題:すばらしき融合)で取り上げてます。

オランダのジャズ歌手パトリシア・ベイゼンズさん(1956-)の1990年のライブ、ベースとのデュオです。歌詞の作者や内容は分かりません。

Laura Põldvere(ラウラ・ポルドベール、1988-)さんはエストニアの歌手です。2012年リリースの作品です。

Threesomeはシンガーのマリーン、ギタリスト吉田次郎、ピアニストクリヤ・マコトという強力トリオで、2016年の初アルバム「Cubic Magic」で取り上げました。この曲にはマリーンさんは登場しません。

なおキースは6年前に脳卒中を発症し左半身まひになりました。「おんがくこうろん」の最後の方で触れられましたが、現在も懸命のリハビリ中とのことです。

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