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私の好きなカバーソング(111)「A Nightingale Sang In Berkeley Square(バークリースクェアのナイチンゲール)」ソニー・ロリンズ、バド・パウエル、マンハッタン・トランスファー、ナット・キング・コールとグロリア・エステファン、ロッド・スチュワート


「Nightingale」ジョージ・アダムス

この曲はサックス奏者ジョージ・アダムスさんのリーダー作で日本制作の「Nightingale」(1989)で知りました。有名曲を集めたアルバムですがこの曲が最も印象に残りました。元々フリージャズに近いサックス奏者でしたが優しいメロディーを朗々と豪快に吹き歌心あふれる作品集です。アダムスさんは1992年に他界し、残念ながらこのアルバムは現在サブスクで聴けません。
ここではソニー・ロリンズさんの2000年のアルバム「This Is What I Do」からです。

カリスマジャズピアニスト、バド・パウエルさんの1956年のアルバムからです。

1939年に英国で書かれた曲です。ここでのnightingaleは昔々の看護師さんではなくてツグミ科の小鳥で全長約16cm。春から夏に昼も夜も美しくさえずり,ヨナキウグイスとも呼ばれますが日本にはいないらしいです。ロンドンに実在するバークリースクェアという広場で恋人同士が過ごした魔法のような夜を歌っています。広場ではナイチンゲールが歌い、その歌声が二人の愛をさらに美しく、深く忘れがたいものにしたんですね。
マンハッタン・トランスファーはアルバム「Mecca For Moderns」 (1980)で取り上げました

ナットキングコール(1919-65)さんとキューバ生まれの米国の歌手、グロリア・エステファン(1957-)さんは「A Sentimental Christmas with Nat "King" Cole and Friends: Cole Classics Reimagined」というコールさんの2021年リリースのクリスマスアルバムで時空を超えたバーチャルデュエットをしてます。2人の艶のある声とハーモニーが素晴らしく、超お薦めです。

最後はロッド・スチュワート(1945-)さんです。ロッドさんの唯一無二のしわがれ声はこの曲のような優美なスタンダードや自作のバラード曲で威力を発揮します。2004年リリースの作品です。ジャケット写真がちょっと違和感ありますが。。


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