私の好きなカバーソング(76)「Rivers of Babylon(バビロンの河)」ザ・メロディアンズ、ボニーM、リンダ・ロンシュタット
この曲のオリジナルはジャマイカのレゲエ・ボーカルグループ「ザ・メロディアンズ」が1970年にリリース、1972年にジャマイカのレゲエ歌手ジミー・クリフ(1948-)が主演した映画「ザ・ハーダー・ゼイ・カム」のサントラに収録されてます。
「バビロンの河」は旧約聖書に出てくる、ということで説明は引用・受け売りばかりになるので割愛します。地理的には現在のユーフラテス川のようです。曲そのものはきれいなメロディーの明るく軽快なポップチューンです。
私がこの曲を知ったのはディスコでした。1978年にドイツのディスコバンド、ボニーMがカバーし、世界的にヒットしました。映画とサントラの「サタデーナイトフィーバー」から始まった(と自分は思っている)ディスコブームはちょうど大学入学に重なりました。当時ディスコは貧乏学生の懐にも優しくサークル仲間とよく行きました。
ボニーMは「サニー」「怪僧ラスプーチン」とともによくかかってました。他に有名どころアーチストではビージーズ、EW&F、クール&ザギャング、ドナサマー、シック、アバ、マイケルジャクソン、ビレッジピープルの曲や、デビッドボウイ「レッツダンス」、ロッドスチュワート「アイムセクシー」、ブロンディ「ハートオブグラス」もよくかかりました。チークタイムではEW&F「アフターラブハズゴーン」、つのだひろ「メリージェーン」が定番でしたね。
初めてディスコに行ったとき戸惑ったのはいくつかの曲には決まった振り付けとステップがあり、フロアで踊る皆さんは縦横きれいに整列して振り付け通りに整然と踊っていたことでした。私は各人がジョントラボルタを気取って自由気ままにかっこつけて踊ると思ってたので驚きました。まるで幼稚園のお遊戯会かと思いましたが、そういった踊りのスタイルはその後自然消滅していったと思います。
昔日のディスコの話、つい長くなりましたが、曲名もアーチストも知らないのに記憶に残る曲もいまだにあって、音楽は楽しいと実感する貴重な体験だったと思います。
リンダ・ロンシュタットさんは1976年のアルバム「Hasten Down the Wind(風にさらわれた恋)」で取り上げてます。男性陣とのコーラスが素敵な54秒の短い作品です。ジャケット写真もイイですね。
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