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私の好きなカバーソング(114)「The Peacocks」ビル・エバンス、スタン・ゲッツ、フレッド・ハーシュ、ハービー・ハンコックとウェイン・ショーター、エスペランサ・スポルディング

ビル・エバンスやリッチー・バイラークの耽美的なピアノ演奏で知った曲です。米国のジャズピアニスト、ジミー・ロウルズが1968年に書いた曲で、美しいメロディに魅了されてしまいます。
今回もビル・エバンスのピアノトリオからです。このアルバムは1977年録音ですが、リリースされたのはエバンスさんが亡くなった翌年の1981年です。

テナーサックスのレジェンド、スタン・ゲッツと曲の作者ジミー・ロウルズの1975年の共演作がこの曲の最初の録音とされてます。ジャケットのイラストはピアノになったpeacock(孔雀)が描かれてます。

今回は耽美派・抒情派ピアノ大集合です。
現役ピアニストで最もリリカルな演奏をするとされ、ピアノの詩人と評されるフレッド・ハーシュさん(1955-)の1987年のトリオ演奏です。ベースは巨匠チャーリー・ヘイデンさんです。

1986年の映画「ラウンド・ミッドナイト」、ハービー・ハンコックがプロデュースしたサントラ盤からです。この曲はハービーのピアノ、ウェイン・ショーターのサックス、そして映画の主演はサックス奏者のデクスター・ゴードンでした。映画のモデルは天才ピアニスト、バド・パウエルとされてます。映画を観てから40年近く経ちますがいまだに耳と眼に記憶が焼きついています。ウェインショーターのソプラノサックスとハービーのピアノ、沁みますね。

ベースとボーカルが主のマルチ楽器奏者で今や若きカリスマのエスペランサ・スポルディングさん(1984-)の2006年のデビューアルバム「Junjo」からです。ピアノはAruan Ortizさん、エスペランサさんの力強いベースとボーカル(ボイス)が堪能できます。


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