私の好きなカバーソング(63)「Ponta de Areia(砂の岬)」ウェイン・ショーター&ミルトン・ナシメント、エスペランサ・スポルディング、THE BOOM
ジャズサックスのレジェンド、ウェインショーター(1933-2023)のアルバム「ネイティブダンサー」(1975)でこの曲を知り、同時にミルトンナシメント(1942-)のことを知りました。
ミルトンナシメントさんは1970年代以後、ブラジルを代表するシンガーソングライターで、ウェイン・ショーターのこのアルバムにゲストとして参加してジャズ界でも注目される存在となりました。
この曲はナシメント作で故郷の自然や人々を歌っており、タイトルは廃線となっている駅の名前らしいです。とにかく声が素晴らしいと思います。ウェインショーターのソプラノサックスの音色と見事にかみ合ってます。ブラジルは行ったことないけど、こういう牧歌的で郷愁をそそる作品を聴くとなつかしさを感じるのは世界共通ではないでしょうか。
ちなみにウェインショーターは奥さまがブラジル人で奥さまの強い推しでナシメントさんと共演となったそうです。このアルバムにはその奥さまの名前を冠したショーター作の曲もあります。
エスペランサ・スポルディング(1984-)さんは米国のジャズベーシストでありシンガーですがさまざまな楽器をこなす天才的なアーチストです。2008年のリオデジャネイロでのライブ映像です。ベースを弾きながらのボーカル、カッコよすぎですね。
THE BOOMの1995年の作品で日本語詞でカバーしています。こちらは2011年のライブです。原曲はブラジルがテーマですが、ここでは沖縄の情景が浮かんできます。