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龍が如く7プレイ日記

短期集中で遊んで面白かったため、熱のままに雑多なプレイ感想を書いた
乱文ですが何かの参考になれば幸いです

プレイのきっかけと事前知識

・シリーズに前々から興味はあった(バカゲーなことは知っていた)
・好きな配信者がやり始めた(再生リスト直リンク)
・7は主人公交代のタイミングでとっつきやすいと聞き購入
ちなみに購入した3日後に60%オフセールが来た/後悔はしてない…

このゲームについて知っていたことと言えば、真島の兄貴の外見と、真島の兄貴がキャバ嬢やってたことと、「桐生ちゃん」の名前と声だった(ハンコック(Fallout4)が声優つながりで桐生ちゃんと呼ばれていた)ため、あの眼帯の人が桐生ちゃんで、例の声で喋ると思っていた。全然違った。

普段マイナー洋ゲーばかりやっているゲーマーがたまに国産の大手会社作の売れているタイトル(風花雪月→剣盾→これ)を遊ぶと、あまりの遊びやすさに感動する
翻訳やら文化の違いやらが原因かは分からないが、普段ゲームをしている際にいろいろなストレスを楽しさで打ち消しながら遊んでいるんだな…みたいなのを感じる

ここがよかった如く7

・ストーリー
全く期待していなかったこともあり、いい意味で裏切られた(自由度の高いゲームはストーリーあっさりになる傾向があるため)。極道同士の単純なドンパチを想像していたので、メインストーリーの面白さ、情報開示の手順の上手さや、各々のイベントのインパクトに唸らされた。普段ゲームのストーリーを褒めることのない私がこれだけ褒めているというのはほんとうにすごい。

・主人公のキャラクター
情に熱くて、程よくバカで愛嬌があって、そしてレスバが強い。人格のまっすぐさが言動に現れていて非情に好感が持てる。正直ゲームの主人公苦手がちだが、春日は見ていて気持ちのいい主人公だった。激動のストーリーに流されながら、振り回されながらもしっかりと己を貫く春日の姿がとてもよかった。

・その国の人が中国語/韓国語で話してるっぽいところ

・「会社運営/デリヘル」システムのおかげで、感動系サブスト自体には傷をつけず笑いどころが生まれる
柿の話とか、しっかり感動した上で最後にデリヘル力士が出てきて不意打ちで笑ってしまった。春日のキャラがいいため人情話も割と聞けるけど、斜め上からネタが降ってくるのはなかなか変なツボを刺激されて好き。

・RPGのツボは押さえている
非現実的な要素はドラクエ大好きな春日の妄想、という設定がいい(ゲーム脳だと共感してしまうところもある)
転職も自由度高くて楽しい、ダンサー統一とかやりたいすね

・見応え抜群のスジモン図鑑
敵キャラの進化のバリエーションとか好き/オタナイトとバケツ被った清掃員が特に好き
上記の「春日の妄想」という前提があるため、ヘンテコな外見でも許されるところがいい。街では普通の外見なのに、エンカウントした瞬間本性が露わになるのが面白すぎる

・なかなか他のゲームでは味わえない「リアルな街並み」
このゲームに触発されて横浜に移り住んでしまった方のレポとか見たけど、わかるな〜という感じ。フォトリアルなゲームはかなり好きですが、それが身近な景色だとここまで面白い/本当に何気ない風景がいい
あと行政関係の解像度がやたら高くておもしろい、ハロワの内装とか

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▲こういうのの話

章ごとプレイ雑感

途中から加速的に長くなっていく

1 光と影
シリーズ初プレイだったため、思ってたより自由度の低いムービーゲーだな!?が正直な感想。2000年の空気感を味わえるのは希少なのでこれからプレイする人は存分にここを堪能すると良いと思う(私は割と急いでしまった)。
若の不安定さ、惨めさがなんか好き。おやっさん好き。春日も熱くていい男だなと好感が持てる。

2 血の再会
この時点でも既に「荒川のおやっさんは何か理由があって春日を撃っている」ことが分かる作りは演出が上手いと思う。当面「なぜ荒川組がこんな状況になっているのか」を追っていくストーリーか…と導入のフックとしてはいい感じ。

3 どん底の街
私がやりたかったのは限界ホームレス生活ではなく、極道ゲームだったんだけど…とフラストレーションの溜まるあたり。話の流れとしては分かるけれども、汚い・不快・金がない…で思ってたゲームと違うぞ!?
しかも行政やホームレスの解像度がやたら高いのがまた嫌な感じ。ハローワークの作りとか空気感が本当にすごい、あまり他のゲームでは得れない快感があり、街並みと同じくらい写真を撮ってしまった。
(最終的なゴールが見えているので批難はできるけど)この時点では過激とはいえブリーチジャパンが完全に悪いとも思えないのでやたら露悪的に描かれているのはノりきれない感じ(どうしても違法は違法だからな…という思いがある)(法を犯しでもしないと居場所がない人たちがいる、という部分が最終的な本論であることは分かるが…)。
あとホームレス相手のシノギは本当によくわからん…(これ序盤になんとなく流してしまっただけで見返してみると納得できる部分があるのだろうか/死体流し周りの話が関わってくるのか…?)。

4 横浜の龍
この頃はとにかく「関わった人物が手当たり次第にショッキングな死を迎える」ストーリーだと勘違いしていた。あとから思い返すと店長の死はかなり重要なシーンだったし、このシーンの空気感は異質。
ヤクザ老人ホームは上手いシノギなんだろうか、実際年金の不正受給に関わっているヤクザ自体はいるが。医者も抱え込めば死亡診断書とかも偽装できるもんかな…葬儀とかどうなんだ。隙が多そうではある。
高部のカシラも星野会長もこの時点でだいぶ好きだった。

5 流氓の民
さっちゃんいいキャラしてるし馬渕を追う流れが異様にコミカルで好き。変な感じの信頼を受けている柄シャツマンこと鄭さんが面白い。
この世界に偽札造りほど好きなものもないのに、紙束を見た時点で気付けなかったのが悔しい。事業はもうちょっと怪しくないように偽装しろよ!!!(決算報告からこの会社おかしくね…?と目を付けられるやつだ!)
ナンバの正体から逆算すると、春日とさっちゃんの偽札受け渡しの際にぶつかったのはわざとか…?とも思うがこれは事故なんだろう(偽札に繋がるものなら持ち帰りたいだろうし)(後々対立する展開入れるならここでナンバにヘマをやらせたのは悪手だと思う)(というかここで「ナンバ怪しくないか…?」と思った。怪しいけどこことは関係なかった)。

6 戦禍の銃爪
吊るされたシーンがあまりに絶望的で、どう話が回るのか全く想像もつかなかった。ゴア映画でしかみたことのないフック。工具が乱雑に置かれているカットがまたいい(私は洋ゴアで見てるけど、多分Vシネマとかでも同じ文脈でよく見るシーンなんだろうな…)。
何かで調べたときにハンジュンギは見てしまっていたので「見たことある人!」と盛り上がった。
直前にやっていたのが泡まみれの男のサブストーリーとかだったので、蜂の巣になった死体とか出てきて「ヤクザしてる…」と感動。高部のカシラが仁義に熱い男でいい、印象がグッとよくなった。
そして馬渕一派の動画編集技術、すごい(なんか裏ビデオのシノギとかの含蓄なのかな知らんけど)。
この時点で趙さんイカれ野郎だし演技も面白いし頭も回るしファッションセンスも好きだな…と思った。ここが最イカレシーンだった。

7 蜘蛛の巣
技術の巧拙はともかく、偽札造りが話題として好きなのでコミジュル内部やここからのストーリー展開にはテンションが上がった。偽札造りなんてどれだけディテール詰めても…なところはあるのでいっそこれくらい割り切って描写されているのは面白い(ハイパーインフレーションの写真を用いた複製板の作成回がほぼ同時期で、すごく楽しい期間だった)(こんなに人生で偽札欲が満たされることあるか?)。
自分のプレイ時には気付かなかったがここの戦闘曲もいい。初登場時は盗電~?と思っていたが、内部や成り立ちを見て納得した。電線張り巡らされたダンジョンといい、蜘蛛の巣とあらゆるコンセプトが上手く絡み合っていてこの組織が一番好きかもしれない。
春日の持っていた偽札がここで生きてくるのもいいし、なんとなくで一緒にいたようなナンバの真の目的が見えてくるのも、春日が相変わらず熱くて気持ちのいい男なところもいい。ナンバの絆ストーリーがくだらなかったのも、真相を隠すためのカモフラージュだったんだな…と感心した。

8 漂白の裏側
異人三のトップ揃い踏み~異人町を取り巻く肉の壁の話。三者三葉の頭が邂逅する姿はインパクトあっていい。トップと議員が偽札で結託して居場所のないものの隠れ家を形成している…という流れはまあ分かるが、仮にじっくりプレイしていたとしたらここで立ち止まって納得いくまで「それは正しい判断なのか?」を考えたと思う。まあ平穏に生きている市民の市場が多少荒れようがどうでもいいことなんだろう(多少で済むか?)(まあ、命には関わらないし…)。
ブリーチジャパンが雑念ない本気の組織だったとしたら私はブリーチジャパンの方に理があると思ってしまいそうだな…と。向こうも黒いので何とかノれているが。
青木真実は「春日よくわかるな…」といった感じ。顔見て「同一人物だ!」となった人どのくらいいるんだろうか(むしろ春日がそのまんますぎるのか?)。
確かに口元が似ている。そして若はすごい才能を持っていたんだなあと。

9 砂上の楼閣
ブリーチジャパンに混ざる近江の連中が面白すぎる。活動家の若者、あれ…?とならないんだろうか。コミジュルを襲撃している重機に乗っている人(石尾田、割と重要キャラだったおもろいおじさん)がコッテコテすぎて笑ってしまった。ああいうのを操作する素養があるの、すごい。
ソンヒの判断の思いきりの良さが好き。ナンバは「ここら辺で春日の方についてくれないともう手遅れだぞ…」のラインを悠々と越えた。

10 恩威並行を忘れず
慶錦飯店の曲が一番好き(サントラを探す→悪魔の地獄鍋=趙パーティ加入のネタバレを踏む)(サントラは2022/2/14配信!)(Enter The Tiger!)。
虎がめちゃくちゃ好きなので写真撮るぞ~!!!!と駈け寄ったら戦闘が始まって(よかった対人戦だ…終わったら撮影するぞ→待てそっちの方向は…→檻を開けるな!!!で悲鳴を上げた)、このゲームやってて初めて叫んだ。フォトモード起動しながら近付いたらイベント発生しないバグとかないか…?ガラスの向こうにいる虎を激写したかった、ちょうかわいい。

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▲ちょうかわいい

虎の人食いショーを見ながら食事をするの、悪趣味以上にニッチだと思う。人の死体見ながら中華食べる気になるか?正直 虎!食人!中華料理!全部好きなので行きたすぎる、慶錦飯店。
→これ自分の性癖のせいで勘違いをしており、人間の死体はなく、飢えた虎を見ながら食事をするだけの店だった。それは別に悪趣味ではないだろ(ちょっと変わった猫カフェ程度のもんで別にいいだろ)。

あの製法で偽札を造るとして、1枚単位でのエラーが出来ることはないだろ…と思っていたため、特注と聞いて納得。
更にそれが「春日が荒川の信頼する使者である」ことの証明として機能しているということに、話の作りがうまいな…となる。ストーリーが本当におもしろい。
冒頭のムービーの、荒川父が射殺されるシーンはただのフレーバーだと思いこんでいたため、ゲームの作りの上手さに感動した。
絶対にあるであろう荒川のおやっさんとの北京ダックシーンへの期待が爆上がりする。本当にたのしみ。

11 喧嘩の勝算
葬式での政治パフォーマンス、露悪的な報道機関、善人面がお上手すぎる裏社会の住人、好きな感じのシーン祭り。若が護衛を「市民を暴漢と誤認するなんて」と退けて助け起こそうとして引き寄せて耳打ち…はあまりに好きなカットだった。
若の情けなさ/みっともなさがプロローグ時点から大好きだったので、なんとも言えない気分で回想を眺めていた。ここから政界に転身できる才覚・手腕は本当にすごい。冷酷だけど極道向きではないな。

(全くストーリー関係ない余談)
街~運命の交差点~での青ムシ抄のやるせなさが好きで、「トイガンと誤認」「季節外れの花火」「銃殺」あたりの要素に弱いため、若による射殺シーンには心躍った。カウントダウン始まった瞬間から「このシーン確か花火上がってたよね!?」とザワつきまくり、該当シーンで悲鳴を上げた。こんなに自分向けのシーン出ることある?
(おもちゃの銃のディテールが上がっている現代ならまだしも、2000年に相手をヤクザと認識しながら/銃口掴みながらおもちゃの銃だと誤認するヤクザはちょっとどうなのか?と思わなくもない)(どうせ撃てねえんだろみたいな煽りかもしれない)(というか最低の人生を送っている人間がその最低な人生でわずかに誇りに思っていたものすべてを奪われ、最後に人を殺してしまうのはマジの青ムシ抄案件)

(ちょっとストーリー関係ある余談)
並行して極を触ったせいで、「春日って死体を目撃した見た上で罪を被ったんじゃなかったっけ…?」と混線した。見直したらだいぶ誤認していた。すごく初代をリスペクトしたつくりになっていて、シリーズファンはたまらんのだろうな。

12 極道の終焉
道頓堀(ではない)でかに道楽を本店を見つけた瞬間、すべての感情がぶっ壊れた。道頓堀最強!横浜はカス(横浜にもかに道楽あるだろ)!町の作りのリアルさについてはぴんと来てない部分があったが、実際自分のよく知る店舗が出てくると、すげえ!→ほかの店もすごいんだろうな…になる(かにぼんがいるのとか、わかるわかる…となっていた)。いつか行きたいかに道楽本店。

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▲情緒がイカれる

進行的には結構問題のある章で
①300万円集めろ
②急に規格外に強くなるボス
の2点がキツい、このゲームのレベル上げ作業は特に面白くないため、ストーリーが面白くなければ投げるところだった。
ここでどれくらい脱落したんだろう?とトロフィー確認したら5%程度だった、みんなすごいな…。
①の金稼ぎ、会社経営だけはやりたくねえ…と思っていたけど他に稼ぐ宛てがなくて会社経営をやらざるを得なかった(パチスロとかどうなんだろう…と調べて初めて猛獣王があることを知った。これは個人的にやる)。
→規定金額を稼ぐ程度なら全然2物件のみ、融資なし、レベル10上限程度でも回せた、ので身構えていたよりは手軽。ただ1位を目指すとなるとちゃんとやらないとダメそう…、無理 (よく言われているサテライトキャノンの極みって1位特典だったんだな…)。
②真島&冴島戦、規格外に強いのは意図も演出も分かる。あまりの強さに負けイベントを疑ったが違った。単体かと思ったら分身するところまではよかったが、分身体が強すぎる。範囲技の性能が軒並み終わっているこのゲームで体力高めの分身を出してくるのはダメだって…。
→結局蒼天アリーナでレベル55まで無心で稼いで再戦した。春日(勇者/御影石/麻痺無効)・紗栄子(アイドル/HP+100/身代わり石)・趙(マフィア/会心UP/身代わり石)・ハン(ヒットマン/消費MPダウン/MP回復)…結局身代わり石は消費しなかったけどこっちのMPも尽きてなかなかの泥仕合だった。マゾおじさん最強。所有のデリヘル撃ちまくった。あとかつてホストだった趙さんのスプレッドアイスが意外と刺さった(これ趙を機動隊員足立に変えるべきだったかな…)。

この世にはゲームが溢れており、やる理由とやらない理由と優先順位が常にあり、正直あと少しでもストーリーが面白くなかったらここで投げていたと思う。真島の兄貴はカッコいいし、ここ乗り切ってよかったと断言できるほどこの後の本筋も面白いが、何かしらの救済措置は欲しかったのが正直なところ。ていうか初見殺しボス作りたかったにしろストーリー的には負け進行でもいいだろここ(悔しい人だけリセット再戦してねぐらいで)。
話は本当に面白い。ツイッターのログでも1日に1回以上「如く7おもしろすぎる」と呟かれている。あまりのおもしろさに友達2人が購入を検討しはじめた。やった。

荒川のおやっさんの真意がようやく見えてくる気持ちよさに加え、伝説の極道揃い踏みのカッコよさたるや。天童さんがこちらについてくれるのもいい。しかし全てをお膳立てされていた若があまりにピエロでなんとも…何かしら隠し玉を用意していればいいんだけど。
なるほど「極道の終焉」ね…、とニコニコ眺めていたら おやっさんが急に死にそうな気配を醸し出し、いや死なないよな!?最高の北京ダックは…???と焦っていたところに間髪入れず、「荒川の死体が発見された」の報告…からの次章タイトル。度肝を抜かれて感情がめちゃくちゃになった。

13 コインロッカーベイビー
ベタな展開なのでゲーム初めてすぐに、若と春日の取り違えは、だろうなと予想がついていた(プレイヤーにそう思わせる構成になっているとも言える)。それがあったため、最後にいろいろ分かった上で春日とおやっさんの北京ダックシーンが確約されているのだと思っていた(星野会長から北京ダックを食べたのは…の話を聞いて一層悲しくなった)。
私はとにかく捻じれた親子間の親子愛が大好きなので、この親子で中華料理を食べる幻覚に一生憑りつかれると思う。ただこの真実がおやっさんの死後明かされるというのもまあストーリーとしてはインパクトあって良い。
そして星野会長にネクスト父性を感じた矢先に速攻で殺害されて、こちらもベコベコもダメージを受ける。個人的な理由だが、昨年他界した祖父にどことなく似ているな~と思いながら見ていたため、はっきりと映った死体のあまりに死体らしい姿にショックを受けた。乙姫ランド店長の死から先すっかり忘れていたが、これはこういうゲームなんだな…。
ところで沢城がめちゃくちゃ極道らしいいいキャラクターをしている。正直真島&冴島が強すぎて戦闘自体は霞むが、戦闘前や武器切り替えのムービー、とにかく演出が洒落ててカッコイイ(追い討ち演出はくどい!)(ここら辺リアル調のRPGとしてめちゃくちゃ頑張ってるよな~と感心する)。武器のスペシャリストという設定、一番最初に対面した際のガラス片取ってからのヒリついた感じを思い出して最高だった。
コインロッカー取り違え、春日は荒川の子供なんだろうな…は確信していたが、もう一人の親が沢城なのは全く想定外だったので、いい構成だと思った(こっちで驚かせられる線があったから、取り違えについてははっきり匂わせていたんだろうな)(冒頭もう一回見返したくなる)。カシラが人気ある理由がようやくわかりました。義理と不義理のバランスが非常にいい。
若は実父にも養父にも愛着がないみたいな非道描写が入るのかな…この先も楽しみ。あと若が石尾田をお気に入りなのすごく納得感ある。

情報は前後するが、春日が出馬する展開がこの段においてやけにコメディチックで胡乱でよかった。

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▲「記念写真でも撮るか」、不謹慎すぎて面白い。あと久米が普通の人すぎるのとか、春日のレスバ強者っぷりがこう活かされるのかとか、道行く人々の応援、ポケモン剣盾とか。春日は何でもできるな…。

14 伝承
何が伝承なんだ…と思ったけど伝説の極道桐生さんと龍の幻覚とかの話かな
近江連合の3人衆みたいなのがいたが石尾田と天童じゃないもう一人が思い出せない、何度も対面する石尾田・ラストまで存在感を示し続ける天童と比べて存在感がなすぎないか(普通に沢城さんだった、存在感抜群です!)。
桐生ちゃん、主人公としてみると苦手かもしれない。3大クソボスの一人だろうけどまあ初見突破できたし、死ぬ要素も少ないしヨシ。3連続行動され足立が集中砲火を食らい一瞬で溶かされる(動画)(せめて2回までにしてくれないか…)。交代したえりの攻撃が物理なのにあり得ないほど刺さり、この女強すぎないか…?となる。+趙さんのスプレッドアイスがいいダメージだったので影縫いとこれでガリガリ削っていった。
やたら趙が狙われるので、弱点持ってる奴を見極めてるのか…?と疑ってたけど後から調べたら女性は殴らない主義らしい(それはそれとして一人を執拗に狙う性質にあるな…と思った/春日が何使っても戦力にならないのでサポート特化してたせいで趙だけがタゲられてたのかな)。鎌滝えり最強!
ミラーフェイスは戦闘スタイルがあまりに普通でよくわからん(ミラーフェイスを先に潰してしまったせいかもしれない/本来は特殊行動するのか…?)。

15 成り上がりの果て
春日が都知事と握手をする絵面は無理やり感あるが、駐車場での握手の意匠返しだと思えばまあ。神室町の拠点が尾形さんになるのは好き。かに道楽ほどではないがリンガーハット好きなのでちょっとテンション上がった。
普通に選挙で負ける春日に笑った。選挙活動描写めちゃくちゃおもしろかったのでもっと見たかったけど、もしかしたらニッチ需要かもしれない。
ラスダンは単調・長い・敵に新鮮味もなければ戦闘に緊張感もないクソダンジョンだった。星龍会本部とかの方が構造的に楽しかったのはどうかと思う(タワーなので間取りがああなってしまうのは仕方ないが…)。
その先の天童がまたどうしようもないクソボス…というかこれ直前セーブ見逃した?セーブ無しで出てきてはいけないボスだと思うが…。
物理ダメージほぼ通らない・回復してれば負ける要素がない程度に攻撃がショボい・硬くて体力多い→緊張感のない長時間の虚無戦闘を強いられる。
そのくせ即死攻撃持ち、緊張感というよりお祈り。ジュンギと紗栄子を一撃で落とされたけど即死持ちなこと以外は前述のとおりなので回復役死んでももう無視して3人でポコポコ殴った。
タフなので時間かかる一方、行動パターンが少ないので単調。構え→攻撃の間に何かしろ!みたいなこと言われるが平然と2回行動してくるのでシステムとして成立してない。多対1の構図なので複数回行動するのはいいんだけどその後4人にターンを回してくれ…。
こいつもスプレッドアイスが一番通りよかったのでそれで削ったんだけど、攻略後確認したら弱点雷なんですね。スタンガンもハングアップも全然効かなかったので分からなかった。物理耐性あるせいで雷物理技より氷魔法の方がダメージ稼げるのほんとふざけたバランスしてる(天童が防御高くて魔防低め、みたいな話なのかな…)。というか物理だけでせっかく3属性あるんだからどれか1つくらい弱点にしてくれよ/春日の武器も雷属性ついてるのに同時に殴打だからまったく属性武器である意味がないからな…。
MVPは間違いなくナンシーなんだけど、毒が各種スリップダメージの中で度を越えて強いのも「バランスがおかしい」一因なので何とも。
天童はやってきたゲームの中でもかなり上位のクソボスだった。即死持ちであること以上に無駄にタフなところが悪い。

他のキャラクターにもいろいろ言ってはいたが、結局は若の惨めさが最初から好きだったので、ここ以降の転落っぷりはかなり楽しく見れた。選挙結果にご満悦→逮捕状のテロップ→ニック乱入の流れが良い。
ベラベラ殺害予告するシーンもよし、ジュンギが内部にいるおかげでここら辺の小細工の手際の良さに説得力が生まれるのいいですね。
14章で唐突に出てきたミラーフェイスはこれがやりたかったのか…と分かったのはいいけど、存在がなんでもアリすぎる(ここまできたら最悪都知事役やってもらって捏造映像作れるだろ/春日はそんなことしないが)ので、普通に天童の罪を調整して、協力してもらう展開にした方が自然だったんじゃないか(極道としてのプライドもないだろうし、簡単に春日側に寝返りそうではある/おやっさん殺害の時点でダメだろうけど)。

青木遼(都知事)→荒川真斗(肩書なし)のバトル展開は演出が良くて唸った。1戦目は召喚された敵を片っ端から洗脳して楽しんでた。2戦目は所有している全技仕掛けた。最高のバトルだった。
レスバの応酬めちゃくちゃ良し、若の意固地さも良し(表情1つ1つが最高すぎる)、街頭で脅迫映像流されてる裏でフラフラ歩く若のカットが良し。
で若の始まりの場所での問答、「若=都知事に気付いたのおかしいだろ」と散々思っていたが、「他の誰が見間違えたって俺が間違えるわけねえ」と言われたらもう何もツッコむことは無い…。その直前の「若の心を徹底的に折ったのは夢乃さん」という事実も合わせて作劇が上手い。
最後の最後でもらい泣きしてしまった。春日は情に熱い男だけどここまで涙ながらに訴えるとかはしてこなかったんだな…。
ただ「若は俺にないものすべて持っていた」はないものねだりの話じゃないか。若のコンプレックスの根幹には間違いなく脚の機能不全があったろうし(春日にそれを言うのも野暮だろうけど、両親がいないのと、生まれつき歩行能力が無いのは比較できない)。

ラストの久米の行動には批難の声もあるんだろうが、「こいつも若の始まりの場所把握してる若の心からの理解者じゃん…(こいつがコインロッカーにたどり着けるわけねーだろ)」を除けば概ね納得。

・若を殺すことは確定してる中、春日とのレスバの結果自殺はさせられなくなったので誰かに殺させるしかなかったのかな?
・どん底から這い上がる決意をするところまでが肝要で、実際ここから罪を償って再起は(メタ的に見て)無理だろうなとは思う
・洗脳した信者の暴走は因果応報としてはあまりに妥当
・久米の逮捕の筋が見えるためブリーチジャパンの決定的な崩壊も同時に描写できる(横浜2区の選挙結果どうなるんだろう…当確後だから単に議員が逮捕されたに留まるのか、これ政界はぐっちゃぐちゃだろうな)
春日のためにも若には生きていてほしかったし、多少の蛇足感もあるが個人的にはよかった。若を抱き上げて走る春日のカットがいい。
→からのエンディング曲がやたら明るくて、夕闇通りや俺屍を思い出す(個人的にはこのノリは好き)。

エピローグ
斎場の描写がリアル。若はともかくおやっさんのその写真は何で撮ったんだろう。あと若の葬儀はそれでいいんだろうか(マスコミに囲まれてそうである)。
葬儀会場にいる真島の兄貴がなんかおもしろくてよかった。暴力団解体周りの描写もよし。
堀乃内は…?とずっと気になっていたのでちゃんと描写されてよかった。てっきり若と若だと知った上で協力しているもんだと思ってたので、何も知らなかったのは予想外。
ブリーチジャパンの顛末も小話程度に触れてくれてもよかったかもしれない。
若のひとことは本当によかった。これをラストシーンに持ってくる構成は(不意打ちだったのもあり)最高でした。
「呪いの言葉」として有名だけど、まあ春日はそんなの言われなくとも生きるだろうから、単に若の素直な思いとして受け止められるところが好き。

そんな感じの約45時間(かなり駆け足だったのでちゃんとサブクエ拾ったり脇道のゲーム楽しんだりすればもっと遊べると思う/けど意外と短かった)
「ストーリーが面白いゲーム」とはこういうものだぞ、とぶっ刺された気分になるほどストーリーが熱く・面白く、よかったです。

PCあれこれ(性能/雑感)

春日
好みが捻くれているため、基本的にどんな作品でも主人公が苦手なことが多いんだけど、春日は見ていて気持ちのいい主人公で全く不快感が無かった。作品を楽しめたのは春日のキャラクター性によるものが大きい(逆に桐生ちゃんは主人公として見ると苦手かもしれん)。押しつけがましくない熱血さと、口の上手さと、愛嬌のある頭の悪さのバランスがいい。人望を集めて成り上がっていくのも納得の人間性(ここらへんの整合性は、彼が18年間刑務所にいた浦島太郎だから、という要因もあるのかもしれん)。
ジョブボーナスのために用心棒/解体屋を噛んだ以外はほぼ勇者固定。フルスイングの極みが有用。補助も回復もバフも単体攻撃も範囲攻撃も強い、その上デリヘルも使える。器用貧乏というよりは真の万能キャラだった。魔法が使えれば完璧だったかな…。ダブル要石装備でした。あとラスダンの金庫の入っていた装備はそういうことか…と思い最終装備はそれにした。
ゲーマーキャラに感情移入しがちなので、春日のゲーム脳っぷりは見てて面白かったし、春日のために周囲の人物がスポットで「RPG的言い換え」をしてくれるのがめちゃくちゃ好きだった(職安の人/マスター/尾形あたり)。

ナンバ
序盤は貴重なヒーラー、高火力の鳩召喚(絵面がおもしろい)、貴重な範囲技の火、殴ってMP回復などとにかく輝いていた…プレイヤーの心が狭すぎて使う気が起きなくなったキャラクター、初ゲームオーバーがナンバ戦だったのでこいつ絶対許さねえ…になった。ただ真の目的があるのは作劇が上手いと思ったし、春日やパーティメンバーはいつでもナンバを迎え入れてくれるだろうよ、とは思う。
本当にプレイヤーの心が狭すぎて、パーティチャットとかで平然と喋ってることにすらイラついてしまった。馬車があるなら押し込んでたし、選択肢があるなら離別してた。
真島の弱点が炎だったので、真島戦でMPの限り放火させ続けるか…と一瞬試したがメンバー入れ替えがロスすぎるので断念。結局離脱を最後に起用するポイントがなかった。

足立
なんとなくで機動隊員にしたのが多分当たりで、高火力かつ貴重な電気属性かつ追加効果持ちのハングアップがとにかく強く、消費が激しい!…人型ボス戦ピンポイント起用。それはそうと刑事の武器がバリエーション豊富でたのしかった。
使用感がタンクなのであらゆるRPGで起用しないタイプ、ので控えに追いやり気味だったが居場所や存在感はしっかりあったのでよし(HPは高いけど耐性そこまでじゃなくない…?)。
足立さんは絆ストーリーがとてもよかった。隆志君とのやりとりは、足立さんの過去の清算と合わせてみていて嬉しいものだったし、胡乱なツッコミどころもちゃんと回収してくれたので良し。
堀乃内との因縁もちゃんと決着がついたのでよかった。春日の決着を見て、若に対して思うところがあったのかな…というのも含めて。

紗栄子
ヒーラーとしてもデバフ要員としても有能なアイドルで起用したが、ディーラーの確定3体攻撃がめちゃくちゃ強い(このゲームの範囲技、カス技が多いため)。あとネタジョブかと思っていたナイトクイーンの確率即死とサディスティックウィップがめちゃくちゃ好き。紗栄子さんが低い声で言う「イイ子にしてなァ!」がとにかくツボ(一方でアイドルの声が嫌い/SMアイドルになれ…紗栄子…)、そして洗脳が強くて楽しい!(当初ネタだと思ってたので普通にボンテージ着せていたが、性癖的に喪服の女王様めちゃくちゃ好き/アイドルは喪服固定/これは鉄拳という格闘ゲームのアンナ・ウィリアムズの喪服衣装が好きなことの余波)。春日+アイドルさえこ+ディーラーさえこ+SMさえこのパーティにしたいくらいどのジョブも楽しかった(というか回復はアイテム頼りで紗栄子を殴れるジョブにしてもよかったかもしれない…今更すぎるが)。装備は最終的にさらしでHP増強だった。
何でパーティに加入しているか忘れた人…と思ったが乙姫ランド支配人殺しから因縁はあったのか。伝説の極道と並ぶとなんでここにいるねん感が強く、絵面で笑ってしまう。

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ハン・ジュンギ
名前絶対覚えられねえ…と思ってたのに覚えてしまった人。この人めちゃくちゃ強くないか!?火力ある・速い・豊富なデバフ・MP消費が安い。この性能で平然と2回行動とかしてくる、強い要素しかない。迷わずMP消費減少+MP回復のアイテムを装備させた。スタンガンとディバインショットがヤバい。特に前者が無料で撃てる(MP消費6/回復8)のは壊れ。火力高め・有用デバフ・弱点つきやすい、最強。
他キャラは何かしら転職してジョブボーナス獲得に走ったがこの人だけは他の職業やらせる必要ある(最終的にホストは噛ませた/外見は料理人が似合ってた)?強すぎて(便利すぎて)下げられなかった。
整形した男が自分の顔に自信を持っているのが元来よりめちゃくちゃ好き(なりたい顔になっているんだからバンバン顔面自慢してくれ)。絆ストーリー読んでいくと、影武者として得た顔と名前であることが判明して、自分の顔を自慢していることにまた別の文脈が出てくるのが、奥深いキャラクターだな…と感じた。
あと「春日とカスって言葉、似てますねぇ~!」を自分のプレイだと完全に聞き逃してたので後から知って爆笑した、そのノリで敵ボスも煽ってくれ。

趙天佑
最初に出てきたときのイカレ野郎感が好きだった、仲間になってみると想像以上に普通のあんちゃんでそこはがっかりした。
順番的には最後に仲間になるキャラクターだろうに弱く使いにくい印象。ハンが強かっただけに何させても弱いと感じた。スペック上は一番攻撃力あるはずなのに、何をさせても実感できない。雑魚相手にはオーバースペック、ボス相手には足りない(というかボスの物理耐性が基本的に酷すぎる)、みたいな感じ。攻撃力400超えてるんだから物理耐性ぶち破ってくれ。マフィアの固有技が悪いんじゃないか?というわけでいろんな職業回してジョブボーナスの回収をしていた。ダンサーが一番似合ってると思う。
マフィア、せっかくの範囲技も使いにくすぎてダメ。魅了撒けるホストが適任なのかもしれない(これ書いているのが12章時点なのでこの後に評価逆転あるといいすね→変わらなかった、むしろホストやってたおかげで火力に寄与出来てよかったね…と思った/物理で輝く趙さんが見たかった…)。
馬渕に鄭に面白い部下が揃ってるのにイマイチ面白くなかった。ストーリー上もコミジュルが便利屋すぎて、横浜流氓……ただパーティチャットは好きだった。ドラゴンと龍の話とか。ゲーム好きだとか。あと中華料理を食べたくなった。

えり
今更使わないよこの人…(めちゃくちゃ強いらしい)(やるつもりのなかった会社経営を300万集めるパートになって初めて手を付けて遅すぎる参入になった人)(せめて交代システムがもう少し使いやすければ…)
どう見ても顔がかわいい紗栄子と違って微妙だな…と思ったがモデルさんがいるので何とも、声もキツイと思っていたけど声より喋っている内容が苦手なのかもしれない(声はむしろクセになる部類かもしれん)。
ツッコミどころの多いニンジャスタイルは動画で見たとき面白かったので使ってみれば好きになるのかもしれない。あとストーリーから切り離された存在なのも愛着が沸きにくい要素。
→ボス戦で他メンバーが死んだため使う機会があった。強すぎる。強いキャラ好きなので好きになった。範囲技が当てやすさ・火力ともに有用なんだけどハンと併用すると手番が2番になってしまうので、敵が散って当てにくくなるのがイマイチかもしれん。単体技もありえん火力が出る上趙よりコマンドが決めやすい、雑魚戦でもボス戦でも強い(ていうか拾った攻撃力30程度の武器装備なのに何でこんな強いの…?)。
とにかく強い、そして戦闘スタイルがバカでいい。

その他NPC雑感

ソンヒ
声が低い女が好きなのでストーリー中喋ってるだけで堪らなかった。仲間にしたかった声、超わかる。コミジュルボスとしての才覚も好き。紗栄子に煽られてヒートアップする小物描写はちょっと嫌。
顔に見覚えあって、デトロイトのノースか…?と思ったけどそんなに似てなかった。


最序盤の惨めな描写からツボだったので、何かあるたびにああ~となっていた。夢乃との再会がトドメになってそうなあたり、惨めさは意図的に一貫して描写してたのかな…と思う。一番好きかもしれない。青木時の白々しい演技も好き
真っ当な信念か、ヤクザ社会への復讐の意思のみで権力と向き合ってたら隙がなかったと思う。このしょうもなさも含めて若なんだろうけど。

久米
このキャラへのヘイトをよく聞くが、空っぽで力もない若の手駒かつ、登場シーンがことごとくコミカルなのでさほど不快感はなかった。すきでもないけど。本人は正義感を持って活動をしている部分も多いし

馬渕
中華札偽装の「これ企業の信用情報とか見てる層からは明らかにヤバい企業だと思われてるだろ!」という頭の悪そうさっぷり、にぴったりの戦闘スタイル…と割とコミカルなキャラだと思う、ラオマー。

石尾田
この人行動力高過ぎじゃない?重機乗り回してた描写がネタっぽかったので重要キャラだと思わなかった(ただのおもろいおっさんだとばかり…)。割と顔が好き。

荒川真澄
死んでほしくなかった人。1章のわずかな描写だけで、信頼のおける人物だと思わせてくれる描写はすごい。物語上仕方ないとはいえ、せめて春日と一緒に北京ダックを楽しんだうえで退場して欲しかった…。物語終了後に真っ先に探したのは2人で食卓を囲むファンアートだった。

沢城
人気があると聞いて当初は分からなかったけど、最終的にしっかり、「憎まれ役」と「それはそれとして信念のあるキャラ」として認識できた。おやっさんを殺すことだけはできない、春日との戦闘前ムービー、目潰し→肩タッチの凄味…あたりが非常によかった。

高部
一番好きかもその2(インテリヤクザの外見が好きすぎるのでは?)。エンコ介錯シーン、部下の仇を取ろうと車で突撃するシーン、その後の頭に血が上った物言いぜんぶすき。春日に選挙カー届けて徒歩で帰った説聞いて笑った(さすがにタクシー使ってるだろ)。

マスター
当然マスターも好きなのでやっぱりインテリヤクザみたいな外見が好きなのだと思う。この人ファンサービスキャラなんですね。

尾形
古来より胡散臭いルー語キャラが好きなのでとにかく白々しい声と語り口が好きだった。というかこのひとなんなの?

おそうじ丸
絶対デリヘルじゃん!とサブスト終えたらまさかの従業員枠で笑った。このゲームで一番笑ったかも。あと戦闘の特殊BGM大好き、こういう演出好き(初邂逅が地下ダンジョンの方だったので倒し方後から知った)。
経営は300万稼いで打ち止めにしてたけど、こいつの株主総会セリフだけは聞きたい。デリヘルも作ってほしかった~。

星野会長
死んでほしくなかった人その2、作激上おやっさんの死は避けられないけど会長は死ななくてもよかったのでは…。沢城の刑期のためかな…。すきだったのに一番ショッキングな死に方したし死体を延々見せられた。

戦闘システムはどうかと思う

・技が多すぎる
戦闘始まって最速で撃ち込まないと範囲技の有用性が薄れる…が技が多くて選びにくい!のでクイックアクセス枠みたいなのが欲しかった

クイックアクセスあったらしい!最高のゲーム!

・あまりに酷い範囲技
まともな範囲技が少なすぎる、戦闘も範囲技当てないと怠い上消費MPも複数に当てるの前提なのに、開幕以外敵が散ってしまいまず当たらない。物理はまだ分かるけど、魔法の範囲技は確定で広範囲に当たってくれ…

・AIがバカ
妨害される立ち位置の相手は殴らないでくれオートくん…とガンガンいこうぜが酷すぎる、臨機応変はそこそこ
というか敵の進路妨害は痛すぎるのに味方がそれできないのバランス悪いと思う

・シャトルラン
特に敵を無力化すると起こりがちな、遠くの敵に駆け寄る→殴る→元の立ち位置に戻る…何でこんなことに?
ガードレールを挟んでしまった時の戦闘の動きとかは笑えるくらいひどい。

・タフなだけの敵やボスの存在
こちらが死ぬ要因もないが、延々殴らなきゃならない敵との戦闘はつまらなすぎるからやめてほしい

・クソボス議論
批難点としてよく挙げられているだろう3ボスについては
真島・冴島→適正レベルが高めに設定されているだけなのでレベルさえ上がれば戦闘は楽しい。麻痺の確率もう少し高かったらキレてた。
桐生→個人的にはつまらなかったけどシリーズファンは楽しいんだろう、構成する要素は天童よりはマシ程度
天童→やってきたゲームの中で一番のクソボスかもしれない。つまらない上に理不尽要素もある。
/単純に多対1のボス戦を作るのが難しかったのかなとは思う(でも沢城とかはいいバランスだと思ったんだよなあ)。
ボスが複数回行動するのはバランス上仕方ないとして、その後4人全員にターン渡してくれ。ボス2回行動→1人行動→ボス行動→2人行動→ボス2回行動…みたいなのさすがにやってられん、回復役させたくないキャラを回復役に回さなきゃいけなくなったりするし…

・デリヘルだいすき
個性豊か、ムービーも面白い(スキップも出来る!)、システムも面白いため良い要素だった。ナンシーが有用すぎる(安い/毒が強い/絵面が面白い)けど、大好きなのでよし。

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▲ザリガニ最高!

おわりに

他にやりたいゲームがあったため駆け抜けてしまったが、ただ街並み眺めているだけで楽しめるし、遊ぼうと思えば延々遊べる特大ボリュームの作品だと思う。特にプレイスポットはほぼ形だけしかさわれていない(モンキーボールのキャラクターがUFOキャッチャーにいてテンション上がった)(CDにスペチャンの曲ないかな…と思ったけどなかった/セガ検定に問題はあるらしい/というかセガ検定が難しいんだよ!)。

オススメのゲームなので、気になった方は是非遊んでみてください。私も積みゲー崩したら猛獣王やってサバチャンのCD手に入れてマスターの尊厳をべちゃべちゃにしたいと思います。あとクリア後ダンジョンもね!

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▲悪魔の地獄鍋、最高!

そんなかんじ

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