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ここ最近のご飯の話

とても美味しい料理を口にした

食い道楽の親元に生まれた身として 子供の頃何度かフランス料理のフルコースを食べさせてもらったことがある
燕の巣だとか じゃがいもの冷製スープだとか その場で好きになった料理も多少ある
一体どこで食べたのかすら思い出せない曖昧な記憶だが 今は手が届かない 子供の頃の楽しかった 幸せな記憶として今もフルコースは憧れの一つの形である(親は子供にいい思い出を残してあげたいという一心でいろいろしていたらしいが 食い道楽については深い爪痕を残されてるので まあ正しい判断だったと思う)

さて つい先日 十数年ぶりにコース料理を味わう機会を持つことができた(本当にありがとうございます 上記の通り募る思いがあるので 単純に「美味しかった」以上に言葉にできない感謝の気持ちがあります)
写真をたくさん撮り 画像としては記録がなされているが 味について画像を頼りに思い出すことには限界があるとふと思ったので 出来る限り仔細に残しておこう

前菜 ブルスケッタみたいなもの(ピペラードというらしい)
生ハム トマト パプリカと好みの食材が使われており あっさりした食感ながら満足感があった

鮎のテリーヌ たでのソース スイカ/キュウリ
キュウリは綺麗に丸めて立たされた状態で配膳されていたのだけど 私の皿の上のものだけ配膳の段階でペラっと剥がれて 自重で倒れてしまった 個人的には気にならないけど写真としては残念というか シェフの情熱を捉えきれずもどかしい感覚
蓼という食材を もしかしたら食べたことがないかもしれない(蓼食う虫も好き好き…ということわざは有名だけど) ソース止まりなので初体験ながら味に関する感想はあまりない
実は魚が苦手なのだけど 鮎は割と好きな方なので鮎料理でよかった…と思いきや調理方法の都合で苦味が強調されており ちょっと苦心した(鰯のつみれとかが苦手なのと近い感触)
テリーヌ仕立てなのは幸か不幸か 苦味が目立つのは擦り味のせいなんだけれど 一方でそれでもマイルドな仕上がりになっているのはテリーヌなおかげだよなーという感じ やっぱりテリーヌ自体はとても好き
それから 今回 変わり種なものも含めて初めてスイカを味わったことに気づかされた 夏の終わりに夏の風物詩に触れられたのはとてもよかった 塩でしっかりと引き立った熟れたスイカの甘さ コロっとしたみかけの可愛さも込みで最高でした
(ふたつ食べたかった…)

赤座エビの炭火焼とパセリのムース
野菜のムースほど好きなものはない 当初のメニューにパセリの文字を見た瞬間うっ…と思ったが 調理法がよかったため独特のクセが抜けておりとても食べやすかった
エビは文句なく ジューシーながら身が引き締まっておりよかった 炙られ具合も香ばしくて旨味が引き立っておりよし
エビとムースを好みのままに絡めて味わうことを勧められたが エビ単体でも美味しいし ムース単体でも美味しいし もちろん絡めても美味しい
この量では到底試行が足りなくて参ってしまう
/この料理が一番好き 上記で一切触れてないがとにかくソースがクリーミーで濃厚で美味しかった エビにもムースにもなんならキノコにも合う
キノコ 割と苦手よりの食材だけど ソースの濃さに助けられてサラッと食べられた…どころか持ち前の淡白な味によりソースの味が一層引き立つので 普段より美味しく食べることができた感じ 美味しかったな…

桃の冷製スープ?主材料は 桃 じゃがいも 新玉ねぎと記載されていたが とにかく甘く(なんせ上に載っているのがシナモン!)桃の味が強い一品だった
玉ねぎの存在感がない…!
甘くて美味しかったし 事前に食べたかったもののど真ん中でスープとしては変わり種だがよかった これだけ甘くてくどさが一切ないのは素晴らしい サラッと味わえるいいスープ

豚のプルーン煮 上品そうな佇まいからは想像つかないほどボリューミーだった
はじめに提示された原材料一覧を見たときに 一番ダメだと感じたのがプルーン(何せ給食のプルーンが嫌いすぎた)だったので肉料理として何が出てくるのか怯えていたが 使用用途がソースだったので大変助かった 嫌味のない甘さでちょうど良い
とろけるように柔らかい豚肉にしっかり合っている 付け合わせの野菜の苦味がまたアクセントになっていて良い
肉は柔らかいけどしっかりしていて 不思議な感じだった 繊維に沿うとするっと切れるが 繊維に逆らおうとすると全くナイフが通らないので 細長く切って食べていたが まあ美味しかった

【余談】
飲み物はドライジンジャーエールをいただきました 全く甘くないやつ メニューにあるとついつい頼んでしまうがそんなに場違いでもなくてよかった
バケットは二種 肉料理と一緒に食べたかったが振る舞われるタイミングがどうも早くて噛み合わなかった フランスパンは硬すぎる…
クルミのオイルで食したが しっかりとクルミの風味がするので面白いな…という感覚
バケット もらえるかもらえないかの見極めが難しい

デザートも桃!桃尽くし!
写真だとわかりにくいけれど手前はキャラメルのアイスクリーム/これがカラメルソースに近い 甘苦い風味で結構好みだった
桃の下にはクリームとタルト生地が敷かれていて ぱっと見よりもデザートとしての質感が高い感じ
柔らかく 糖度の低い 食べやすい桃だった

それから杏のゼリーと小菓子、ハーブティをいただき全メニュー終了
ひとつまみの前菜を見たときの「コース料理はまずったかもしれん…」という不安を見事に打ち砕く 量的にも質的にも満足感のあるコースでした
結局濃い味付けが好みなんだな〜を感じました ああおいしかった!


そのほか

懲りずにピーチフラペチーノを飲んだりした(これまた桃がすごい)
氷の塊が砕け切ってなくてそれが若干キツかった ノリ的にはチョコレート系のものを飲みたかったんだけど 新商品がチョコレートとマロンのフレーバーで 栗があまり好きではないため断念
こう 書いてるだけでも好き嫌い多くてダメだろ…となるな

これまた妥協で コーラフロートがなかったためカフェラテのフロート
人生で初めて飲んだけど 甘くないドリンク×バニラアイスの組み合わせは結構いいなと思った なんなら見た目がいい(コーヒーとミルクの層が分かれているあたりとか…)
ただ氷がひたすらに邪悪だなあ…

さて 実はサブウェイのサンドが大好きです
二強として祀り上げているうちの一角が「生ハム&マスカルポーネ」で こいつのどこが偉いかと言えば テイクアウトで多少時間が経ってもしっかりと美味しいところが偉い この日も実食は購入の2時間後くらいだったが しっかりと美味しかった
パンはハニーオーツ(ちょっとした甘味がいい)でトーストはしない
トッピングにアボカド トマトは一枚抜いてもらい そのかわりオリーブを多く入れてもらう
ソースはバジルで!そんな生ハム&マスカルポーネが好き

そんな感じ みなさん良いグッドフーズライフを

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