握手しようとアクションショーは似てる【ソニックシリーズ4作雑感】
今年こそアクションゲーム巧者になりたいので、ソニックシリーズでアクション修行をやっていた。シャドゲ→ソニフォ→ソニフロ→ソニアド2で後ろ2作の感想がメイン(やりこんだため)。この記事は上記4作品とニーアオートマタのネタバレを含みます。
【シャドウ・ザ・ヘッジホッグ】
大人気キャラ シャドウ・ザ・ヘッジホッグが主人公のゲーム。あのシャドウが、自らの記憶を求め、バイクに跨り、銃を乱射し、人間を撃ち殺す…過去に挫折し再プレイ。
正義か悪かニュートラルか、ステージの進め方でエンディングどころか、ステージや 開示される情報が変わってくるという シャドウファンにはたまらないシャドウを味わい尽くす作品だが、作品自体の難易度に加えカメラ操作がかなり相性が悪く(水平反転+垂直なしで上下は拡大縮小、これで視野の外からバンバン撃たれる)エンディング全回収は諦めた。2周したがミッションクリアが難しく話の内容がコントロールできない。シャドウが僕は偽物だったーっうおおおお機械の反乱!!となる変なルートに進んでいた。
↑これ 超好き
【ソニックフォース】
いつか遊ぼうと思い購入していたゲーム。シャドゲと比較すると簡単(かつボリューム薄)だったが実際ファンの中でも新ソニックの入門編的立ち位置の作品らしい。なんとシャドウを主人公としたミニストーリーがあり、シャドウが操作キャラになるのはシャドゲぶりとのことで実質シャドゲ2と言われていた。
このゲームの主人公は3人、クラシックソニック、モダンソニック、そしてプレイヤーの分身となるアバターとなる。このアバター作成機能がかなり楽める。
アバターは豊富なファッションはもちろん、装備武器(移動と攻撃用の特殊技をそれぞれ持つ+加護の効果がランダム?でつく)を選ぶことによって立ち回りを変えられるという特色もある。雑魚敵にひたすら強いキューブが好き。
購入動機が鹿アバターで、とりあえずオオカミでストーリーを進め、クリア後に解放した鹿アバターで実績解除をするつもりだったのだが そんなアバターはどこにもなく、全てが筆者の妄想だった。
【ソニックフロンティア】
昨年遊んだがそこから踏み込んで 勢いでトロコンまでやった。トロコンは手軽だった(20時間程度)が やり込んだかと聞かれればそうでもなく、仲間キャラの操作モードにステージの評価埋め等まだまだ遊べる要素はある。
なぜかオープンワールドの必須要素みたいな立ち位置になっている釣り要素がかなり変な味付けで面白かった。魚の種類が妙に多く、グラフィックも凝っているためソニックが魚を掲げている絵がもう面白い。
ストーリーについて 終盤の展開は好みだった+エッグマンのメモログは非常に良かったが、オープンワールドというゲームの都合上どうしても散漫な印象を受ける。
道中で強要されるミニゲームの難易度が高い。よく言われるのは跳ね橋とピンボールだが、筆者はゲームが下手なのでなんなら生徒を運ぶゲームから地獄を見ていた。
進行上必要な 本操作と独立したミニゲーム、「高難易度なものが1つある」くらいならゲーム体験のいいスパイスになるかもしれないが、実際は再挑戦をしたミニゲームの方が多い有様だった。
電脳ステージやボス、必須でないマップの謎解きギミック、他のどれが高難易度でもいいが 突発ミニゲームでリトライを重ねるのだけはいただけない。何が難易度エンジョイだよ。
ちなみに悪名高いピンボールは一発クリアできた。
けどこれはクソ要素だと思う。そもそも脇道の運が絡むミニゲームに5分かかる時点で何かがおかしい。
クエストラインが複数あるゲームであれば、必須イベントで行き詰ってもとりあえず後回しにする手段が取れるが、このゲームのクエストラインは1つだけしかない。オープンワールドなのに横道で世界観を膨らませる気が一切ないのだ。
ラスボス戦が高難易度シューティングゲームなのも凄い。展開自体は熱いのだが、難易度スリルにも関わらず前座のボスは極端に弱く、一方シューティングは極端に難易度が高い。
オートマタのラストと比較する声を聞くが、手触りは全く異なる。そもそも向こうのシューティングは元からゲームシステムとして組み込まれているし、意図的に高難易度にし、負けることも込みで演出としている。なので細かい区間でリトライをさせてくれるし、進行に合わせてしっかりと盛り上がることが出来る。
一方ソニフロのシューティングはリトライ性への配慮がまったくなく、負ければはじめから毎度同じセリフを聞くことになる。一応救済措置があると聞いたが身に覚えがない。
「属性弾を撃っている間はその属性に対して無敵」とぬるい仕様もあるのだが、中途半端に避けれるプレイヤーほど気付けない仕様であり、実際筆者が気付いたのはクリア直前だった。
相手の攻撃は強まる反面、途中からダメージが通らなくなり、カタルシスも何もない。撃ち込みを頑張っていたつもりだが、一定以上は自動進行で撃ち込みの意味がないのかもしれない…と思わせてしまう手触りもよくない。
悪いと思った箇所について多く述べたが(このゲームの評価が不当に高いと感じたため)、超高速で広大なフィールドを駆け抜けていくゲーム体験は唯一無二だ。コインブーストを解放し、スピードを最大まで強化し、設定で最高速度を最も高い値にした時の制御不能の暴走特急っぷりは凄まじい。なんか並走してくる鳥がいるけど…
次にソニックチームがオープンフィールドのゲームに再挑戦するとしたら、人間社会の都会を含むエリアを舞台にしてほしいと思う。
【ソニックアドベンチャー2】
予定ではやるつもりがなかったのにやってしまったが、このゲーム 面白すぎる
可能な範囲でのやり込みはしようと思い、「エンブレム90枚」「任意のステージでオールA」をやった。チャオ育成もしたかったが二次成長まで辿り着けず…シャドウっぽいダークハシリは育てた。
過去に遊んだ時はファイナルチェイスの電柵と人工カオスの組み合わせにボコボにされ挫折したが、今回のプレイではダメージすら受けなかったので修行の成果を最も実感できた。
エンブレム90が筆者の実力に対して絶妙な難易度であり、例えば絶対ダメージを受けてしまうので100リング集められず2ndが出来ないとか、壁にぶつからずレースゲームするのは無理とか、チャオレース制覇は時間かかりすぎとか、ナコルージュの後半ステージの時間制限はやりたくないとかいろいろある中でクリアできそうなミッションを選んでいくのはかなり(苦しみも含めて)楽しかった。メテオハードの2ndで80リング持ってバックリングをくぐった瞬間隕石にリスキルされた時には狂った。
どのステージならオールAを取れるか?を考えるのも楽しかった。ソニシャはトリック決められないと評価が厳しい。ナコルージュは5thは簡単だが2ndと4thが鬼門。テイルマンは急げる要素が少ないので時間制限は簡単だが3rdでアクションを求められると機動力ないのでキツい(サンドオーシャンがこれ)。
でナコルージュテイルマンの序盤のステージに目をつけて取り組んでいたのだが、エッグマン最終ステージで達成できた。このステージは死ななきゃスコア稼げる+死ににくいので簡単ではあるのだが、嬉しいものは嬉しい。
エッグマンとテイルスの難易度の差がすごい。ミッションストリートもエターナルエンジンも難しい。
ステージもストーリーとの関連づけがされていて面白い。果てなきやりこみとチャオガーデン(こちらも果てなきやりこみ)のバランスが良い。全てのステージにハードモードがあるところも好み。敵の配置が強化されるだけでなく、一部足場が無くなるなど地形やギミックまで変わる手の込みよう。
ストーリーも最高で、ラストはヒーローダーク両者によるリレーからエミーのセリフでシャドウが記憶を取り戻し2人でスーパー化し弱っていくシャドウの自己犠牲…と全てが熱く、ラストのソニックのセリフも本当にいい。胸にグッとくる。あと地味な好き要素として全体的にセリフが食い気味なところがいい。
音楽も当然いい。特に好きな曲はホワイトジャングル、メテオハード、セキュリティホールのBGMだ。メテオハードはマップが広くてしんどいがBGMが良いので何分でもやってられる。アクアティックマインやメタルハーバーやグリーンフォレストもいい。
本当にいいゲームなのだが一点、ゲーム内でソニックはシャドウとたびたび間違えられるのだが、彼らは危ないよとHave a niceくらい似てないと思う。
あとカメラが水平反転かつゲームが強制的に変えてくるのでかなりキツい。
そしてタイミングよく!1月23日にソニアドDXとソニアド2がSTEAMで配信されるらしい!チャオ育成はスクショ撮りながらやりたいと思っていたのでそのうち買うかもしれない。ソニアド2はすべてが面白いので ソニックシリーズを遊んだことのない方はぜひこの機会に遊んでください。
DXやったことないんだけどどうなんだろうか。
おまけ
ジョイポリスに行ったので記録
ソニックの好物であるチリドッグを食べたかったが、何かしらのコラボ商品が売られているせいで売店が混んでいたので諦めた
ソニックアスレチック!!筆者は子供にボコボコにされた
ホストになったシャドウ
そんな感じ 次はロックマンやる