
夢見る教祖じゃいられない【Cult of the lambプレイ雑記】
発売前から予約していたくせに難易度の問題でクリアできていなかったCult of the lamb、RTA in Japanで取り上げられるとのことでクリアしておきたい…と再挑戦した結果めちゃくちゃハマって2周していた。そんなプレイ雑記。
キュート&ゴア&ブラックなアクションローグライク兼カルト教団運営シミュレーション…ビジュアルだけでなくゲーム性も優れており「触っているだけで楽しい」「時間を忘れて没頭してしまう」筆者好みの要素で構成された最高のゲームだ。

ローグライクダンジョンがもたらす中毒性、ヒットストップや強いローリングがもたらすプレイ感の良さ。
強くてデカくてグロテスクなボスが、撃破された瞬間弱弱しくかわいい一般人となり、震えて助けを求める…この光景に「好みのゲーム」のすべてが詰まっている。
◆遊びやすくなって再登場

今年5月頃に大型アップデートがあり、かなり遊びやすくなっていた。もしかしたらそれ以前に調整された部分もあるかもしれないが、まとめて紹介したい。
なお紹介する要素の一部は制作陣の想定したバランスを著しく壊すものである、が設定で変更できる上にデフォルトでオフになっている。
このゲームの実態は信者を使い潰すハードコアかつ忙しないゲームなので、自分に合った調整をすることで筆者のようなライトゲーマーから骨太なゲームを求めるコアなゲーマーまで楽しめる作品になっている。
①聖戦中に時間停止可能になった
最も求めていた要素
これにより信者の空腹度を気にせずじっくりとダンジョンに潜れるようになった。もう聖戦から帰還するごとに信者のウンチを拾う必要もない。
「ダンジョン攻略に力を入れすぎると教団がボロボロになる」「時間をかけずぎず引き際を見極める必要がある」のも含めて完成されたゲームバランス(ある程度信者は割り切って切り捨てていくべき)なのだと思うが、信者一人一人を可愛がり、教団シムにスローライフ要素を求めている者には厳しい調整だ。
②釣り・料理のミニゲーム自動化
料理はともかく釣りのミニゲームはかなりコツがいり時間を食っていたので、設定をONにすることで隙間時間に釣りをすることができるようになった。
夜時間に1-2回成功すればよかった程度から実用的な量を釣り尽くせるまでに進化した。
③「聖遺物」の追加
Lボタンで発動可能な新要素。基本は全画面攻撃だが、「自機の小型化」「敵1匹を畜生に」「悪魔を召喚」など様々な効果が揃っている。
聖戦中に聖遺物のマップは結構な頻度で出現するのだが、部屋を囲むオブジェクトが他人の信者なところもいい。
信者肉の安定供給源となり信条:カニバリズムが補強されるのだ。うれしい!
「敵を倒すと確率で回復」「敵を倒すたび武器の威力倍率が上がる」等の効果にも対応している。
その他クリア後の2周目強化ボスもアップデートの追加要素だ。2周目ボスを倒すと、教化することができるらしい。デイリーなどもある。このゲーム楽しすぎる。

謎のフォトモードもある(これも追加?)
スタンプが謎に多様なのと、吹き出しスタンプには最大500文字入力できるクソバカっぷりが好き。10文字入れるともう何が書いてあるか読めない。ぜひその目で確かめてほしい。
◆夢見る教祖じゃいられない

上記の遊びやすさを獲得してなお、このゲームを信者一人一人を可愛がりながら教団シムメインでプレイするのは厳しかった。何が厳しいか、単純に信者が増えるごとに一人一人に話しかけて、祝福して、プレゼントして…が困難になっていくわけだが、一番の問題点は信者の老化である。
信者にはランダムで年齢が割り振られ、1日につき1歳年をとる。ある程度年を取ると高齢者となり、おそらく作業がままなたなくなり、数日で死ぬ。
何歳から老年か?調べても具体的な数字が出てこなかったが、おそらく40歳だ。となると寿命は50歳くらいか?
このサイクルの処理がかなりしんどい。
30歳付近で教化された信者はわずか10日で老化してしまい、バタバタ死んでゆく。老人への対処は追いつかず、教団の存続のために若い信者を招き入れても、結局このサイクルの短さに悩まされる。というか教化するまで年齢が分からないので普通に厳しい。
途中で攻略用データと信者と触れ合うデータを分けようとしたが、データのコピーなど出来ない。散々遊んでセーブせずロードをするか…と思っても割と細かくオートセーブがされている。加齢からは逃れられない!!!
聖戦でいくら時間を止めようとも、細かい部分で全く時間停止をしてくれない。信者の見た目で悩んでいるときも、信条選択で迷っているときも、どの儀式を行おうか選んでいるときも、非情にも時間は前に進み続ける。

というわけで可愛い信者ちゃんずと過ごした日々は1世代目が老衰する前に凍結させ、信者に愛情を注がないデータを作るに至った。
信者への愛情そこそこに外道プレイしているのもまた楽しいし、信者ちゃんずとの戯れは、不老を付与できるアイテムを稼いでからでも遅くない。
信者を3人殺すイベントが必須で発生する時点で、信者と戯れるゲームではないと気付くべきだった。

↑3周目の適当な教団
ところで待ち受けし者を信者として迎え入れる場合「不老」の特性を持っているので教祖の結婚相手に最適らしいが、己に生きるチャンスと力を与えてくれた神を討ち、支配し、結ばれる この構造はすごい。
◆ぐれいちゃんの一生
ランダムイベント等で一番被害を被った哀れな信者の記録。
①ランダムで選ばれた信者1人が病気になるイベントで選ばれる

この後ランダムで5人選ぶバージョンもあるため、同様の被害を受ける信者は他にもいるのだが、1人選ばれるのはインパクトが違う
ちなみにこの選ばれた時の 訳も分からず怯える→吐く→最後にちょっと睨む 表情の変化が可愛すぎるのでぜひ見てほしい。不服顔かわいい
②ランダムで選ばれた信者1人が敵対するイベントで選ばれ教祖に殺される

「まあぐれいちゃんならいいかな…」と思ってしまった。こいつの一生何だったんだ…

③ぐれいちゃん2として蘇生

さすがに可哀想に思ったので新規信者をぐれいちゃん2とす
④恥を忍んで教祖に食糞願望を打ち明ける

ウンチ料理食べさせるために蘇生させたわけじゃない(この後しっかり病気になった)
⑤ドッキリと称して追い食糞の餌食となる

好き嫌いは激しいだろうけどそれは好きな方の料理だろ

こんな一人だけ集中砲火浴びることあっていいのか
◆おまけ

信者の思考は超可愛いので読み応えがある

このキャラがかなり可愛いと思う

信者同士が勝手に仲良しになっててかなり良い

連続イベントとかあるのか?これ完遂したら二人は友達になるのか?完遂させたいが材料がなくて指定の料理が作れない
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他ゲーム日記
CONTROLがあまり刺さらなかったので、筆者はSCP財団ネタ好きじゃないのかもしれないな…と思い優先度を下げていたLobotomy Corporationが面白そうすぎて、物理的にプレイできないゲームのことばかり考えている。
というわけでリンバスに手を出したがiPadでまともに動作しなかった。必殺技演出で落ちるし進行度が保存されない。
あつ森ハッピーホームを30軒のイベント完遂まで遊んだ。別荘フォト記事を作りたいがだいぶ気の抜けた記事になりそう。

RiJを見ながらいい加減アンジェリークをやるか…と思っていたのに気付いたらネクストキングの配信を見ていた。