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私が笹岡秀旭くんに出会い、笹界に住民票を移すまでの話

塩顔が好きである
物心ついた時から、お目目キラキラのキャラクターより、スヌーピーやムーミンが好きだった

好きになった人を振り返ると、点と線だけで似顔絵が完成しそうな顔立ちの方が思い出される

私の好みはさておき

PRODUCE 101 JAPAN season2
コロナ禍ということもあり、101人で11枠のデビューを勝ち取るためのサバイバル合宿をスタートさせる、という通常の番組趣旨とは違って、動画を見ていいなと思った子に投票するという、イレギュラーなシステムで始まった

あいうえお順にゆっくり見ようかなーなんて思っていたけど、せっかちな性格故に、とりあえずこの子!って思った子は先に見てしまおうと、練習生の宣材写真を目で追っていく

私の目に、101人の練習生の中から、塩顔代表!みたいな涼し気な佇まいの彼の宣材写真が目に留まらない訳が無かった

笹岡秀旭くん
かわいらしい子だな

そう思ってクリックしたオーディション用の評価映像

VOCALの自由曲として彼は、米津玄師氏の「感電」を歌っていた

♪逃げ出したい

歌い出しのたったワンフレーズが聴こえた瞬間、ベタな展開ながら、曲名の通り「感電」した感覚が身体に走ったのを覚えている

歌うまっ!!!!
何だこの子!!??

高音も低音もすごく安定してるし、艶があって癖のない伸びやかな声

慣れないカメラ前での歌唱、緊張して歌うのがやっとじゃないの?と勝手に思っていたけど、彼のパフォーマンスは堂々としていて、歌を伝える、届けるという技術に非常に長けているように思えた

VOCAL志望なのかな?

そう思って次に見たのは、課題曲のダンス映像


全く踊れない私なんかにこんなこと言われたくないとは思うが、飛び抜けて技術がある!という訳では無いながら、1つ1つ、音に正確に、とても丁寧に踊る姿が好印象

この時点で既に、笹岡君には興味と好感度しかない状態

他にも気になる子の映像を順番に見てはみるものの、頭の片隅で常に、「笹岡くん良かったな…」なんて思ってる自分がいた

まだ見ていない子をあいうえお順に見始め、さ行に差し掛かった時、一番最初に見終わってるはずの笹岡くんの動画を当たり前のようにもう一度見た
だって見たかったんだもん
ずっと「笹岡くん見たいな」って思ってたんだもん

この時点で、相当、歌(と顔)に惚れ込んでいるが、まだ、笹岡くんがどんな子なのか分からない
どんな風に人と接するのか、辛い時、苦しい時のモチベーションの上げ方や、周囲への接し方はどうなのか、私の中でそこはかなり重要視する部分なので、油断はできない
(まぁ、今となっては、ご存知の通り全くもって無駄な心配だったのだが)

そこで、映像ではわかりにくい部分も多いと思いつつも、恐らく人となりが垣間見えるであろう1分PRの映像を見てみる

サムネイルの時点で笹岡くんの様子が少しおかしい事は、私を含め誰もが気づいていたはず(下画像左下参照)




再生して直ぐに、鬼滅の刃の猗窩座のパロディーだということに気付いて、一生懸命作ったであろう小道具と、開始15秒ほどで「嘘でーす」と、急に素の笹岡秀旭に戻るところがかわいくて、思わず笑ってしまった

この子は絶対にいい子だ…もう完全に、笹岡フィルターが発動している
(笹岡くんはフィルターなんかなくても、十分すぎるくらい素敵な人だけども)

しかし私はまだ、彼を1pickだと認めるわけにはいかなかった

こんな見ず知らずの他人に評価され、自分の夢と将来を託している練習生たちのことを思うと、軽い気持ちで投票は出来ない、という事を、season1(無印)で痛いくらいに感じていたし、S2は横目でちらちら応援しようと、私は本気で誓っていたのだ

しかし、全員分のオンタクト評価の映像を見終わり、頭の中に確かに「1pick 笹岡秀旭」というワードが浮かんでしまっている

全員分の動画を見て
「歌」「ダンス」「rap」
で気になった子をそれぞれ数名ずつメモに書き出したものを見返した時、「歌」の項目に書かれた笹岡くんの名前を、「ダンス」の項目にも“笹岡、伸び代”と書き加えるくらいには、堕ちていた
(探したけどメモ見つからず…)

しかしこの期に及んで、思春期の漫画の主人公ように
「べ、別に1pickなんかじゃないし…!!」
と、ギリギリで何とか沼に足を突っ込まないように足掻いてる自分がいた


次に、Twitterで彼の名前を検索してみることにした

笹岡秀旭、と検索したその先にあったのは、期待したような、過去の自身によるツイートや、友人たちが載せた画像や、いいやつです!応援してください!などという言葉ではなく、ひと足早く笹岡沼にハマっている人たち、通称「笹プ」の皆様の、めくるめく楽しい世界だった

笹岡くんの沼は、1月末のまだ何も始まっていない頃から、番組が始まって笹岡くんの人柄やアイドルとしての輝きが解き放たれ始めている今も、一貫として入口がものすごいバリアフリーである

古参、新規など、オタクをしていれば耳にする言葉を、笹プは全く気にしておらず、いつでもどこでも、笹プみんなが両手を広げて歓迎してくれる

笹岡、というワードをつぶやこうものなら、瞬時にいいねがつき、そこから水面を広がる波紋のように、笹プからのいいねが飛んでくる

もう、親戚のおばちゃんが、甥っ子がかわいくてかわいくてお世話焼いちゃう!みたいなテンションから、笹岡と結婚したくて仕方ない人まで、多種多様な人たちの集まりなのに、とてもまとまりがあって、真面目な常識人が多い

見れば、笹プは非常に多才でクリエイティブな集団で、アイデアの豊かさ、技術の高さ、行動力を目のあたりにした私は、一緒に笹岡を応援したくなってしまった

きっと私は、「押すなよ!押すなよ!」と沼の淵で、お約束のコントをしながら、誰かが背中を押してくれるのを待っていたんだと思う

背中を押してくれたのは、笹岡くん本人の魅力は勿論、笹プというファンダムの魅力も大きかったように思う

S2は横目でちらちら、なんて誓いは最初からなかったことにしよう、そうしよう

笹岡秀旭、君を私の1pickに勝手に任命する

心が決まったら、後は早かった

こうして今、笹プのみなさんのお陰で楽しい笹活を送っている訳だが、笹岡くんの沼は、私にとって非常に居心地が良い

他のファンダムの様子が分からないので、決して他のファンダムの居心地が悪いと言っている訳ではなく、ただ単に、笹岡沼は住みやすい沼である事は、間違いない

クラスの集合写真で、1番前に寝そべるタイプではなく、どちらかと言うと、前列にいらっしゃる陽気なキャラクターの方々のピースで顔が半分隠れてしまうような、愛しい人たちがたくさんいらっしゃると言うか…(全力で褒めてる)

私なんて、絵も描けないし、スローガン作りも動画の編集も布教シート作成も上手くできないし、本当にただの笹の葉の1枚にすぎないけど、それでも「笹岡秀旭が好きだ」という気持ちだけで、存在することが許容される優しい世界(笹界)

それでいて、オーディション番組ならではの緊張感や危機感もしっかりと感じられて、上手く言えないけど、沼底だけど地に足がついていて(まぁ沼底だけど)、各々がきちんと、肺やらエラやら皮膚やらで自発呼吸している、そんな感じがある(くどいようだが、全力で褒めてる)


これは私個人の、本当に勝手なただの推測で、我ながらおこがましいなと思うが、笹岡くん本人も、こんな笹プの空気感を気に入ってくれてるのではないかな、なんて思うのである

これを読んでくださってる方の大半は、恐らく既に笹界に住んでいらっしゃると思うけど、もし、数ヶ月前の私のように、沼の淵から中を覗き込んでる方がいらっしゃったら、両手を広げて歓迎したい

かつて、 私がそうしてもらったように

最後に、素晴らしい提案をしよう
君も、笹岡秀旭の夢への道を照らす光の一員に、ならないか?


現在進行形での笹岡くんの頑張りや、素晴らしいステージでの活躍や輝き、葛藤、想いなどは、またいつか、別の機会があれば…

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