マダミス×TRPG対談(マシュー・しゃみずい):マダミ黙示録
▽:はじめに
noteのほうもすっかり慣れてきたので
たまには企画系をと思い、
対談記事をあげてみることに。
私と誰かだと
新鮮味がないのと
同じことの繰り返しになってしまいそうで
今回は私の信頼している
ゲームマスター(以下GM)に
チャットでの対談をしてもらい、
そちらを再編集する形で
ご紹介させていただきます。
今回のこちらの記事は3967文字、
読み終えるまで凡そ6分程度です。
今回の記事は
マーダーミステリーとTRPG
それぞれのアナログゲームに於ける
様々な切り口をGMという視点から
お届けできればと思います。
▽:本日の話し手紹介
マシュー:@matthew_MmysG
しゃみずい;@shami_gm
▽:マーダーミステリーとTRPGの共通点相違点
しゃみずい;
アナログゲームマガジンにて
『ゲームマスターについて語れ』
というお達しをいただきましたので
マシュー:
我々が何者なんだみたいなことは
置いておいて、
早速掘り下げていきましょう。
まずマダミスとTRPGには、
共通点もあれば相違点もあると思うのですが
しゃみずい;
どちらも、大体の場合は
複数人で楽しむコミュニケーションゲーム
という点で共通していますよね
マシュー:
キャラクターを演じ、
束の間
本来の自分とは違う人生を歩むという点では、
どちらも良い意味での
『大人のごっこ遊び』だと、
説明することも多いです
しゃみずい;
更に共通項として、
『1人の当事者として、物語に介入する』
ことが挙げられます
マシュー:
TRPGは自分のキャラクターを作成して
掘り下げることができる一方、
マダミスは
『自分でキャラクター作成できないから
没入が薄い』のではなく、
システム側で詳細に描くことで
実は没入が高まっているという点には
注目して欲しいですね
しゃみずい;
そして、
双方の大きな違いは
『メタ視点が許されるかどうか?』
だと思っています。
マシュー:
マダミスでは、
キャラクターの席順などを
推理に使用したりはタブーですが、
TRPGではメタ視点がOKなんですか?
しゃみずい;
全く同じ話ではないんですが、
例えばシナリオの途中で
「今はこんな状況にあるわけでしょ?
じゃあ、この後に
こんな展開になるってのはどう?」
「いいね!」といった具合に、
展開や状況にさえ口出ししていいのです
マシュー:
そういう遊び方を
推奨しているタイトルがある
ということですかね?
しゃみずい;
そういうシステムがあるという話だけでなく、
GMが話の展開に詰まったら、
他のプレイヤーがどうしていいのか困ったら、
誰でもこの先を提案していいのですよ
マシュー:
ふーむ。『物語を紡ぐ』という作業を、
GMや他のプレイヤーと
一緒に取り組むわけですね
しゃみずい;
もちろん、
ストーリーの最終的な決定権・責任・権利は、
GMに委ねられるシステムが多いですけどね。
いろんな提案をメタ視点でしてもいい――
そんな空気感が最近のTRPGにはありますね。
マダミスは、
作品とGMに参加者みんなで下駄を預け、
TRPGは、
みんなで一斉にワラジを編むわけですねw
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