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アプローチとパターは重要ではないって本当ですか?

この記事ではゴルフのスコアメイクに於いて、アプローチとパターが重要ではないとアマチュアゴルファーの一部で言われている理由について解説しています。


ゴルフスコアメイクにおけるアプローチとパターの重要性について考える

ゴルフのスコアを向上させるためには、多くの要素が絡み合います。

その中でも、「アプローチ」と「パター」はプロや上級者にとって特に重要とされていますが、一部のアマチュアゴルファーの間では「そこまで重要ではない」といった意見も耳にします。

この主張はどのような背景から来ているのでしょうか?また、実際のところはどうなのでしょうか?

今回は、このテーマについて深掘りしていきます。


アマチュアゴルファーの主張

アマチュアゴルファーの中には、アプローチとパターに重点を置かない理由として、以下のような主張を挙げる方がいます。

  1. ドライバーの重要性 ドライバーでの飛距離が出れば、ピンまでの距離が短くなるため、1打目以降のショットが楽になるという考え方があります。

  2. ショット全体の精度の優先 ティーショットやセカンドショットが安定していれば、バンカーや傾斜地でのリカバリーショットで苦労することはないという考えもあります。



実際のスコアメイクにおけるアプローチとパターの役割

一方で、アプローチとパターがゴルフスコアに与える影響を無視することはできません。

統計データや多くのプロゴルファーの証言からも、これらがスコアメイクにおいて極めて重要であることが明らかになっています。

  1. グリーン周りの一打が持つ価値 アプローチとパターは、スコアに直結する最終的なショットを担います。特にアマチュアの場合、グリーン周りでのミスがスコアを大きく悪化させる原因となることが多いです。

  2. スコア圧縮のカギ 上級者の多くが、スコアを大幅に改善する際に重点を置いているのがパッティングとショートゲームです。

  3. データが示す現実 ラウンド中の40%以上がパターに費やされるショットであり、アプローチと合わせると全体の半分以上を占める場合もあります。このことから、練習時間をこれらに割くことの重要性が見えてきます。


どちらを優先すべきか?

もちろん、ゴルフは総合力のスポーツであり、すべてのショットを一定以上のレベルに引き上げることが理想です。

しかし、目標スコアによって、優先すべき要素は変わります。

例えば、パー4のセカンドショットでグリーンに乗せる技術は、80台以下を目指すゴルファーには必要不可欠なスキルです(プレースタイルによる場合もあります)。

一方で、ティーショットでドライバーを遠くに真っすぐ飛ばすことができれば、次のショットが楽になり、セカンドショットでグリーンに乗せられる確率が高まります。

こうしたショットが安定すれば、アプローチで苦労する機会が減り、スコアメイクが格段に楽になります。

しかし、これが実現できるゴルファーは、すでに70台以下のスコアでラウンドできるレベルに達していることが多いのです。

そのため、効率よくスコアを改善したい場合には、アプローチとパターにフォーカスすることが最も効果的といえるでしょう。

  • 短時間で成果を出しやすい ショートゲームの練習は、技術を磨くことで短期間で効果が出ることが多いです。

  • スコア改善への即効性 パット数の削減は、スコアに直結します。例えば、1ラウンドで3パットを2回減らすだけでも、スコアが2打縮まります。


まとめ

アプローチとパターが重要ではないという主張には、それぞれのプレースタイルや考え方による理由があります。

しかし、実際の統計や経験則から見ても、これらのスキルがスコアメイクにおいて果たす役割は非常に大きいものです。

特にアマチュアゴルファーが効率よくスコアを改善するためには、アプローチとパターに十分な練習時間を割くことが重要です。

あなたも次回の練習から、この2つに少し多めに時間を取ってみてはいかがでしょうか?きっと結果が変わるはずです。

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