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「今はむかし」 クライアントのホテルは戯言

デパートの仕事、量販店の仕事、ホテルの仕事を多く沢山させて貰った
特にホテルは高級有名ホテルから地方のローカルホテルまで
ホテルは5社、グループホテルは20ホテルほど
グループホテルでも都会やリゾート、地方等により
全く別会社のホテルのように個性的になる各ホテル
夏休みやクリスマス、お正月の宿泊告知
ホテルブライダルの宣伝、ホテルの広告、販促キャンペーンの告知
打ち合わせして、クリエイティブ制作をして納品
これが広告制作の簡単な流れだ
制作にはその内容で撮影が必要になる
宴会場や客室、式場やそれに関するイメージ撮影
そして
その打ち合わせや撮影に行くと担当者やそこに来る関係者から
戯言が

①怖い部屋
「やっぱり変な部屋、怖い部屋って有るんですか?」
「うーん?・・・」
ちょっと間を置いて
「いつも決まってその部屋は、お客様からこの部屋、変えて欲しいは有るんですよ」
「有るんですかやっぱり!」
「まークレームはすぐ対応して部屋を変えますけどね」
すぐに変えれるんだねホテルの部屋は。ってことはやっぱり・・・

②使わない宴会場
「うちのグループの静岡のあの宴会場が多いホテル、
1つだけ宴会場あまり使わないですよ」
「へー、宴会場ですか、なんでですか?」
「使った後、片付けをするじゃないですか、椅子やテーブルを片付けたりするでしょ、終わる頃になると宴会場の四方から音が鳴り響き止まらないんでよ」
「えーそれは困りますね、しかもそれは怖いですよ」
「だからもうそこは物置のような部屋にして、宴会場として使わなくなりました」
宴会場今は怨会場?

③ヘリコプターから首にする
地方へ移動する際そこのグループの当時の社長はヘリコプターで
移動をしていたらしい
とあるリゾートのホテルへ行き仕事が終わり帰る際
ほぼ従業員が皆さん見送りにヘリコプター周辺に集まり
飛び立つヘリコプターを見送るとのこと
だいぶヘリコプターが飛び遠くになった時
見送る1人の従業員がホテルに戻って行った姿が、
それをヘリコプターから見ていた社長は・・・
その後その従業員は退社になったらしい。

④響き渡る悶える声
都内のとあるホテルでリニューアルした部屋のモデル撮影をしていた
平日の昼過ぎライティングやセッテイングの準備をしてリハーサル
本番の撮影に入ると何やら声が響く
スタッフは8名ほどちょっと広めの部屋で撮影の真っ只中
時折聞こえる怪しい生々しい女性の声は撮影中ずっと聞こえてくる
どこかで音楽かラジオでもかけているのか?
部屋に機材が入りきらないため、撮影の部屋は少し開けてあった
どうやら聞こえる声は違う部屋からのようだ
撮影が終わり片付けをしてスタッフ全員で撤収をして部屋を出る
エレベーターホールに向かう長い廊下を歩いていく
どんどん声が大きく聞こえてくる
エレベーターホール近くになった1番近い部屋
ここからだとスタッフ同士で目で確認し合う
平日の昼間、静かなフロアの通路
女性の悶える声の発信源の部屋だ
撮影中約3時間半
お楽しみはまだ終わらない
エレベーターを待ち乗り込みドアが閉まるまで
その声は36階に響き渡っていた。

⑤準備する部屋
仕事で各地方のホテルや各地域のホテルを回る社長
忙しい社長は来て仕事をして帰る
ところがたまに仕事ではない?時に訪れることがあるらしい
それはなぜ仕事ではないかというと
訪れる日、そのホテルの支配人から1番若い若手に
部屋の掃除や準備や整えの指示があるらしく
指名された若ては理由など知る由もなく部屋を綺麗に整える
そしてそれが宿泊するというサインだったことを後で知るらしい
密会の部屋になる
「〇〇さんとか、〇〇さんですよ」
「やっぱりそうだったんですね」
言えない有名人の女性
ホテルはやっぱり忙しい日々。

ホテルは火照る。

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