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綺譚 獣たちが備える「永遠の命」とは
この世界の、この時代の、この国。科学技術の進展と産業社会化が進んだ結果、山間地域はほんの少し残されただけになった。
山間地域と、人々が現代生活を営む都市部の間には、「縁(へり)」と呼ばれる巨大なグリーンベルト地帯が設定されていた。このグリーンベルト地帯には、各種のセンサーと自律ロボットが設置され、山間地域からやってくる獣(けもの)を追い返すか、それとも殺すか、対策が取られ続けていた。
イノシシ、シカ、オオカミ、クマ。獣たちはなかなか減らなかった。どんなに駆除しても減らないのだ。かといって山間地域を完全に消滅させるわけにもいかない。この国において唯一、まとまって残っている自然環境である。この山間地域をつぶすことによる環境バランスへの影響は計り知れないものがあった。この国が抱えるジレンマのひとつだった。
ある時期を境に、獣たちは集団で縁(へり)を通り抜け、都市部に攻め寄せてくるという現象が頻繁に発生するようになった。獣たちが少数である場合は難なく対処できていたが、かなりの集団で突進してくる場合もあった。現代装備を備えた人間であっても、それはたまらない。
突進して縁を突破してきた獣たちは、人間の生活区域に入り込んで、食べたり荒らしたりした。クマに無防備なまま近づいてしまった結果、致命傷を食らう市民も少なからずいた。
しかし、駆除すればするほどに、獣たちはますます人間社会へと攻め込んできた。山間地域で何が起きているのか。現代科学をもってしても解明しきれない謎だった。
機転を利かせたある者が、山間地域にひとり乗り込んだ。
この世界のこの時代に似合わぬ古い民族衣装を身にまとい、固い地面に自らの体を横たえた。
何やらブツブツ唱えると、獣たちが四方八方からこの者の元へとゆっくり近
づいた。
それでもこの者は微動だにせず、ブツブツ何かを唱えることを止めなかった。
小一時間ほどが経過しただろうか、獣たちは納得したかのように、再びゆっくりと動き出し、山の中へと消えていった。
その日以降、獣たちが都市部を襲うことはなくなった。
そこから数十年をかけて、この国の人口は減少していった。
道路、建物、センサー、ロボットは、メンテナンスされぬまま放置された。
次第に、この縁(へり)の区域には、獣たちが住み始めた。
獣たちは人に代わって、縁(へり)を維持し始めた。
かれらは、この区域に彩りを与え始めた。
もはや不要になった道路、建物、そして微動もしなくなったマシンは、彼らの住処(すみか)や道具と化した。
かつて、山間部にひとり乗り込んだある者は、人間の衰退を予見していたのだ。
そして動物王国の知恵ある者たちにこう述べた。
「この国の人間たちはもうすぐ減少の時期を迎える」と。
獣たちは、個々が独立した命であるようでいて、種全体で一つの意識を備えている。
彼らは交尾をし、種を残す。それは全体と個が一体的なシステムとなっている。
個が死んだとしても、全体は生きている。
つまり、彼らにとっては、種が続く限りは、永遠のひとつの意識であり、永遠のひとつの命なのだ。
その永遠の命から見れば、個の意識が分離している人間種族の営みは、実に短く、儚(はかな)いものなのかもしれない。
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DNAアクティベーションは、伝統ある形而上学の学校が古来引き継いできた、最重要のヒーリングメソッドの1つです。
かつては王族や神官など、限られた人にのみDNAアクティベーションの存在が明かされてきました。つまり、ごく一部の人物しか、このDNAアクティベーションの恩恵を受け取ることはできませんでした。
しかし、今は形而上学の学校・モダンミステリースクールが一般公開に踏み切ることにより、正式なトレーニングを受けて認められたヒーラーなら、施術ができるようになりました。これにより、市井で活躍するより多くの人々が、このDNAアクティベーションの恩恵を受けられるようになっています。
これを受けた人は、まさに形而上学が語る最大の教え、「I am God.」の一片――素晴らしき自らの潜在的な可能性が拓かれます。徐々に心の平和、心の豊かさ、さらには自らの人生を切り開いていくことができるようになるでしょう。
私がDNAアクティベーションを最初に受けたのは2005年9月のことでした。そしてDNAアクティベーションの施術法を最初に学んだのは、2009年でした。初めて学んでから10年以上もの月日が経過していますが、このヒーリングの威力については発見の連続です。
受けた人が備える可能性を最大限に開く、古来の叡智・DNAアクティベーション。このヒーリングの恩恵を、ぜひ、多くの人に受けていただきたいと思います。
DNAアクティベーションをお受けになりたい方からのお申し込み・お問い合わせ、歓迎いたしております。下記のnoteお問い合わせフォームから「DNAアクティベーション希望」とお書きになって送信ください。折り返し、当方から連絡いたします(東京・池袋/目白がメインの活動場所ですが、各地への出張も可能です)