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【Vol.4】細胞培養の歴史——人類のあくなき研究への取り組み

*幹細胞培養上清液・エクソソームは医薬品ではありません。
本記事は、幹細胞培養上清液やエクソソーム・サイトカイン・成長因子のことを正しくご理解いただくために記載しています。

これまで、「幹細胞」と「幹細胞培養上清液」の違いについて解説しましたが、今回は細胞培養の歴史に焦点を当て、人類の細胞培養にかける研究の蓄積を振り返ってみます。

生物学の萌芽は古代ギリシアに見られます。
諸研究に先駆しているという意味で、古代ギリシャのアリストテレスをもって生物学史の始まりといわれています。

細胞培養はいつから始まった?


人類の身体への研究は遥か昔から続けられており、ミクロの世界へと進み、細胞培養という観点からは19世紀から現在に至るまで、生物学者・医学者にとって大きなテーマとなっています。

動物の体外で起こり、外から見えないような変化を顕微鏡下で詳細に観察・解析することで、生物学・医学は大きく発展してきました。

細胞培養の歴史

細胞培養の歴史

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「再生医療」への注目

細胞培養の研究の蓄積があり、再生医療の分野は2012年にノーベル賞を受賞したiPS細胞をきっかけに社会にも広く注目されるようになってきました。

iPS細胞は2006年に誕生した新しい多能性幹細胞で、再生医療を実現するために重要な役割を果たすと期待されています。

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の事業である
幹細胞情報データベース及び幹細胞に関する情報を提供するポータルサイト
「SKIP(Stemcell Knowledge & Information Portal)」において、幹細胞の歴史がわかりやすくまとめられています。

「幹細胞の歴史 ~iPS細胞のできるまで~

次回は、「幹細胞培養上清液」の歴史の深堀りをいたします。

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