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邪念走 第11~20回【仕来り~二の足編】

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#日記

【邪念走】第14回 生存に不利なモードで生きる。

ランニングを始めて約半年。走っている最中は相変わらず辛く苦しいのだが、3キロほど走った頃からスッと苦痛が消える時間帯があることに気付く。苦痛が消えるだけでなく、逆にパワーが溢れ、活気がみなぎり気分も高揚、なんだか幸せで気持ち良く、この状態であれば何十キロでも走れそうな気がしてくる。これまで長距離をまともに走ったことがなかったので気づかなかっただけで、実は特異体質、もしくは特殊能力の持ち主だったのかもしれない。 私はこの状態を「極楽浄土モード」と密かに名付けた。 今は数分し

【邪念走】第13回 秘密結社であることを告白する。

ランニングが趣味になったからといって、毎日ランニングしたいかというとそうでもなく、正直なところできるだけ走りたくない。毎回、ランニングに出発する数十分前から頭の片隅でランニングに行かない言い訳を考え始める。いや、「行けない理由」を探している。 そう、「行かない」ではなく「行けない」ことにしたいのだ。 ランニングに「行かない」ということは自分の意志、いわば自己決定となる。しかもその自己決定は、行きたくないことを認める、自分の弱さを認める、決定するということになるので、自分に