効果的に上達したいならマルチタスクは辞めるべし

「脚のこと気にすると腕が出来なくなる」
「腕のことをやっているのに脚が気になる」

よくある事ですが
これは脳科学的にも実証されている事で
ほぼ全ての人に当てはまる事です。

人の脳は「注意力が必要な事は一度に一つしかできない」ように出来ています。
「私は歩きスマホできますよ」と言う方もおられますが
歩きながらスマホはできても、スマホの操作をしながら周囲の安全に気を配れる人はいません。

「歩く」という行為自体には注意力が必要ない程自然にできてしまうので
スマホ操作もできるでしょう。

しかし、「周囲の状況に気を配る」事は注意力が必要な為スマホを操作できません。

その証拠に安全を確認しているその間
スマホを操作している手は止まっているハズです。
現代では24時間インターネットを通して世界とつながる事ができてしまいます。
その為、ヒトの集中力は金魚程度にしか持続できなくなってしまいました。
その時間、なんと6秒!笑

話を戻します。

注意しなければ行えない事は2つ同時にはできないので
脚も腕も注意しなければならないポイントがある中で
両方を完璧に遂行する事はそもそも不可能なのです。

不可能なのにも関わらずそれに取り組もうとすると
脳がパニックを起こし、焦りや不安を生みます。

仕事の世界でも、生産性の高い人ほどタスクの切替が少ないですし
しょっちゅうタスクを切り替える人ほど
1日が終わった時に「忙しかった割に何も終わらなかった」となってしまう訳です。

これを水泳の練習に置き換えると…
1回の練習の間にあれこれ気を散らしてしまい
最初はストロークのキャッチの部分の練習をしていたはずなのに

途中からリカバリーの部分が気になり始め
更にはキックが気になり
練習が終わる時には

「疲れた割には何も上手にできなかった」

となってしまう訳です。

つまり
1つの事に集中して練習した方が効率が高く
上達や目標達成の為に最も近道である、となります。

しかし、人間は新しい刺激が入ると
そちらに注意を持っていかれてしまうように出来ています。

プライベートで、仕事で、水泳で
このような事を避ける為にはどんな対策をしていけば良いのでしょうか?

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