お利口なワンコへの近道!?犬の運動!!徹底解説!!
先日の記事で、犬の運動と散歩が違う事を説明しました。今回は犬の運動について解説していきたいと思います。
1.犬にとって運動って何?
先日の記事と重なりますが、犬にとって運動は走り回ったり、ワンプロしたり、ボール等の物を取りに行ったり等々の体力を使う行動の事です。これらは犬の遊びとも言われますが、元を辿れば狩りのための行動になります。現代のワンちゃん達は狩りの必要性はなくなりましたが、狩猟本能はしっかりと持っていて、こういう遊びを通して擬似的に狩猟を経験する事で本能からくる欲求を満たしていきます。※ニオイを嗅いで何かを探し当てるような行為も広い意味で運動に含まれます。
2.運動が不足するとどうなるの?
運動をしっかりしてあげないと肉体的にも精神的にも問題が出てきます。それではどんな問題が出てくるのでしょうか?
①人だけじゃない!メタボ問題
我々人間が運動不足で真っ先に思い付くのは、やはり太ってしまうという事ではないでしょうか?実は私も昔はカリカリ体型だったのですが、年齢と共にお腹周りが、、、、
ゴホンッ!!さて、気を取り直して本題ですがw
現代日本では、犬のメタボリックシンドロームも問題となっています。その多くの原因はこの運動不足にあります。愛犬の健康のためにもしっかりと運動させてあげる必要があるんです!
②犬の興奮爆発問題
犬には狩猟本能があります。運動というのは、この本能からくる欲求と言い換える事もできます。本能が満たされなければどうなるでしょうか?
例えば人の欲求で考えてみましょう。わかりやすいのは犬と同じ本能的な欲求である睡眠欲です。人がずっと寝ずに生活していたらどうなりますか?最初はよくわからないけどランナーズハイのような状態になりますよね?その後もその状態が続くとちょっとした事でイライラするようになって、暴力的になるような人もいるのではないでしょうか?これは睡眠不足のストレスからの行動になります。
犬も本能的に持っている欲求が満たされなければ同じような状態になっていきます。最初はどんな些細なことでもすぐに興奮するようになります(ランナーズハイ)。先日の記事で犬にとって興奮が良くない事はお伝えした通り、興奮からの問題行動も起こりやすくなります。そして興奮が日常的になると、ついにはちょっとした事で吠えたり噛んだりするようになる(ストレス)可能性があります。
こういった事を予防するためにも運動がとても大切になるんです!
3.運動欲求の簡単な捉え方
そうは言ってもよくわからない!イメージできない!という方もおられるかもしれません。そこで犬の運動欲求について簡単なイメージをご紹介します。
犬にはスマホのバッテリーのような物があるとイメージしてください。
①充電してください状態
しっかり運動するとバッテリーが消費されて残りのパーセンテージがなくなり赤色で表示されます。この状態になると充電するために犬は寝ます。
②バッテリーが半分くらいまで
バッテリーが0から半分くらいまでの状態がとても良い状態です。冷静に落ち着ける状態であり、しつけをするのでも頭に入りやすい状態になります。できるだけこの状態にできるようにしていきたいですね!
③半分以上
半分を超えてきたら徐々に運動したくなるようなイメージです。そして100%になると些細な事で興奮し、興奮がバッテリーから溢れ出すような状態になり問題行動へと繋がります。
犬の運動欲求が100%を超えても運動できずにいる状態は、100%のスマホを更に充電するような物です。スマホも100%を超えての充電はあまり推奨されていませんが、犬も同じで充電のしすぎは問題行動への引き金となりますので、犬の運動欲求バッテリー残量に注意してみてください。
4.散歩だけじゃダメなの?
散歩も運動になるじゃないか!!と思われる方もおられると思います。先日の運動と散歩の記事でも書きましたが、そもそもの目的が違うので散歩だけでは運動欲求は満たされません。
ただし私個人の見解としてですが、十分な散歩は最悪の事態を遠ざける事ができると考えます。つまりバッテリーが100%までいっても、そこから溢れ出して問題行動にまで発展する事(ストレスからの問題行動)を防ぐ事はできると思います。ただし、興奮からの問題行動は抑制できませんので、そこは勘違いしないでくださいね!
結論として、散歩も運動もどちらも大切ということになります。
5.運動欲求を満たすために
以上の事を聞いて、毎日のように十分に運動させる事なんてできない!!と思われる方も多いと思います。今の日本では、なかなか運動と散歩の両立が難しいのは私も実感しています。そこで現代日本での基本的な考え方と具体的な対処法を説明します。
①基本的な考え方
先ほど説明した通り、毎日しっかり散歩していれば最悪の事態は避ける事ができます。ですので、散歩は毎日しっかりしてあげる。そして、お休みの日には運動をしっかりさせてあげる。という事を心掛けて貰えれば犬の興奮はグッと抑えられます。ポイントは、飼い主さんも無理せずできる範囲でやるって事ですね!
②オススメはドッグラン
私の1番のオススメはドッグランです。他の犬と走り回るのは、人相手ではできないくらいの運動になります。他のワンちゃんがいなくても、日常では体験できない広いスペースを飼い主さんと走り回るだけでも素晴らしい運動になりますよ!
③公園でロングリードもオススメ
公園等の広いスペースで、リードをロングリードに替えてあげて走り回るのもオススメです。他のワンちゃんが苦手な子でもこれなら楽しく遊べます。ただし、公園はドッグランとは違い犬が苦手な人も利用しますし、主な使用は人を対象に考えられているため、やはり他の利用者の方に迷惑にならないように気をつけましょう。
④小型犬なら室内遊びも
小型犬であれば、室内でボールやオモチャの取ってこい遊び等もオススメです!コミュニケーションも取れるし運動にもなり、天気も関係ないのがメリットですね!ただし室内には犬が当たると危険な物もあると思いますので、そういった物が何もないようにしてから気をつけておこなってください。またアパート等の場合にはご近所の迷惑にもならないように気をつけてくださいね!
6.まとめ
今回は犬の運動について解説しました。非常に説明の難しい分野になりますが、運動の必要性についてご理解いただけてら嬉しいです!しっかり犬を見ていると、犬の運動欲求の溜まり具合が本当にバッテリーのように見えるようになってきます。バッテリーを溜めすぎないように楽しいドッグライフを過ごしてくださいね!
という事で今後も愛犬のためになる情報を発信していきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします!
最後まで読んでいただき ありがとうございます。 これからも一緒に わんちゃんの勉強できたら嬉しいです😊 もしサポートいただけましたら すべてわんちゃんのために活かしていきます!