モバイルコンピュータ使用OKの新将棋大会開催を!(素案)
人と(モバイル)コンピュータの融合
将棋は、指し手の組み合わせが10の220乗あるといわれ、最新のスーパーコンピュータの能力を持ってしても、完全な解読は困難です。
逆に、AI(人工知能)やコンピュータの発展に際しては、格好の研究材料となり得ます。
いわゆるコンピュータ将棋の大会としては、
・人VSコンピュータの戦いの側面が強かった「将棋電王戦」(2017年に終了)
・コンピュータ同士が戦う「世界コンピュータ将棋選手権」(現在も開催)
が代表的なものですが、
人がコンピュータを活用しながら戦う大会があったら、楽しいではないでしょうか。
新将棋大会のレギュレーション(案)
対局者は3つのカテゴリ
P(Pro)・・・プロの棋士又は女流棋士、コンピュータの利用は不可
H(Human)・・・コンピュータの利用可だが、指し手の最終的な決定は人が行う
C(Computer)・・・コンピュータが指し手の決定を行い、人が対局をサポート
※対局自体はあくまで人が、実物の将棋盤と駒を手で動かし進めます。
使用できるコンピュータ等
独立して動作するモバイル機器であること
※市販されていない機器でも可モバイル機器の形態は、ノートパソコン、タブレット、スマホ等自由
CPUの種類・性能、メモリやSSDの容量等も制限なし、GPU等の使用も可
Bluetoothを含む一切の無線通信は不可
人が操作するのに必要な最低限の入出力インターフェースは必須
・入力機能・・・キーボード、タッチパネル、マウス等
・出力機能・・・ディスプレイ大会運営事務局との有線通信インターフェースは必須
・有線通信機能・・・USB使用台数の制限なし、但し複数台の端末を接続して利用する場合は有線接続に限る
使用できるソフトウェア
市販されている機器、OS上でも実行可能なこと(再現性が必須)
対局者(人)が、対局全般に関する入出力を行える機能を有すること
大会事務局との通信機能に対応していること
・先手後手種別&対局開始入力、(確認用)棋譜入出力、投了入出力等対局中にハングアップ、フリーズした場合に備え、手動でのリカバリー機能を付随することは可
制限事項等
使用機器等の総重量(バッテリー等も含む)は、909g未満
対局中、外部からの電源供給は不可
※但し、昼休憩中に充電可能というルールはありかも?対局(室)は、電磁波を監視或いは遮断した環境で行う
レギュレーションの目指すもの
・人とモバイルコンピュータの融合と活用
・プロ棋士(女流棋士)とアマチュア棋士との交流、ハンディなし対局の実現
・限られたリソース環境における、AIやDP(ディープラーニング)等を含むソフトウェア開発の推進
・重量制限による、省電力高性能コンピュータ及び高密度バッテリーの開発
・電磁波の監視、遮断システムの開発