代々木上原 Japanese Soba Noodle 蔦
初めて伺ったのはラーメン食べ歩きを始めて間もなくの2016年頃、ラーメン店で唯一のミシュラン⭐︎ひとつ星を獲ったお店というのでその独特の緊張感に圧倒され美味しさにビックリしました。その後、限定やブラッシュアップされるたびに食べに行ってたお店が徒歩圏内に出来ると知り小躍りして喜びました。
移転後お店は広くなり連日外国人観光客が列を作ってましたがコロナ禍が襲い、昨年9月に店主の大西氏が急逝されお店は臨時休業になった。もう復活は難しいのではないかと思っていたんですが、今日5ヶ月ぶりに復活を遂げた!
雪が降る中オープン時間直前に行ってみると行列が、並ぶことおよそ30分で着席
醤油Soba¥2000を注文
もちろん大西店主はいないのですが、ご一緒に店を支えていたスタッフさんや卒業したスタッフさんもいて以前の雰囲気がありました。
着丼‼︎
あー懐かしいと思いながらスープを一口飲むと鶏と豚の動物系にアサリの旨味が加わった力強いスープに優しいキレという表現になる醤油が合わせてあって、これぞ蔦だなと感じさせてくれる美味しさです。
そして麺は上原の店舗になってからは自家製麺になり小麦の香りや味わいをより強く感じられるようになりました。
具材も黒豚や九条葱と厳選した素材がどれも主張しすぎず調和しています。そして具材の上に添えられたトリュフパウダーとバルサミコ酢そしてスープの底に酸味のある果実のコンフィチュールがあり、どんどんと味わいが変化してスープに奥行きが出てくるのが蔦の真骨頂です。
久しぶりにスープも完飲!
僕の中でのラーメンの美味しさの1つの基準でもある蔦のラーメンの復活はとても嬉しく、亡き大西氏の意志が引き継がれていくのをしっかり感じられました。