犬山の神社に行ってきました⑧(虫鹿神社と奥宮)
前回の天道宮神明社のほど近く。
徒歩でも行ける場所に「虫鹿神社」は
あります。
この神社の「虫送り祭事」は犬山では
有名で、ガイドブックなんかにも
掲載されています。
ダンダンモーセーオークーレ
オンカラカーミオークーレ
という子供達の歌声なんかも
聞いてみたいですね。
さてこの藁人形は平安時代の武士
「齋藤別当実盛(さいとうべっとうさねもり)」
実盛は乗っていた馬が藁に足をとられた事で
敵兵に殺され、その怨霊が稲の害虫と
なったといわれる武将です。
彼の霊を鎮めその年の豊作を祈る事が、
祭の目的らしいです。
虫鹿神社は江戸時代初期まで
現在の入鹿池にありました。
「虫鹿の庄 入鹿村」にあったのですが、
入鹿池を作るため、現在の場所に村人と
共に移ったらしいです。
私見ですが、虫鹿の
虫は昆虫の虫ではなく蝸牛・蛇・蝙蝠・蚊・蜥蜴
といった小さな生き物を指しています。
鹿はそのまま🦌ですから、そういった生き物の
「庄」=「ふるさと」だったんでしょう。
さて前置きが長くなりましたが神社の紹介です。
ご祭神は
クニトコタチノミコト様
クニサツチノミコト様
トヨクムヌノミコト様
オオヒルメノミコト様
キクキリヒメ様
となっています。
千木や鰹木はありません。
山神様もしっかり祀られています。
いいですね。
ただ気になるのが、山神様の横に
「宇治土公」の墓標?がありますが、
宇治土公氏は猿田彦様を祖とし、
現在も伊勢の地で猿田彦様を祀っている
のですが、何故ココに?
祭神とも関係なさそうですし、誰か知っている
なら教えてください。
普通に考えたら、宇治土公一族の一部が、
この地に移住し土着した、とか。
でも、とてもいい神社でした。
駐車場はありません。
続いて
虫鹿神社奥宮⛩
虫鹿神社から団地を上がっていくと
分かりにくところですが、奥宮があります。
下の社標は本社から移設。
神社からの眺めもすごくいいです。
尾張富士も本宮山も綺麗です。
下の方には太陽光パネルがありました。
鉄塔もあってちょっと残念。
でもベンチもあって、近所の人たちがここで
ちょっとした祭りなんかもするんだろうなぁ
神社ってみんなが気軽に集まれる
場所なんですよね。とってもいいですよね♪
でご挨拶を済ませてよく見ると
こちらは
女千木で
鰹木6本
本社はなかったのに・・・
明らかに女神を祀る形態!
ご祭神は一緒なので
オオヒルメノミコト様(アマテラス)
か
ククリヒメ様
を主としているのでしょうか?
想像は各個人にお任せするとして、
次の神社に行きます。