1月はたくさん映画を見たよって話

1月に見た映画の感想まとめ。5点満点。

ウィッシュ【4/5】

1/7鑑賞
今年一発目。正月に暇してたのでセゾンゴールドのお試しがてらTOHOシネマズで鑑賞。

世間で言われているほど悪い映画だとは思わなかった。
福山雅治の『無礼者たちへ』を聴くために吹替で観たけど、芸能人枠の演技が軒並み素晴らしく、アニメーションの質も申し分なかった。
音楽は流石ディズニーという他なく、全ての楽曲が素晴らしかった。どれも耳に残るメロディで、とくに無礼者たちへは口ずさみながら帰るほど素晴らしかった。

反面、やはりストーリーは最悪で、歌の上手いグレタとは上手く言ったものだと思う。
特に良くないのが、作中で主人公が全く成長しないところ。主人公は空から降ってきた特別な力を振るうだけで、何の苦労もせずに国を転覆させる。
なまじ、マグニフィコ王が国を興すために努力した描写があるものだから、そりゃ王に同情する人も続出するわと思った。

傷物語 こよみヴァンプ【5/5】

1/13鑑賞。そもそも公開していることを知らず、上映スケジュールを眺めていたら見つけたので鑑賞。

内容は昔観た映画の再編集だが、セリフはほとんど撮り直したらしい。
取り分け、坂本さんの演技が全編を通して素晴らしく、最初の地下鉄ホームで泣き喚きながら謝るシーンは、何故か泣いてしまった。

ただ、原作小説か8年前の映画を観ている前提なのか、再編集により最後の体育倉庫周りがかなり削られてしまっていて、序盤の連絡先を交換するシーンの意味がほぼ無くなってしまったのが残念。
また、最後は暦が忍に笑いかけて終わるが、この先のことを思うとなにわろてんねんと思ってしまった。

観終わって、やっぱり物語シリーズは面白いなぁと思い出す良いきっかけになった。アニメを全部見返そうと思っていたら、未アニメ化作品を全てアニメ化すると聞いてだいぶテンションが上がった。

千年女優【3/5】

1/21鑑賞。これもリバイバルされているとは知らず、上映スケジュールを眺めていたら、たまたま見つけたのでイオンシネマで鑑賞。

平沢進の音楽は昔よく聴いていたが、肝心の今監督作品を劇場で見たことがなかったので、いい機会だと思い鑑賞。
今監督の得意技であろう、現実と空想が入り混じる展開は次を予想させない展開で、とても楽しめた。アニメーションもヌルヌルしていてクオリティがとても高かった。

しかし、いかんせん古い。20年前のアニメなので当然なのだが、キャラデザや人物の動きがジブリっぽいリアルさで、そこに古さを感じてしまった。
特にここ1,2年はアニメの表現の進化が凄まじく、最近はそういったアニメを好んで観ていたから、特にこの古さが目についた。

また、この作品が音楽を平沢進が担当した初めての今監督作品らしく、初めてだったからなのか音楽がいまいち作中の展開に合っていないように思えた。戦時中のBGMにテクノポップが流れてきた時は少し笑ってしまった。

ゴールデンカムイ【2/5】

1/26鑑賞。Twitterでコスプレ感が少ないと話題になっていたため鑑賞。

確かにコスプレ感やオリジナル展開などもなく、原作に忠実な映画だった。ただ、それは短所がないだけであり、長所ではない。
・山崎賢人
・恋愛要素をなんとか盛り込もうとしてくる
・盛り上がりのピークがズレている
・CGが荒い
・おかしなアングルの多用
といった邦画の悪癖が至る所にあり、それがいちいち気になってしまい、作品にのめり込めなかった。

逆に、玉木宏や舘ひろしのキャラクター再現度は高く、演技も違和感がなかった。
いざ衣装のクオリティが上がると、役者の演技がもろにキャラクター再現度に響いてしまい、役者の得意な演技とキャラクターが合っていないと、結局コスプレ感というか、コレジャナイ感が出てしまうんだろな。

余談

映画の内容とは関係ないが、今年から使い始めたセゾンゴールドの優待が非常に使いにくい。発券までに12時間かかるのが煩わしく、その日の上映スケジュールを見て、ふらっと映画を見に行く自分のスタイルと全く合わない。見に行きたい!と思ってもその日には間に合わないことが多い。
また、チケットを出す画面まで行きつきにくく、発券機の前で時間がかかり申し訳なくなる。
やはりカード一枚通すだけで済むイオンシネマが最高だと思う。ネット予約したいならイオンカードを使えば良いし。

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