Omoinotake

Omoinotake  おもいのたけ 
島根県松江市出身のピアノトリオバンド。
”踊れて泣ける”をコンセプトに、渋谷を中心として2012年から活動している。


わたしとOmoinotakeとの出会いは2017年。
深夜の音楽番組バズリズムをたまたま流し見していた時だった。
思わず踊りだしたくなるようなポップでおしゃれな音楽に耳をもっていかれて、テレビを見た。
最新の音楽がいくつか紹介されるコーナーで、Hit It UpのMVが流れていた。

そのMVのキャプションには、”島根県出身”の文字。
島根出身でこんな人たちいたんだ…!と驚いたのを覚えている。



わたしは島根生まれ島根育ち。現在も島根県在住。
ごりごりの島根県民である。
母数が少ないということもあるけれど、同郷のアーティストはやはり贔屓しがち。
オモタケも例にもれず、その日から、活動をゆるく見守るアーティストのひとつとなった。


オモタケの魅力は、まず、なんといってもそのサウンド。
とにかく踊れる。体が自然と音に乗る。
お酒を飲みながら聴いたら気持ちいいだろうなと、ライブを見ていていつも思う。
大体車でライブ会場に向かうことが多いので毎回飲めないのだけれども。


それから、情景が浮かぶような繊細な歌詞。
繊細だけれども、飾りすぎずやわらかく温かくて、エモさん(ベース、歌詞担当)の性格をよく表していると思う。
わたしは彼らと同世代なのだが、歌詞を通して、本当に同じ時代を同じ土地で過ごしてきたんだな、ということを、なんとなく感じられる。多分、少し似ているのかもしれない。


そして、メンバー3人ともに音楽がとても好きだということ。
ラジオを聞いていても、音楽を聞いていても、それはすごく伝わる。
リスナーそっちのけで音楽の話で盛り上がっている3人のラジオはそれはそれは微笑ましい。男子高校生の会話聞いてるみたい、と思ったこともある。(ごめんなさい)



そんなOmoinotake、現在、今年1月にリリースした「幾億光年」が爆裂ヒット中である。とんでもない勢いで今をときめくバンドとなった。

幾億光年は、オモタケにしてはめずらしくBメロで転調したり、ホーン隊でいつもより華やかさが加わったりしているものの、すごくOmoinotakeらしい楽曲だと思う。
何か奇をてらったり、作風が今までとガラッと変わったりしているわけでもなく、OmoinotakeがOmoinotakeとして地道に活動を続け、その延長線上として出来た作品だと思っている。
(専門家ではないので、あくまでファン目線での話)

タイアップ曲は今までにもいくつもあったし、そのひとつひとつに対してオモタケは毎回真摯に向き合っていた。
今回もそうやってまっすぐ向き合って作ったのだろうと想像する。

そんな曲がヒットした。
こんなに嬉しいことはない。OmoinotakeがOmoinotakeらしくいてくれて、そして、その上で、作った曲がヒットに繋がった。
嬉しい。とても嬉しい。
幾億光年がたくさんの人の記憶に残るであろうことがとても嬉しい。
(欲を言えば、"Omoinotake"が世に広まるともっと嬉しいのだけど)



幾億光年のヒット後、Omoinotakeはテレビ露出が格段に増えた。
CDTV、ラヴィット、Mステ、などなどなど……
今日はFNS歌謡祭への出演も発表された。
春フェス、夏フェスもどんどん増えてきている。
ほぼ毎週のように出てくる新情報についていくのがまあー大変。

リアルタイムで地上波ゴールデンプライム帯ドラマタイアップの威力を思い知らされている。凄まじい。
これは、ひょっとして、ひょっとすると、本当に、彼らがずっと目標にあげている番組への出演も夢ではないのかもしれないな、と思い始めてもいる。



あまり言いすぎるとプレッシャーになったりするだろうか、


だけれども、
今年の年末、テレビをつけた先に、彼らの姿が映っているとうれしいなと思う。
そんな、ほんの少しの期待を胸に、これからもOmoinotakeを応援していきたい。


(蕾リリース記念に、このnoteを残しておくことにする)
(CDリリースおめでとうございます)


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