イルミネーションジャンプステークス 回顧
久々に困惑で声が出たレースだった
一着 レオビヨンド 4:02.0
二着 アサクサゲンキ 4:02.9 5
三着 ノーリミッツ 4:02.9 クビ
スタートでポンと出たのは予想通りの飛越巧者ビレッジイーグル…このまま逃げるのかと思わせたが…更に外から主張したのはパリカラノテガミ
ハナを奪いきるとそのままグングンと突き放し大逃げの形
後続は力尽きるのが見えていたからかそれほど隊列も崩れず一頭だけが前で後は普通にレースをしているようなレースに
バンケットでの処理はブラゾンダムールが飛び抜けて上手くダノンロッソが非常に雑でやはりモタれた
ペースを上げたビレッジイーグルが簡単にバテたパリカラノテガミを捉えると後は単純だった
最終障害を飛び越えてからはビレッジイーグルが先頭で逃げ切りを図るがアサクサゲンキとノーリミッツ ブラゾンダムールがスパート
ワンテンポ遅れる形になったマイネルヴァッサー達はこの時点でゲームセットだった
内からはノーリミッツが更に脚を伸ばしてアサクサゲンキを捉えに行くもそんなことは関係ないとばかりに5馬身先に居たのが圧巻の脚で突き抜けたレオビヨンド 完勝だった
レオビヨンド△
平沢騎手×長い直線のコースは相性がいいとさんざん言っていたが正しくその通りに
最初の飛越でややつまずくようになったがそこから立て直し後は淡々と中団レースを進め最後にポン と脚を使わせて直線一気の完勝
二着三着馬と比べても距離延長でこたえた様子もなく次は中山大障害とのことで楽しみである
二着アサクサゲンキ△
長い直線では厳しいと考えていたが今回はその懸念が出たかなと
とは言え直線ではしっかり粘り込んで二着は悪い内容では無く相手が強かったと考えるべし
初中山である事を差し引いても大障害向きの馬ではないと思うが 次はどうするのだろうか
三着ノーリミッツ◎
最終障害ではつまずくもしっかりと直線は伸びてビレッジイーグルを抑えた
更に驚いたのはアサクサゲンキをクビ差まで追い詰めた事で鞍上コメントからも根性を見せたなあと
まだまだ強くなってくれると思うのでこの馬もやはり次に期待したい
四着五着は共にオープンでならやれていける馬であると改めて示す形で収穫の大きいレース
3連複 複勝共に的中で大きく収支を稼げたのも良かった
パリカラノテガミの騎乗に関してはパトロールを何度見直しても謎が残る
陣営から「新春JSのように逃げてくれ」とオーダーが出ていたとしてもなぜここまで大逃げになったのだろうかと思うのだが
あれでは脚は余せないのは分かりきっていたし馬はちゃんと折り合っていただけにどこかで抑えるのかな…と思ったらそのまま抑えず最終障害で落馬というのは余りにも擁護が出来ない…
五十嵐騎手との腕の差は大きい…ということも改めて理解した
フォイヤーヴェルクは「飛越が下手」とばっさり切ったが最後には脚が止まっていて競争中止以前に心配である…
どちらにせよ馬の精神にダメージが残っていないことを祈りたい