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20220214 三連休雑記
十一日(金)
午前中、夫は実家へ。バレンタインの贈り物(キハチのショコラバームクーヘン)を持って行ってもらう。お米と冷凍のビーフンとサーモンのたたきをもらう。お義父さんから昼過ぎにお礼のメッセージがきて、にこにこ顔の下に両手をぱあっと広げている顔文字が二つ使われていた。去年の父の日の時のメッセージにも同じものが使われていた。お気に入りなのかもしれない。
去年の年末に注文していたイイホシユミコさんのお皿が届く。色は「雪の空」「栗の蜜」「眠る木々」の三色。イイホシさんの器はもう何年も何年も何年も欲しいと思っていて、大阪に住んでいた頃に芝川ビルのお店に行ったこともあるのだけれど、なかなかえいやと買うことができずにいた。箱も、包んでいる薄紙(濃いグレー)も素敵だ。
三時にうちでもバームクーヘンを食べる。外側のチョコレートがしゃりしゃりしていて美味しい。
十二日(土)
朝ごはんにイイホシさんのお皿を使う。夫は「雪の空」で私は「眠る木々」に。
週末はいつもアマゾンプライムでシャーマンキングと鬼滅の刃を見ている。今はどちらも激しい戦いの真っ只中で、見終わると疲れてしまう。
午後、久しぶりに散歩に出る。この辺りはいつもどこかで新しい家が建っている。
家を見るのが好きではない。割と新しい家を見るのが。恐怖というか、気持ち悪さを感じる。その理由が、今日なんとなくわかった気がした。
家というのは、個人の趣味のために買うことはあまりなくて、そこには「家庭」とか「家族」というものがある。「団らん」とか「子供」とか「成長」とか「願い」や「理想」がある。そして「機能」がある。
そういう家で生活をしたことがないので、恐ろしいんだと思う。この人たちはそういうことができる人たちなんだなあと思うと、苦しいようなかなしいような、不快な気持ちになる。
おやつ(今日もバームクーヘン)を食べながらそういう話をして、泣いた。泣いたら顔が熱い。
十三日(日)
久しぶりの雨。しっとりとつめたい雨。空気がつめたい。
夫は休日出勤。その前に一悶着。昨日の感情をずるずる引きずっているせいかもしれない。朝から泣いて顔が熱い。それなのに空気はつめたい。かなしい。午前中はずっと本を読んでいた。江國香織『はだかんぼうたち』を読み終わる。続いて大島弓子『バナナブレッドのプディング』を読む。大島さんの漫画ははじめて読むのだけれど、どんでもない漫画じゃないか? 繊細すぎる。途中でおにぎり(鮭)を一つ作って食べる。二時半前に夫が帰ってくる。コーヒーをいれてもらい、キハチのチョコレートをイイホシさんのお皿にのせていただく。今日は栗の蜜、チョコレートにぴったり。
しもやけがぐっと落ち着いてきた感じ。曲がらなくなっていた指が曲がる。右手は拳を作ることができる。やっと薬が効いてきたのか、それとも少し春に近づいているということなのか、単に時間の経過なのか、理由はよくわからない。