【賃貸詐欺注意ガイド】
詐欺注意
ツイッターから日本からの渡航者の不動産関係での詐欺被害は意外と多いという印象を受けました。
以下に部屋探しの際の注意事項をリストしました。参考にしてください。
不動産業界ではお客様は神様では無い。
基本的に不動産の大家という職業には「接客業」「お客様は神様です」という認識がありません。
お互いの条件が合えば「貸してやるよ」というスタンスです。
従って大家が契約をせかしたり、至急支払いを要求する状況は不自然と考えましょう。内見は必ず行いましょう。
ネット掲示板等に実在しないアパートの部屋を掲載し、支払いを急がせる詐欺は頻繁にあります。
本人と直接会うこと無くクレジットカード等で支払いさせ、入金後連絡が取れなくなる。
自分の場合はCraig Listでそのようなアパート・部屋広告良くみました。
実際に大家と会い、賃貸募集中であることを確認し内見を行いましょう。内見ができない場合は知り合いに見てもらう、もしくはZoomで相手確認をしましょう。
私のアパートでは海外からの留学生を受け入れているので内見できない、近くに知り合いが居ないことが良くあります。
その際はZoomミーティングを行い、現地についた後に最終契約、支払いを開始することをお互いに確認します。
また、必ず部屋を借りてくれることの保証として多少の入金をお願いします。手付金を交渉してみるのも方法です。
私のアパートでは、契約したいけどまだというお客さんがあった場合は以下の内容を提案しています。
手付金で交渉「手付金100ドル、無事入居した場合は初月分(2ヶ月分)から差し引き。
大家側の理由で入居できない場合は返済。応募者側の理由で入居できない場合は返済義務無し。
これを書面に書いて日付とサインを貰います。領収書も忘れずに渡します。
2ヶ月分の支払いは後日、入居直前正式契約の際に行います。内見はできれば複数人で訪問しましょう。
実際に内見の予約を取り、無事訪問。しかし油断は禁物です。
内見の相手は知らぬ人。密室に二人だけになる状況はつくらないようにしましょう。できれば複数人で訪問する。2~3件物件を見て比較しましょう。
きれいな部屋を見ると気持ちは盛り上がります。
しかし、こういう時にトラブルは起きます。即決を止め「いついつまでに返事をします」ということで返答。
頭を冷まして不自然な部分や更なる質問を考えてみましょう。
できれば2,3件他の物件を見た方が良いと思います。理解できないデポジットを要求してくる大家は気をつけましょう。
通常、入居初月に必要なのは2ヶ月分(最初月+最後月)だけです。
電気水道ガスの公共料金が別の場合は、正当・適正なルールがあるはずです。
その公共料金の分配がうまく説明できないようであれば疑いを持つべきです。
また、訳の解らないことを言ったら前に泊まった人を紹介してもらい、連絡取って確かめた方が良いですし、そもそも、そのような大家とは付き合わない方が良いと思います。強引にサインを求めてくる大家は気をつけましょう。
訳の解らないことを言って何かの紙にサインを求めてくる場合、絶対に応じないようにしましょう。「問い合わせが多いので早く払え」という場合は気をつけましょう。
9月の学校始業前など良く有ります。
人によっては内見の場で、必要なら今、2ヶ月分をとけしかけてきます。
しかし、見知らぬ人に大金を即金などという意識が変です。
いかなる場合も、まず、内見、条件を聞き次に契約書を交わして法に基づいて進めるべきです。現金で支払いを要求してくる場合は脱税が目的。
現金で支払いした場合は必ずレシートを貰いましょう。
レシートが出ない場合は脱税目的と思われます。
このような大家にお世話になるということは他にも裏があると考えた方が良いでしょう。クレジットカードで支払いする場合は大家の眼の前で。
ネットからのクレジットカード支払いには絶対に無視しましょう。
正しい進め方はまず内見、契約締結、鍵の受け取りそして支払いです。
この支払いでクレジットカードを利用する場合は相手と顔を突き合わせてのクレジット処理となります。
鍵を受け取らずネットからクレジットカード支払いというのは明らかに変です。
日本からの滞在者が多く引っかかるのもこのパターンと思われます。2ヶ月分(デポジット+初月分)を払ったらスグに鍵をもらい確認しましょう。
支払いと鍵の受け取りはその物件の場で行いましょう。
鍵を受け取り、その場でドア・鍵を必ず確認しましょう。最初の支払いはチェック、2回目以後はe-transferがベストです。
大金を支払う場合は記録が残るポストデートチェック(将来の日付を記したチェック)もしくはe-transferで行いましょう。
領収書の受け取りも忘れないようにしましょう。
できれば一回目初回の支払いは現場で大家と顔を突き合わせてのポストデートチェック。2回め以後はe-Transferがベストです。もし何か問題にあった場合は領事館へ報告しましょう。
どの程度協力していただけるか解らないが、最寄りの日本国領事館へ連絡することをお勧めします。