イチゴへCBDを使うと、賞味期限が伸びカビも抑制される
CBD(カンナジビオール)は人間の健康に役立つと考えられており、日々研究され、多くの企業が製品を販売しています。
そんなか、最近の研究によると、CBDへの期待は人間だけでなく「果物の保存」というカテゴリーも追加できるかもしれません。
サウスフロリダ大学の研究者たちは、CBDがイチゴの鮮度を保つのに役立つことを明らかにしています。
Postharvest Biology and Technology誌で発表される予定の本研究は、収穫後のイチゴをCBDオイルに浸し、保存と抗菌の効果を検証しました。
この試験で研究者たちは、「微生物の繁殖を抑え、保存期間を延ばすことができるかどうか」を知りたいと考えました。
イチゴを保存前と保存中において、視覚的な品質と微生物の生育程度を評価。
研究者は、以下のように述べています。
また、イチゴはCBDで処理された場合、そうではなかったものと比較し、微生物(カビ等)の生育にも有意な減少効果を示しています。
研究はイチゴに焦点を当てていますが、「一般的なその他農産物への抗菌処理として有望な可能性を持っている」と著者は結論づけました。
試験の概要
鮮度を図るため、研究者たちはCBDで処理した果物を摂氏1度で8日間、摂氏10度で8日間保存しました。
結果として、「CBDオイルは、効果的な抗菌処理として消費者が家庭で使用し、イチゴの保存期間を延長する可能性を秘めている」と研究者らは述べています。
他の予期せぬ利点では、今年初めに発表された別の研究で、CBD入りのうがい薬は「歯垢や歯肉炎など口腔の健康問題を防ぐ、有望な新しいツール」として期待できる点も上げています。
イチゴの鮮度を保つのに有効かもしれないと本研究では示されましたが、現状、米連邦政府の規制のために、「食品添加物や保存方法にCBDを使用するのは、多くの不確実性がある」と著者は述べています。
大麻の可能性はまだ始まったばかりです。