【S2最終513位&710位】ポットデス軸 性別不明統一【ポケモンSV】
初めまして。生姜と申します。
今回は、ポケモンSVのシーズン2において2ロムで最終3桁を達成できたため、記事を書かせて頂きました。変な統一パーティとなっておりますが、よろしければお付き合い頂けますと幸いです。
【結果】
TN ショウガ 513位 (R2057)
TN ジンジャー 710位 (R2039)
【パーティ】
【構築経緯】
私は世代ごとに何かしらの要素で統一パを組んでいるのですが、今回はSVプレイ中に最初に捕獲できた色違いがヤバチャということで、このポケモンを軸にパーティを組んでみることにしました。その後、たまたまA個体値が0のフリージオを捕獲できたので、2匹の共通点である性別不明という要素から統一パを組んでみることに。パラドックスポケモンや準伝説ポケモンは使用できませんが、なんとかなるだろう、と言うことでまずはポケモンを確認してみました。
…炎、水、ゴースト、悪タイプあたりの一貫が凄まじいですね。先発マスカーニャだけで壊滅しそう、ドドゲザンに対面で勝てるの誰だよ、など様々な問題点が考えられます。ここまで来ると正攻法で勝つのは厳しいので、幸い優秀なポケモンが多い積み構築で戦うことにしました。
まずコンセプトのポットデス、炎、水の一貫を切るために水ロトム、ドドゲザンに勝てる駒として鉄壁ジバコイル、ゴースト技の一貫を切るためにタイプ上有利とは言えませんがイッカネズミ、サザンドラの悪の波動だけで壊滅するためフリージオ、どうしようもないポケモンで固められた際の最終手段としてメタモンを採用し、なんとか構築の完成となりました。
【個体紹介】
ポットデス @白いハーブ
実数値 : 153(140)-×-121(196)-154-134-112(172)
※調整は某有名実況者さんのものを参考にさせて頂きました。
テラスタイプ : ノーマル
性格 : ずぶとい
特性 : のろわれボディ
技構成 : ちからをすいとる / からをやぶる / アシストパワー / バトンタッチ
構築の軸。選出率ほぼ100%。とりあえず殻を破るで相手の上を取り、力を吸い取るで物理アタッカーをハメながら突破していく型。対面セグレイブ、ガブリアスに勝てるのがとても偉く、大体のポケモンの技を1撃耐えるため、基本的に初手に投げていた。技構成の都合上、相手にあくタイプを残されると絶対に勝てなくなってしまうため、細心の注意を払って運用していた。テラスタルを格闘、フェアリーなどにしてこのポケモンで全抜きを狙う案もあったが、カイリューの神速で縛られてしまい、チョッキドドゲザンには火力が足りず勝てない、という点から、後続に託すバトンタッチ採用とした。殻を破るを二回積むと言う行為はあまり考慮されないのか、テラスタルや力を吸い取るで無理矢理機転を作って3タテすることも数多くあった。呪われボディも非常に強力で、後ろのジバコイルの起点にしたり、こだわりアイテム持ちを縛ることができるなど非常に強力であった。選出率1位。
ジバコイル @たべのこし
実数値 : 177(252)-×-179(220)-150-110-85(36)
調整 s… S+2で最速ガブリアス抜き
残り耐久
テラスタイプ : ひこう
性格 : ずぶとい
特性 : アナライズ
技構成 : みがわり / てっぺき / ボディプレス / ほうでん
第2のハメポケモン。てっぺき+みがわりで物理ポケモンを引きこもりながら粉砕していく。飛行テラスタルによって1ターンもらえることが多いが、地震持ちにテラスタルを切らなければいけない性質上、セグレイブ対面で飛行テラスタルを切るという意味不明なことを強制される。先発マスカーニャの対処がこいつしかないくせに鉢巻けたぐりで1撃粉砕されるが、ドドゲザンやミミッキュにはこのポケモンじゃないと勝てないので非常に扱いがシビア。放電の麻痺で無限の勝ち筋を作り出してくれた。選出率2位。
水ロトム @とつげきチョッキ
実数値 : 157(252)-×-127-172(252)-127-107(4)
調整 s… S+2で最速ドラパルト抜き
テラスタイプ : フェアリー
性格 : ひかえめ
特性 : ふゆう
技構成 : ハイドロポンプ / ほうでん / アシストパワー / テラバースト
現在性別不明ポケモンで水と炎をどちらも半減できるポケモンがこのポケモンしかいないため強制加入。役割対象に少しでも強くするためにとつげきチョッキを持たせた。アシストパワーはバトンタッチ前提ではあるものの、無振りドラパルトに確定1発であり、その技範囲からアーマーガア+ドオーのような構築に対しては圧倒的な強さを誇る。テラスタイプフェアリーは鉢巻カイリューに対してポットデスとジバコイルとのサイクルにより、じゃんけんできる状況を作り出すため。ポットデスとサーフゴーやロトムと対面した際にはよくトリックが飛んでくるため、このポケモンを後出ししてトリックを受けることにしていた。しかしサーフゴーの特化眼鏡シャドボは受からないため、その場合は泣く泣く死にだしポットデスで起点にする。放電の麻痺で無限の勝ち筋を作り出してくれた。選出率3位。
イッカネズミ @こうかくレンズ
実数値 : 175(204)-113(140)-91(4)-×-96(4)-166(156)
調整 : a …H4セグレイブにネズミざんが高乱数1
サーフゴーの特化ゴールドラッシュ耐え
陽気鉢巻マスカーニャのはたきおとす耐え
s … 最速サザンドラ抜き
テラスタイプ : フェアリー
性格 : ようき
特性 : テクニシャン
技構成 : ネズミざん / マッドショット / アンコール / でんじは
一番迷走したポケモン。貴重な物理アタッカーとゴーストの一貫切りという理由から採用していたのだが、結局そのゴーストタイプがネズミざんを受けにやってくるのと、ゴツメ持ちやガブリアスにネズミざんを打つだけでやられていくという二十苦を背負っていた。泥かけを採用したり、くさわけでバトン要員として採用したり、特殊型になったりしていたが、型を試す内にイッカネズミの強さはネズミざんにあると考えたので、最低限の火力を持ち、サポートもこなせるこの型に。ネズミざんがゴツメ持ちや鮫肌に弱いとはいえ、ゴツメカイリュー程度ならやられる前に半分以上持っていくことができるため、後続で詰めに行くことが可能。起点作成要因としても便利で、プレイングを間違えなければ器用なサポーターとして運用できた。ちなみにテクニシャン補正のマッドショットはH振りサーフゴーのみがわりを壊せない超火力。選出率4位。
フリージオ @きあいのタスキ
実数値 : 175(156)-×-71(4)-120(36)-165(76)-170(236)
調整 : c …フリーズドライで無振りガブリアス確1
炎テラバーストでH振りサーフゴー確2
s …最速ガブリアス抜き
残り耐久
テラスタル : ほのお
性格 : おくびょう
特性 : ふゆう
技構成 : ぜったいれいど / フリーズドライ / テラバースト / じこさいせい
受けループと絶望的にに重いサザンドラのために起用。テラスタルを切ることでサーフゴーやラウドボーンにも抗うことができる。不意のスカーフ持ちが怖すぎたため、持ち物は行動保証の気合いの襷。サザンドラや水ロトム、モロバレルなど特定の相手には非常に強いのだが、セグレイブに絶対に勝てないのが難点。選出した試合の3回に1回は対面で地面技が飛んできた。選出率5位。
メタモン @こだわりスカーフ
実数値 : 155(252)-68-69(4)-68-110(252)-56
※妥協個体 (s20~21) 色違いでS0は無理でした…
テラスタル : ノーマル
性格 : なまいき
特性 : かわりもの
技構成 : へんしん
相手にきついポケモンが多すぎるときや、全員粉砕されるオノノクスやウルガモスがいるときなどに選出する。相手の手持ちへの回答がないときに最終手段として扱っていた。カイリューには基本的に勝てないので注意。テラスタイプは諸説。今回はスカーフサーフゴーに後出しで勝てるノーマルで採用した。sを妥協して負けた対戦も努力値振りが生きた対戦も一度もなかった。選出率6位。
【基本選出】
初手ポットデス+水ロトム+ジバコイル
マスカーニャ入りには初手ジバコイル。
初手ポットデスでからやぶバトン→裏のポケモンで詰めに行く。
サザンドラ入り
イッカネズミ+ポットデス+ジバコイルor水ロトム
受けループ
フリージオ+ポットデス+ジバコイル
相手のパーティを見て出てくるポケモンを推測し、それで詰まない選出を意識する。
【ほぼほぼ出てくるポケモン】
・サーフゴー
まず間違いなく選出される。対面次第水ロトムに交代。技から型を推測してこだわってそうならポットデスの起点に。
・マスカーニャ
大体初手に出てくる。ジバコイルに勝つために変幻自在+けたぐりが多いため、テラスタルを切って放電。その後は放電、ボディプレス、鉄壁、身代わりから刺さっているものを選択。裏の襷持ちは負け。
・セグレイブ
初手にも裏からも出てくる。初手ポットデスで力を吸い取る→殻を破る。初手に殻を破るをしてしまうと礫を耐えない。襷が警戒されるからか、初手のセグレイブはまず舞ってこない。後続で出てくる場合はジバコイルで地震か氷柱のじゃんけんをする。
・ドラパルト
何してくるのかわからないのが本当につらい。鉢巻、眼鏡以外ならポットデスが耐えるので初手に投げて殻を破る→力を吸い取る。初手ゴーストテラバ鉢巻は3タテされる。竜の舞も負け。
・カイリュー
どの型も飛んでくる。初手はほぼほぼ鉢巻と断定して逆鱗、地震、神速を半減以下に押さえ込むポケモンに交代。裏から出てくる竜舞型は飛行テラスタル以外はポットデスが一発耐えるので後出しから力を吸い取る。炎の渦型は大体ポットデスが下を取っているので殻を破る→アシストパワー。2回ポットデスで殻を破るとマルチスケイルでも確定一発なのでまだ対処は楽な方。
・ドドゲザン
冗談抜きでジバコイルしか勝てないのでジバコイル選出確定。ドドゲザンに対面した段階でジバコイル引き→鉄壁→ボディプレス。鉄壁の段階でボディプレスが読まれるため、後続によっては身代わりを絡めながら動く。
・サザンドラ
悪の波動を打たれ続けるだけで壊滅する。初手にイッカネズミで上を取ってネズミざんや電磁波で縛る。ラストに出てくる眼鏡やスカーフサザンドラは大体負け。
・キノガッサ
イッカネズミでしか対面勝てません。マッハパンチは耐えるので初手で出てくることを祈る。
他にもつらいポケモンは多々いますが積んでごり押します。だめなら放電で麻痺を引いてワンチャン作ります。
【試してみた他の性別不明ポケモン】
・サーフゴー
多分今作の性別不明ポケモンで一番強いポケモン。眼鏡、スカーフ、壁張りに積みエースとどの型も優秀だったのだが、マスカーニャの一貫がより悪化してしまい泣く泣く不採用。
・ドータクン
フリージオとの相性保管がよく、トリルが使え、セグレイブやカイリュー、ガブリアスに強いのがとても偉かった。しかしゴースト・悪の一貫が悪化し、パーティ単位で重いラウドボーンに不利を取ってしまうため不採用。
・マルマイン
フェアリーテラバでマスカーニャ、ドラパルトに勝てるのではないかと錯覚したが火力が足りず、大体返り討ちにされた。そもそもテラスタルに依存している構築なのでマルマインにテラスタルを切る行為があまり強くなかった。リフレクターがあれば採用していたかも知れない。
・タイレーツ
背水の陣、鉄壁ボディプレスにトリックフラワーに強いカブトアーマーと、マスカーニャの回答になりそうなスペックをしているが、残念ながら裏のサーフゴーに毎回止められていた。H60D60という特殊耐久のなさも痛い。
・レアコイル
ジバコイルを2匹使えれば強いのではないかと考えて採用。スカーフを持たせてマスカーニャの上から殴れ、頑丈で行動保証があるのが便利だった。が、ドラパルトを抜けず、セグレイブに対面から勝てなかったので需要に合わず不採用。他のパーティでは強いと思う。
【感想】
前期は最終2000位代と悔しい思いをしたので、今期は3桁で終わることができてよかったです。来シーズンから使えるポケモンが14体と倍近く増えるので、よりいろいろな戦術が組めるのを楽しみにしています。