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2.22チョコプロ王子大会セミファイナル

セミファイナル タッグマッチ20分一本勝負
駿河メイ&帯広さやか vs 四ツ葉ミヤ&小石川チエ

予想通り?
予告通り?

泣きました。

でも思っていたような涙ではなくて、じんわりとにじみ出るような涙。

うれしい?
かなしい?

どんな感情の涙だったのだろう。

試合中はこの目でしっかりと見ていたかったので、撮影した写真は一枚もなかった。

まず、最初にウルっときたのは帯広選手(以下おびさん)と小石川チエ選手(以下チエさん)とのマッチアップ。

チエさんのデビュー戦の相手でもあり、チエさんがはじめて(タッグ)チャンピオンベルトを戴冠したパートナーがおびさん。

おびさんとのタッグチーム「Popcorn Carnival」でBBW女子タッグ王座の次期挑戦者として名乗りを上げている。

そう、Popcorn Carnivalとしてのふたりの物語はまだ続いているのだ。
アジアドリームタッグのベルトを失ってから、いったんそれぞれの道を歩むかのように見えた(少なくとも僕は)おびさんとチエさん。

しかし、それをふたりは許さなかった。
Popcorn Carnivalとして、他団体のタッグ王座チャンピオンを狙っている。

この情報をSNSで目にした時「またPopcorn Carnivalが見れる!」「Popcorn Carnivalのふたりを応援することができる!」と胸を弾ませた。

だからなのか?
このふたりがリング上で対角線に対峙している姿を見ていたら、なんだか感極まるものがあって、まぶたからにじみ出るものを明らかに感じていた。

リングを照らす照明を見上げて、涙をこらえようとする仕草をとっていた。いつも涙をこらえてしまう。

でも、今日は試合中だったので泣いてしまうわけにはいかないのだ。ふたりの、いや4人の美しくも激しい戦いが霞んで見えなくなってしまう。

試合の内容については、YouTube「出版ムーンサルトプレス」でトークをする予定なので、詳細には触れない。

チエさんがメイさんから3カウントをとった!

試合が終わり、僕は「よっしゃあああああああ」と割と大きな雄たけびとともに、ガッツポーズを作って喜びを爆発させた。

その後、お隣りに座っている方々に「あっ、うるさかったかもしれない、申し訳ない」だなんて思ってしまうほど、大きな声とリアクションだった。

涙はなかった。

泣いてしまうと思っていたけれども「獲ったぞ!」という気持ちのほうが強かったのもしれない。

その後は夢中でスマホを構えて写真を撮った。

喜びの表情を捉えたかったからだ。

試合後に見せることのなかった涙だったが、勝利のお祝いをすべくチエさんのサイン会へ。

チエさんに「やりましたね」と伝えてからはもう、言葉にならなかった。
またもや、まぶたにじんわりとにじみ出るようなものを感じていた。

もっとしっかりとお祝いの言葉を伝えたかった。

でも、今日はこれがせいいっぱい。

チエさん、おめでとう。
メイさんとのスーパーアジアのタイトルマッチ、楽しみにしています。


それでは、今回はここまで。



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