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3年ぶりの帰省 鳥栖〜博多居酒屋紀行と寝台列車ゆらり旅

こんにちは。あしかです。

寒い日々が続きますが、みなさんいかがおすごしでしょうか。
大城あしか、2022年初のOWL magazine寄稿記事でございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、Jリーグの2022年シーズンの開幕カードが決まりました。
あと1ヶ月ちょっとでJ1、J2リーグ戦が始まります。

2年間、遠方のアウェイ旅行に行けなかった私は、今年はできるだけ多くのスタジアムへ足を運びたいとワクワクしています。

みなさんもそうでしょう?

アウェイ旅行が楽しみなワタクシ、それに先駆けて昨年末に帰省をしてまいりました。

九州への里帰りは3年ぶりくらいです。

今回は帰省で再会した仲間とサシ飲みをした、九州の居酒屋紀行と帰路で乗った寝台列車について書き綴ります。


3年ぶりの帰省 佐賀と福岡へ

私には帰省するところが3つあります。

ひとつは実家がある福岡県、もうひとつは父が住んでいる本家の佐賀県、そして妻の実家がある鹿児島県の奄美大島です。

今回の帰省は父が住んでいる佐賀と母が住む実家の福岡への里帰り、年越しと正月は父と過ごすために成田から佐賀空港で向かいました。

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佐賀の本家で過ごした日々は、久々に息子と会って上機嫌な父のお酒に付き合う日々で、特に特筆することはありません。

まあ、親孝行ができたのかなと。

ふとOWL magazineの書籍「〝サッカー旅〟を食べ尽くせ! すたすたぐるぐる 埼玉編」の先行販売を行ったクラウドファンディングの支援をしてくれた友人にお礼をしたい!

そう思い、帰省をしている旨を連絡して2人で新年会をすることに。


鳥栖でアウェイの洗礼……地元の居酒屋で門前払い!?

佐賀県のJリーグクラブ、サガン鳥栖のホームタウン鳥栖市。その隣に位置する福岡県久留米市に住んでいる、ギラヴァンツサポーターのれおL89くん。

彼は北九州出身で、ギラヴァンツの前身であるニューウェーブ時代からの熱狂的なギラサポ。ライオンズの応援仲間でもあります。

当初は久留米で会って飲もうと思っていたのだが、私が佐賀駅方面からJRで移動することを伝えると、アビスパサポーターの私を気遣うメッセージが。

「久留米だと乗り換えが必要なので、鳥栖まで行きましょうか。鳥栖でも良ければ」

彼の心意気を感じた私は、

「乗り換えなしはありがたかばい!もう佐賀におるけん、鳥栖でもよかよー」

と、地元ならではのやりとりを交わして、鳥栖駅で待ち合わせをすることに。

そして当日、鳥栖駅周辺の居酒屋に予約なしで突撃するも、2件連続で「スミマセン、予約でいっぱいなんです」と入店できず、新年早々に鳥栖でアウェイの洗礼をくらったアビスパ&ギラヴァンツサポーター。

「アビサポとギラサポは門前払いするったいね!」

こんな冗談を小声で話しつつ……、本当は地元ながらのお店でしっぽりと飲みたかったのですが、駅から歩いて1分のショッピングセンター「フレスポ鳥栖」へ移動。

「俺たち酒飲みじゃなかったらファミレスでもいいんだけどねー」と話ながら、九州ではめずらしいサイゼリアを横目に足を踏み入れました居酒屋は竹乃屋さん。

どうやら竹乃屋さんの本店は福岡市博多区にあるらしい。
鳥栖というのに博多居酒屋で飲むことになるとは。

博多といえば「やきとり」。
博多ラーメンやもつ鍋、水炊きや鉄鍋餃子など、名物はたくさんあるけれど、やっぱり「やきとり」が一番っちゃんね(博多弁)。

博多のやきとりは、豚バラがメインと言っても過言ではなく地元の博多っ子(福岡っ子も含む)は、お店に入ったらまず「豚バラ10本!」と注文するほど。

我々も例に漏れずに注文しました。

豚バラと同じくらい「これを注文せずに博多のやきとりを語るな」と言うくらいの定番が『とりかわ』です。

豚バラを頬張り、ビールを流し込んだら、次に注文するのがコレ。

豚バラととりかわを食べながら、次の頼む串や料理を選ぶ。
これが博多流!

久々のやきとりにがっついてしまい、写真を撮るのを忘れたダメライターは私です。

それなのに入口に掲げてあった永遠のライバル、サガン鳥栖のフラッグをバックに「すたすたぐるぐる 埼玉編」を手にして記念写真を撮った酔っぱらいも私です。

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この日は、鳥栖駅から特急かもめに乗って博多へ移動、地下鉄とJRを乗り継いで実家へ帰りました。

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博多の大衆割烹「寿久」 イチ押しの自慢料理に舌鼓

実家に帰ってきた翌日、雑誌編集部で働いていたときのお客さんで、今でも個人事業でお世話になっているO社長のもとを訪ねるために福岡空港駅へ。

Jサポならば、言わずとしれたアビスパ福岡のホームスタジアム「ベスト電器スタジアム」最寄り駅です。

駅のコンコースから、地上出口までの通路でアビスパの選手(の写真壁画)がお出迎えしてくれます。

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この日は、ライオンズの応援団時代の後輩、ミチルと15年ぶりに会う予定がありO社長と会った後に待ち合わせ場所の博多駅へ向かう。

福岡空港駅から博多駅までは5分。空港から繁華街へのアクセスの良さが福岡市の良いところ!

博多駅筑紫口のロータリーでミチルと再会。
それらしき人物への元へゆっくりと近づきながら、相手の顔を確かめる。
歳を重ねているしマスクをしているけど、すぐに分かった。

久しぶりの再会はなんだか照れくさかった。あの感情ってなんなんだろうね。

ミチルが「前から気になっている店があるんっすよ」と言いながら案内してくれたのは、大衆割烹「寿久ひさきゅう」。

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「ちかっぱ、いい感じやん」

店の佇まいは鳥栖で行きたかった、地元感バリバリな居酒屋そのもの。

「席、空いとると良いっすけど」

どうやら人気があるようで、ミチルは仕事帰りに何度か立ち寄ったが満席で断られたそうだ。

この日は運良く2階の席が空いていた。

「久々の博多やけん、こっちでしか食べられんもんがよかでしょう?」

とミチルが私にそう言いながら注文してくれたのは、「とうふの煮付け」。

「これ食べたかったんすよ」

確かに、とうふの煮付けなんてめずらしい。

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見た目は地味だが、これがめっちゃうまい。

「バリうま!」

ふわふわなとじ玉子と、揚げ(てると思う)豆腐の食感が絶妙で、めちゃくちゃお酒に合う!

あっという間にペロリとたいらげた僕らは「もう一皿頼もうや」とおかわりすることに。

メニューを見ると、とじ玉子入りとなしがあった。

味を比較するなら、今度はスタンダードにとじ玉子なしを頼むべきだったと今さら思うが、出汁が染み込んだとじ玉子の味がたまらなく美味しかったので、同じものを注文。

ハイボールをぐいっと飲みながら、2皿目もあっという間に完食しちゃいました。

先日書いた所信表明記事のアイキャッチに載せた写真で、私の両隣に写っている2人と再会することになった今回の帰省。

なんだか応援仲間の縁というか、絆を感じた。

タオルを頭に巻いたのが私、その左隣にいるハッピ姿がれおL89くん、右にいる西鉄ライオンズユニを着ているのがミチルです。

20年以上前かな。3人とも若い。

名称未設定のデザイン


新幹線で岡山へ 人気の寝台列車で帰京

帰りは飛行機で帰るのは、なんだか面白みがないなと感じていたのでキングオブ夜行バスの「はかた号」で帰ろうかな。

とか、

新幹線のぞみ号で読書をしたり、文章を書いたりしながら帰ろうかな。

など、関東までの交通手段を頭に巡らせていたのだが、なにを血迷ったのか日本旅行のツアー「バリ得こだま」で旅行券をゲット。

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山陽新幹線で博多から岡山へこだま号に乗って移動です。

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