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ふと気になったことをそのまま述べる。

どうも。
近頃は舞台終わったとか人生初のコロナ罹患とか舞台降板したとかやっと社会復帰して芝居ばっか観とるとか比較的話題に事欠かないんですが、今日はそれ全部ぶっ飛ばして全然関係ない話を書くよー!

いろんなお店が間もなく閉店する時、『蛍の光』流れるじゃないですか。
あれすごいよね。あの曲流れるだけで「あ、このお店はもうすぐ閉店時間なんだ」って、たいていの人がわかるじゃないですか。
アナウンスなくても。曲流れるだけで。
あ、帰らなきゃ。みたいなことになる。
すごいよね。

この前『ヨリソウ重力』の時にね。朝の女子楽屋で。
今出舞ちゃんが、スマホで音楽をかけたのよ。
『天国と地獄』。オッフェンバックの。地獄のオルフェ。
そう。あの、運動会でよくかかるやつ。
みんな急いで準備し始めたんだよね。
謎のメイク早く仕上げる競争始まった。
すごいよね。

蛍の光も、オッフェンバックも、
そもそもはそんなつもりで作った音楽じゃないじゃん。絶対。
クシコスポストも。トランペット吹きの休日も。道化師のギャロップも。
でも、この現代日本では、もう、そういう曲として定着している。
これらの曲が流れると、なぜか自分も時間に追われている気持ちになる。
『見よ、勇者は帰る』が流れたら、ん?誰か表彰されとるん?ってなる。
これ、すごくね?どういう現象?
自分にとっての思い出の曲、というなら話はわかる。
個人的な思い出に付随してるから。
そうじゃないのがすごいよね。
地方も時代も超えて、みんなある程度同じ認識をしている。
誰も決めてないのに。すごくね?
これ、どうやって流行ったの?

ワタシが通っていた中学校では、
掃除の時間の最後の方に毎日同じ音楽が流れていました。
風の谷のナウシカの『鳥の人』エンディングバージョン。
まもなく掃除の時間が終わるよー、みんな急いでー、
みたいな意味で流してたんだと思うんだけど、
おかげでこの曲聴くと「掃除!!!」ってなる。いまだに。

これは『習慣』だ。
毎日その情景と共に聴いたからだ。

でも、運動会って、1年に1回しかないやん。
しかも、高校生くらいまでしかやらないから、12日かそこら。
他に家族とか友達の運動会に参加していたとして、多く見積もっても20日。
テレビ番組で流れてるのを見たとしても、まぁあと20回くらいかなぁ。
すごない?
人生で30回あるかないかの経験が、ここまで人間の聴覚の記憶に深く刻み込まれるってすごいよね。

って、ふと思ったんだ。

それだけだ。


それ以上、なぜなのかを考察したり深く考えたり調べたりしない。
そう。それが椎名クオリティ。

いつか、ナウシカの掃除みたいに、
『これ聴くとこれを思い出す、こういう気分になる』
っていう曲リストみたいなの作ってみたい。
他の人のも知りたい。めっちゃ不毛でめっちゃ面白そう。

謎のぼやきに付き合わせてすみません。
ありがとうございました。

あでゅう。

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