【感想】【雑感】男声合唱、八王子ノスタルジー、ジャズ喫茶、豪遊のサイゼ、等
日記が2日分空いてしまうー厳密には今日の日記を明日書くペースが常態化しそうになっているので1日分の空きだが、後述の豪遊によって変な時間に目が覚めたので書けるだけ書いておこう。
10月1日
金曜日の話。もう10月、っていうか台風でめっちゃ豪雨、そんなスタートだった。普段は駅前のシェアオフィスまで出社するけれど流石にこの日は終日在宅を決め込んで自宅作業する。
自宅の環境は座椅子とローテーブルの組み合わせなのでPCを使えないこともない。ただこの姿勢を続けると腰が確実にばくはつするので普段はベッドに腰掛けてエスプレッソマシンの箱と靴の箱を組み合わせた箱*2の上にPCを置いてシェアオフィス出社前に軽く作業している。昔懐かしのミカン箱的な作業台である。
しかしこの組み合わせも長時間には耐えられず、PCを洗濯機の上に置いてみたり冷蔵庫と電子レンジのエリアに置いてみたりと立って作業するのに都合が良い場所がないかうろうろしていた。結局はWeb会議が何件かあるのを良いことにPCが見える範囲で行える家事をしつつ参加するといった変化をつけて乗り切りました。
男声合唱
金曜日の夜は男声合唱の練習へ向かった。台風の雨は止んでいたが暴風は吹いており、乗ったバスも若干の遅延を取り戻すべくワイルドな運転だったのでどこか花やしきの乗り物を思い出す心地だった。
男声練習は混声で使用しているような広いスペースに十数人という贅沢な使い方でよく声も響き、練習環境としては申し分なかった。もう現段階では暗譜ができていてナンボの表現作業領域に入っているので、とにかく早く暗譜したい。
ロッシーニの方は全体を通して、特に最後の部分のように緩急が充分に発揮されれば出来上がってくる予感まではきている。「男声って大味でしょ」の先入観を覆すべくしっかりとしたハモりとオペラモードのような声の伸び、緩急、最後のまとめといった骨組みが出来てきた感覚だ。
近松もようやく表現方面に舵を切れそうで、細かい音程の確認と暗譜さえできればもっと表現したい・やりたいことに近づける予感がしてきた。迫力を出すところ・ビシっと和声を決めるところ・とにかく爆発するところ・締めるところは締める、など課題は盛り沢山だが熱意がある。男声の方が休憩時間中も良い意味でうるささが増してみんな好きに歌ってるのもグッド。
あと以前も何かの曲で思い知らされた、歌いながらの手拍子が絶望的に下手で泣けてくる。遥か昔まで遡ればピアノの弾き語りをやれる脳と手のはずなのだけれど、歌だと全然ダメ。声と手が一致しない。思うに、発声の準備→実際に声を出すスピード感と、手を叩こうと考える→実際に力を入れて手を叩く肉体のスピード感や身体のリズムが合っていない。
たぶん1回コツが掴めればいけそうな気はしているので、諦めずにトライするのみ(諦められるものではないし)。語源由来辞典サイトより、コツを掴むは漢字だと骨。
コツの語源は、漢語「骨(こつ)」。 骨は体の中心にあり、体を支える役目を果たしていることから、人間の本質や素質などを意味する。 そこから、コツは勘所や要領も意味するようになり、物事の本質を見抜き、自分のものにすることを「コツをつかむ」と言うようになった。
以上、ちょい衒学のコーナーを書いておく。トレーニングや整体によって人間の動作や立ち姿、歩き姿など全般的に基本は骨だな、と思うようになったのはその通りなので手拍子も骨を掴みたい。逆に声は横隔膜と声帯の振動なので骨よりも肉?いやその肉は骨についているからやっぱり骨も必要で肉と骨の連動か。骨付き肉みたいな話になってご飯に寄りそうなのでここまでにする。
10月2日
日付では昨日の話。男声合唱の帰り道、後輩と話している際に彼が「明日は筋トレして楽譜も見てからコンサート行きます!」と言っていたので自分もトレーニングしてから行くか、楽譜は道すがらでと早起きをする。土曜に平日と変わらない時間に起きてさらにトレーニングも普段通りの筋力を発揮できるか少し不安だったが、なんとかパワーを出し切れた。
意外とフリーウエイトやマシンの場所が空いていたのと、1日の疲れが溜まっていない午前中なのも良い要素だったのだろう。テンポよくトレーニングメニューをこなせた。相変わらず左肩をやっちゃってる痛みはあるが、今のところ動作や重量には支障無い。久しぶりに整体へ行こうかな。
八王子ノスタルジー
午後は後輩のコンサートを聴きに電車移動の1時間。予想してはいたが案の定、電車の中で楽譜を見る体力は残っていなかった。途中で寝落ちして青梅特快から快速八王子行きへ乗り換えるタイミングで起きて一路八王子へ向かう。
台風一過の快晴も相まってか木々の緑がとても鮮やかで、こんなに自然を目にしたのはどれぐらい久し振りだろうかと戸惑うほどだった。MOT周辺の公園とはまた違う、車窓から見える住宅地や線路沿いの緑に目を奪われる。
さらに立川 - 日野 - 豊田 - 八王子間の河を渡る区間よ。この河沿いの風景を見たら、自分の中にまだこれほど残っていたのかと驚くような感情が溢れてきた。そこから八王子市街を歩いていくと大学時代の思い出がこれでもかと詰まっているお店や街並がやはりそこにあり、自分の中に込み上げてくる懐かしさというかなんとも言えない、郷愁でよいのか?そういうものに包まれた。
そしてもう自分はその風景の中では別の存在、大学時代とは違う人間なのだなと実感する。以前、大塚から巣鴨方面へ住宅街を歩いた際に感じた哀切、これだけ個々の家庭が密集しているのに自分の居場所ではないといった異物感・孤独感とはまた違って、大学当時と場所は同じでも見え方や自分の存在の仕方は違うものだなと認識する、うまく言語化できないがそんな気持ちになった。
後輩のコンサートは全体通して良かった!少ない人数でも合唱が成立していたし、前回一緒に歌った定期演奏会では聴き分けられていなかった1人1人の声の良さが分かったり、ほんとに1年間で伸びていることが実感されたりと、未来に希望が持てるコンサートだった。
ジャズ喫茶のジャムセッション
コンサート後、後輩友人たちと一緒にふらっと見かけたお店が純喫茶かつジャズのセッション日だった。これが物凄く良かった。ちょうど良い広さの店内にグランドピアノ・エレキベース・ドラムセットが並べられ、エレキギターやアルトサックスやテナーサックスが入れ替わり立ち代わりセッションを繰り広げていく。
こんな間近にジャズを聴いたのは人生初のはずで、ただただ音の洪水、渋いベース、縦横無尽なピアノ、圧倒される迫力のドラム、エモエモなギター、個性際立つサックスプレーヤーたち。少し若めの方々もいらっしゃったが、ほぼ全員が60代前後といったご年齢に見えて本当にジャズが好きで続けているのだなーと聴き入っていた。
演奏後に出演者の方からジャズの楽譜を見せていただいて、楽譜によっては全然音符が無くてどうやって演奏するのこれ!?という自分たちの音楽経験からしたら謎過ぎる楽譜だったが、演奏前に軽く打ち合わせをして演奏が始まったら頭を取る(次はこの楽器がメインで弾く・吹く)といったサイン等をやり取りしながら即興で進めるらしい。たまに破綻しそうな時があってもピアノやドラムやベースといった何処かのパートがまた流れを引き戻して、最後のルパン三世のテーマなんて参加者6名全員にソロを回して10分以上プレーしっ放しという驚愕。ビールを飲んで気持ち良くなった状態でひたすらジャズを浴びる最高の午後だった。カフェイン断ちは継続中だけど、喫茶店だったので次こそはコーヒーを頼もう。
サイゼの豪遊
夜は1人メンバーが入れ替わりサイゼリヤで夕飯、むしろ豪遊をした。さすがにデキャンタ赤白→マグナム赤白はやり過ぎたが、料理とワインのバランスが良くてサイゼはサイゼでやっぱり良い。目についた料理を片っ端から頼んでデザートまでいっても全然余裕の安心価格にも助かっております。
話題は主に漫画、小説、映画などから今やっている音楽、友人知人の近況などまさに飲み会といった時間でとても楽しかったなー。ジョジョの話やガンダムの話なんかもして、それ読んでたんだ!となったり、池澤夏樹の話をしたり、あとはもうエヴァとか何を話したかよく思い出せない。
以前、夜廻り猫(作:深谷かほる)の中にも描かれていた、あとから思い出そうとしても何を話していたかはよく思い出せない、でもとにかく楽しかったことがじんわり残っている、そんな良い飲み会だった。
帰って即寝落ちしたが、寝る前にDiscordで話されていた名刺代わりの小説10選も明日考えてみよう。そろそろ眠気が戻ってきたので眠る。明日は読書と整体と歌の自主練をメインでやっていこう。
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