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2022/1/8土曜・神保町へ

8時過ぎに起きて紅茶を飲む。その後着替えて化粧。友人と神保町へ行く予定なので家を出る。電車で座りたいので早めに家を出た結果、そんなに早く出なくて良かった。いつものことである。

神保町で友人と合流してカフェに入る。以前行って気に入ったので再訪。お洒落で薄暗い店でモンブランとコーヒーを食べる。このお店のハーブティーはミントの風味が凄まじく、一瞬でミントグリーンが口腔を抜けていく。前に友人が頼んでいて少し貰ったのだがその時のミント感がえげつなかったので、勝手に脳内で色まで捏造していたらしく、こんな普通の茶色い見た目だったっけ?と思った。もっと警告色みたいな色だったろ。

2時間ほど居座り、その後ランチへ。しらすとトマトのパスタを食べた。うまい。神保町は学生時代から馴染のある街だし今でもたまに行くが良いお店が多いなあ。黒須のラーメンとかすごく美味しかった。そういえばランチ後にだらだら喋っていて、私が自分の苗字は画数がやや多くてめんどくさいと言ったら友人(女性)に「なら私の苗字になりなよ」とサラッと言われスゲ~~~となった。夢小説あるあるシチュエーションじゃん。

寒い寒いとくっつきながら古本屋をまわる。前回は友人がドイツ作家ブレヒトの本を探し、見事見つけられたので今度は私の欲しい飛鳥部勝則の「バラバの方を」という古本を見つけようと何件か探した。しかしこれが全く見つからないのである。盗作問題から全作品絶版状態なので神保町に来るたびに探しているのに全然見つからん。かなり人を選ぶ作品ばかりの人なので運よく手に入ればラッキーくらいに思っておくとしよう。メルカリにもあるが5000円とかする。

目当ての本が見つからなくても本屋は楽しい。かっこいいSFのタイトル帯を眺めたり質感様々なハードカバーの背表紙群を見るだけで幾らでも時間を潰せる。近藤ようこさんの夜長姫と耳男コミカライズを買おうかかなり迷い、結局買わなかった。近藤ようこさんの絵柄が好きだ。平安時代の宮中の女房を描いた時、大和和紀先生がツヤベタの髪・文様・瞳の輝きに特化しているとしたら近藤ようこ先生はベタ塗りの髪・艶めかしさ・空気感が印象的で素敵だなと思う。個人的に目がキラキラしていない絵が好みである。今日は行かなかったが、以前無惨絵(グロい浮世絵。ググる時はご注意ください)を探していた時に見つけた浮世絵専門店もとても良かったのでまた行きたい。

私はホラーミステリー、詩歌、絵画、民俗学が好きで友人は近代日本文学やその書評、海外古典文学などが好きなので、毎回お互いの好きな分野について色々と教え合ったり語り合ったりして楽しい。

夕方近くに有名な喫茶店に入る。ここは地下にお店がある老舗で居心地がいい。ケーキとコーヒーも美味しい。昼前にケーキを食べたがここでもベイクドチーズケーキとコーヒーを頼み、囲炉裏を取り囲む席に座って食べる。小学校時代の給食で大好物だったベイクドチーズケーキタルトを思い出す素朴な味だった。

紅白の郷ひろみがキレッキレだしスタイルも良いという話題になった時、友人が郷ひろみがお父さんだったらいいよねーと言い出したので私が「めちゃくちゃ厚かましいこと言うけど東山紀之が良い」と言ったら「マジで厚かましいな」と言われた。前置きしたじゃんよ。まあ、叶ったとしてもヒガシーと木村佳乃から私が生まれるはずないのでタイムパラドックスにより現在の私が消滅するだろうな。その後も博多華丸さんが良い、いや大吉さんも良い、吹越満と阿部寛と緒形拳も捨てがたい、それあんたの好みの男でしょ、等と喧々諤々言い合った。基本的にいつもこんな感じのクソしょーもない話をしている。

夜になって新宿に移動して鳥貴族に行った。3年ぶりくらいかも。焼き鳥を食べながら好きな歌詞やエモい百合PVの話などをした。鳥貴族のミックスジュースが美味しいと聞いていたので頼んだらつぶつぶで美味しかった。その後、21時半くらいに解散。色んなものを食べた一日だった。

23時前に帰宅してお風呂に入って洗濯機を回す。今日は寒かったが明日は暖かいと言うので安心して寝る。







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