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菜の花と十三夜月と猫
家から少し坂を上ると畑が広がります。
菜の花は今、六分咲きくらいで“春風そよ吹く空を見れば” 十三夜月が浮かんでいました。
日曜日には満月を迎え、英語ではイースター・サンデー、ドイツ語でOstersonntagと呼ばれる復活祭を祝う日曜日が来ます。
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長く暗かった冬を払うかのようにイースターを喜び子供達は庭で、親が早起きして仕込んだ卵の形をしたチョコを探します。
時々拾い忘れがあって、季節外れの時期に庭からチョコが見つかることも。
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ジョギングの帰り道、なんだか知った顔が?!
と思う間もなくうちの雄猫でした。
ウロウロしているのは知っているけど、時々良い香を付けて帰って来る彼。
きっとセカンドハウスがあるのでしょう。
違う名前で呼ばれて可愛がられているのかもしれません。
「親愛なる」 という意味の Davi=ダヴィという名が本名ですが。
外で出遭うとなんだか新鮮な気持ちがしました。
声をかけると尻尾がピンと立つのが可愛くて💗
ついついいつも、一段と高いネコナデ声で話しかけて子供達から、
「そんなに優しい声でボクたちには話さないねぇ」
と言われています。
かつて彼らが赤ちゃんの頃はこんな声で語りかけていたはずが、今やドスの効いた声で叱り飛ばす事も多々有り...。
我が家に幼児はいなくなってしまったので、もっぱら猫専ボイスでモフモフ家族の名前を連呼し「可愛いねぇ」も連発してしまうのでした。
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菜の花を みつめて歩いた
帰り道
思わずキミに 声色黄色
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春霞
道で遭うキミ どこの子か
香りを纏って 素知らぬ風に
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高く尾を上げ
帰宅かな