Bチームで過ごした日々。中学編

先日、ニュースで日本の歴史的大会、甲子園が中止となった。
高校球児の祭典がこのパンデミックによって奪われてしまった。

ちょうど1週間ほど前にインターハイの中止も発表されたばかり。

どれもこれも後ろめたいニュースの毎日。
前向きに生きる自分達には大きくのしかかる。

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中途半端な自分


小学4年生に始めたバスケットボール。

飛び抜けて身長がデカいわけもなく、突出して能力が高いわけもなく、でもバスケットをする事がとても大好きだった小学時代。

中学に進学した僕は、その大好きなバスケットを辞め中学時代のほとんどをサッカー部として歩み続ける。

正直、今でも自分があんなに大好きだったバスケを辞めるなんてと思ったりもする。

サッカー部で過ごす中学時代、心のどこかでバスケのメニューを思い出したり、なんかバスケを忘れられなかった事を覚えてる。

中学2年の終わりにどうしてもバスケがしたくなり友人に相談した後、バスケ部に戻る決断をした。

もちろん中学バスケとはいえ、現実はそんなに甘くなかった。
試合に出るどころか、ユニフォームすら貰えず後輩と一緒に応援団から始まった。

どうにかベンチに座りたく、スコアシートをつけるマネジャーみたいな立ち位置でベンチに座った。

現実は甘くない。中途半端な自分に腹が立った。
目の前では同級生の仲間たちが頑張ってる。

ただ悔しかった。

中学3年生に進学すると、バスケ部のコーチが変わり学年も3年生ということもあって試合に出場する機会を少しながら貰えた。

バスケを始めた頃にあったあの自信はどこか消えてしまってた。
出場すると何をしていいか分からないが、なんか楽しかった。

今思えば、その"なんか楽しかった"感覚がとても大事だということに気がついた。

中学最後の中体連、同じ地区の強豪チームに負け引退する事になる。

中学時代のほとんどをサッカー部で過ごし、大好きなバスケ部へと戻った3年間。

高校進学へと進路を決める時、ある決断を心の中に決めた。



中途半端な自分にさらば!



大好きだったバスケを辞めてサッカー部へ入部した自分だったが、諦めの悪い自分はバスケ部に戻った。

そんな中途半端な中学時代を過ごした自分にある決意が芽生えた。

強豪校で高校3年間バスケを辞めずに引退したい。

高校では本気でバスケをしようと決心した。

県外の強豪校に行く程の技術も無く、光った実績があるわけもなく、なんの根拠もないけどやれる自信だけはあった。

自分の中で決めた最低ラインは"県内で4強"全国大会に出場する可能性のある強い高校で"本気の"バスケをする事だった。

自分が小学、中学生の頃に当時強豪校であった中部工業、現在の美来工科へと進学する事を決めた。

その後、進学することになった美来工科で自分のバスケ人生に大きく影響を与える人との出会いが生まれる。


高校編へ続く。


新城真司 #40

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